地域新電力を選ぼう

料金以外にも注目したい電力自由化

 電力自由化では「電気料金が下がる」ということばかりが注目されています。一円単位で料金プランを比較して、「最安」のプランを選ぶ・・という人も多いようです。しかし、自由化のメリットは単に「料金を比べられる」というだけではありません。電気の購入先を自分の責任で選ぶことが出来るという点にも、ぜひ注目していただきたいです。単に料金が安いだけの新電力だけでなく、「地域新電力」も一度検討してみてください。


地域新電力とは?

 地域新電力と一般的な新電力の最大の違いは、電気の地産地消という点です。「地元で作った電気を地元で使う」のが地域新電力の特徴です。石油化学コンビナートの一角に立つ巨大な発電所の電気を届けるのではなく、地元にある「小さな発電所」で作った電気を届けてくれます。
 今後は「地元」以外の地域にも電気を供給する地域新電力も出てくると思います。こうした形で供給エリアが広域に拡がると、「地産地消」ではなく「産地直送」という表現が適切になるでしょうが、これも広い意味では「地域新電力」に含まれます。


地域新電力のメリット

 地域新電力を選ぶ理由は2つあります。
 まずは「環境・エコ」という点です。多くの地域新電力は「再生可能エネルギー」で発電をしています。日照時間が長い地域は太陽光発電、風が強いところは風力発電、森林資源が豊富な地域はバイオマス発電といった具合に、地元の強みを活かした形で、複数の発電方式を組み合わせながら環境負荷の低い電気を作っています。
 2つ目のメリットは、「地域振興」です。例えば、最近は木材価格の大幅な下落や高齢化を理由に、林業の衰退が著しいです。そして山が荒れ果て、土砂災害や花粉症の深刻化を招いています。こうした地域に木材(間伐材など)を燃料とするバイオマス発電所を建設すれば、林業の振興が期待出来ます。雇用が生まれ、所得も増えて地域経済の活性化に繋がるという期待もあります。地域経済で循環するお金が増えることで、長い目で見れば自分の懐も温まっていくかもしれません。


地域新電力のデメリット・弱点

 地域新電力の最大の弱点は、料金に競争力が無いという点です。分かりやすく言えば、電気代が高いということです。特に今は原油やガスの値段が世界的にとても安くなっていますから、大きな発電所で天然ガスを燃やした方が圧倒的に安く発電出来る状態です。安さを追い求めるなら、地域新電力はあまりおすすめできません。


 しかし、上でも説明しているとおり、地域新電力は地元を活性化する切り札にもなります。短期的な利益を追い求めて料金が安い会社を選ぶか、少し高くても長期的な視野に立つかはあなた次第です。電力自由化後は、全て消費者の選択に委ねられます。




地域新電力の一覧

 泉佐野電力(大阪府泉佐野市)
 とっとり市民電力(鳥取県)
 浜松新電力(静岡県浜松市)
 はりま電力(兵庫県)
 中之条新電力(群馬県中之条町)
 水戸電力(茨城県)
 鹿児島電力(鹿児島県)
 北上新電力(岩手県北上市)
 湘南電力(神奈川県)
 みやまスマートエネルギー(福岡県みやま市)
 やまがた新電力(山形県)
 和歌山電力(和歌山県)


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