二酸化炭素排出量(CO2)が少ない電力会社のランキング

二酸化炭素排出係数(CO2排出係数)とは?


 環境負荷を見る指標の一つに、「二酸化炭素排出係数」というものがあります。これは1kWhの電気を発電するために排出したCO2(二酸化炭素)の量を表すもので、発電する際の環境負荷が如実に反映されるようになっています。例えばCO2排出係数が「0」なら二酸化炭素を全く排出せずに発電した電気を供給している、ということになります。


1kWhの電気を作るのに排出したCO2の重さ
二酸化炭素排出係数(CO2排出係数)


CO2排出係数のランキング(新電力編)


電力会社 CO2排出係数
調整後
(kgCO2/kWh)
実排出量
(kgCO2/kWh)
JX(ENEOSでんきを運営) 0.306 0.325
昭和シェル石油 0.353 0.372
サイサン(エネワンでんき 0.364 0.383
ワタミファーム&エナジー 0.498 0.517
丸紅 0.487 0.482
エネット 0.462 0.454
洸陽電機 0.545 0.536
イーレックス 0.469 0.662
ミツウロコグリーンエネルギー 0.498 0.466
JCOM電力
(サミットエナジー)
0.503 0.413
大一ガス 0.776 0.793
大東エナジー 0.541 0.560
新電力おおいた 0.565 0.449
HTBエナジー(H27年度) 0.586 0.615
ナンワエナジー 0.601 0.602
新出光(イデックスでんき 0.646 0.513

環境省 平成26年度実績データ(調整後)
もしくは各社公式サイトから
家庭向け参入企業を抜粋

 新電力の多くは、最新の高効率なLNGガス火力発電によって発電をしています。排出係数を押し上げる石油、石炭火力の割合が低い(もしくはゼロ)ため、排出係数が大手電力よりも低くなることが多いです。


旧地域独占会社編


電力会社 CO2排出係数
調整後
(kgCO2/kWh)
実排出量
(kgCO2/kWh)
中部電力 0.494 0.497
東京電力 0.496 0.505
関西電力 0.523 0.531
東北電力 0.573 0.531
九州電力 0.598 0.584
北陸電力 0.640 0.647
北海道電力 0.688 0.683
四国電力 0.688 0.676
中国電力 0.709 0.706
沖縄電力 0.816 0.816

環境省 平成26年度実績データ(調整後)から

乗り換えによるCO2削減効果は絶大!


新電力への乗り換えでCO2削減  月300kWhの家庭が、東京電力からENEOSでんきに乗り換えたとしましょう。
 CO2排出係数の差は0.199ですから、年間の削減量は716.4Kgになります。排出係数ベースでは-38.3%なので、「チームマイナス6%」どころの話ではないですよね。


 1世帯あたりのCO2排出量は年間で5370Kgで、その内49.0%は電気の使用によるものです(出典:温室効果ガスインベントリオフィス) つまり、電力会社を乗り換えるだけで家庭全体のCO2排出量を18.7%削減出来るということになります(東電-ENEOSを比較した場合)




「調整後」「実排出量」の違いは?


 「固定価格買取制度」によって買い取られた電気を使用する場合、CO2排出係数を「全国平均のCO2排出量」で計算することが定められています。


 固定価格買取制度で買い取られた電気(いわゆる「FIT電気」)は、国民全体で負担している「再生可能エネルギー賦課金」を使って高い値段で買い取られているものです。そのため、特定の電力会社・利用者だけがその恩恵を受けられるのはおかしい、ということでこのような取り決めがされました(みんなのお金で買ったものを、誰かが独り占めするのはおかしい、という理屈です)


 このFIT電気のCO2排出係数などを調整した後の値が「調整後」の排出係数で、FIT電気をそのまま再エネ(排出量ゼロ)でカウントしたものが「実排出量」、というのが大雑把なイメージになります。


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