ソフトバンクでんきのメリット・デメリット

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ソフトバンクでんきの概要


運営会社 ソフトバンク 電力調達 SBパワー(子会社)
供給エリア 北陸、九州のぞく 契約条件 特に無し

ソフトバンクでんきの特徴


 ソフトバンクが主にスマホやネット契約者向けに提供している「ソフトバンクでんき」の「おうちでんき」を詳しく解説します。なお、ソフトバンクでんきはおうちでんきの他にも自然でんきくらしでんきを展開しています(こちらはセット割引が無い)


 ソフトバンクでんきは料金水準としては新電力会社の中でもかなり「渋い」と言える内容ですが、一人暮らし世帯のみお得に使える可能性があります。デメリットや注意点とあわせて詳しく解説します。


公式サイト

料金プランとサービスの解説


乗り換えでいくらお得になる?


 乗り換えで、電気料金がどれくらい安くなるのか。世帯人数別の平均使用条件で大手電力の標準メニューと電気代を比較します。


シュミレーション条件
お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
北海道電力エリア
おうちでんき
-1320円 -1320円 -1320円 -1320円
東北電力エリア
おうちでんき
試算不能 試算不能 試算不能 試算不能
東京電力エリア
おうちでんき
試算不能 試算不能 試算不能 試算不能
中部電力エリア
おうちでんき
-1792円 -2365円 -2515円 -2675円
関西電力エリア
おうちでんき
試算不能 試算不能 試算不能 試算不能
中国電力エリア
おうちでんき
-1320円 -1320円 -1320円 -1320円
四国電力エリア
おうちでんき
-1320円 -1320円 -1320円 -1320円
沖縄電力エリア
おうちでんき
-1320円 -1320円 -1320円 -1320円

 当サイトの試算には1回線分のセット割引きを含めています。


 一人暮らし世帯でソフトバンクの通信回線を契約している場合は、他の新電力と比較しても最安水準と言える料金水準です。通信回線が2回線以上あるとかなりお得です(試算は1回線分)


 なお、東北・東京・関西電力エリアでは30分ごとに電気料金の単価が変わる市場連動型プランに移行しています。電力取引価格に連動して料金単価が変動します。事前の予測が出来ないため試算が出来ません。また、電力取引価格はしばしば暴騰することがあり、暴騰すると市場連動型プランの電気代が高額になるため当サイトでは市場連動型プランの契約を推奨していません。東北・東京・関西電力エリアにお住まいの方にソフトバンクでんきは推奨しません。


公式サイト

セット割引は?


 既に何度も触れているように、ソフトバンクの通信回線の契約があると毎月の料金が割引になります。対象サービスは以下のとおり。



 1回線につき毎月110円の割引が適用されます。例えばソフトバンクのiPhoneと、自宅でSoftbank光を契約している場合は月220円の割引です。2人以上の世帯ではこの割引を加味しても他の多くの新電力会社の方がお得ですが、一人暮らし世帯では1回線でもお得です。


 ただし、注意点もあります。
 この割引が適用されるのは最初の2年間だけで、それ以降は割引額が月55円に減額となります。55円引きの場合は一人暮らし世帯でも「大してお得ではない」です。


ソフトバンクショップ


 また、東京ガスの都市ガス供給エリアのみ都市ガスとのセット割引き「ガスセット割」を提供しています。


解約時の違約金は?


 解約する際に550円解約事務手数料が発生します。
 これは契約期間などに関係無く掛かるので注意してください。


 また、「初月無料」キャンペーンの適用を受けた場合、一定期間内に解約すると違約金が発生する場合があります(1年未満の解約で3千円など) キャンペーン情報をよく確認してください。


支払い方法は?


 口座振替とクレジットカード払いに対応しています。
 通信回線とセット契約にする場合は、通信料金と一緒にまとめて支払うことが可能です。


公式サイト

ソフトバンクでんきの評価


 


一人暮らし世帯ではお得。


 前半でも触れたように、ソフトバンクでんきは電気料金自体は大手電力会社とほぼ変わりません。月100円のセット割引が契約するメリットと言えます。


 2人以上の世帯では、電気料金だけで月数百円以上安くなる新電力会社が数多く存在します。したがってセット割引を加味しても、ほかにもっと安くなる選択肢はいくらでもあると言えます。


 一方、一人暮らし世帯では分母となるもともとの電気代が安いため、月110円の割引が効果を発揮します。特に20A以下の契約では最安値水準となるでしょう。


解約事務手数料に注意


 ソフトバンクでんきを解約する際に、「いつでも」解約事務手数料が550円発生します。他の新電力会社では「1年契約すれば違約金・手数料無し」といった条件のところが多いですが、ソフトバンクでんきは何年契約しても手数料が掛かるので注意が必要です。


公式サイト

環境面・エコ


 ソフトバンク子会社のSBパワーが電気を供給します。SBパワーは電源構成を公表していないため、内訳は不明です。


 環境省が2022年1月に公表したSBパワーのCO2排出量は1kWhあたり524g(2020年度実績)と、新電力会社の中では平均的と言える水準です。


東北・東京・関西電力エリアは注意 市場連動型プランとは


 ソフトバンクでんきは東北・東京・関西電力エリア(加えておうちでんきが対応していない九州)で市場連動型プランと呼ばれる特殊な料金体系に移行しています。


 市場連動型プランでは、「電力取引価格」に連動して電気代の単価が30分単位で絶えず変動します。電力取引価格が高くなると電気代が高くなり、下がると電気代も安くなります。


 電力取引価格はしばしば暴騰することがあり、そのようなタイミングではソフトバンクでんきの電気代が「高額」になる恐れがあります。過去の高騰時を例にすると、大手電力標準メニューの1.5倍以上の電気代になるケースもあります。


 リスクが大きいため、このような市場連動型プランの利用は推奨しません。東北・東京・関西電力エリアにお住まいの方にソフトバンクでんきは推奨しません。それ以外の地域にお住まいの方にのみ、おすすめします。


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