誰も教えない「電気料金比較サイト」の正しい使い方

電気料金比較サイトの「正しい」使い方とは


 電力自由化で電力会社を選ぶのに便利な「電気料金比較サイト」
 誰でも簡単に使えるように工夫したサービスが人気を集めていますが、多くの人が「誤った使い方」をしているようです。実際に料金比較サイトを運営している私が、その正しい使い方を教えます!


注意すべき3つのポイント


 電気料金比較サイトを使う上で注意すべき「3つのポイント」があります。


「料金」ではなく「使用量」を入力すべし


 毎月もらう電気の「検針票」には様々な情報が載っています。ですが、多くの人はその月の電気料金の「金額」しか見ていないのではないでしょうか? その影響で、料金比較サイトにも「金額」を入力してシュミレーションをしている人が多いようです。



 ですが、金額からのシュミレーションは誤差が大きくなりやすいという大きな欠点があります。支払い金額には「口座振替割引」や「燃料調整費」「再生可能エネルギー賦課金」など様々な変動要因が含まれてしまうため、誤差が大きくなりやすいのです。


 実際に「カカクコム」で、私の手元にある「150kWh・3771円」の4月分の検針票を元に試算をしたところ、以下のような差が出てしまいました(使用量or金額以外は全て同条件で入力)


対象 金額で試算
お得額
使用量で試算
お得額
HTBエナジー 1874円 2272円 398円
洸陽電機 1324円 1692円 368円
Looopでんき 1455円 714円 741円

 同じプランの「お得額」に300円以上の差が出ました。あわせて、お得な電力会社のランキングにも変動が見られました。わずかな使用量の世帯でもこれだけの違いになりますから、使用量が多ければ更に差が開きます。


必ず複数の比較サイトを比べよう

料金比較サイトは複数使おう

 それぞれの比較サイトによって、シュミレーションの仕方が若干異なります。また、掲載している電力会社の数が大きく異なります。一つの比較サイトのシュミレーション結果を鵜呑みにするのではなく、必ず複数の比較サイトの結果を比べながら検討しましょう。


電気料金の比較シュミレーター

最後は必ず自分で計算しよう


自分で電気料金を計算しよう  料金比較サイトの結果を鵜呑みにすると、損をする可能性があります。


 料金比較サイトの試算は、統計的に多くの人が取るであろう条件を前提としています。例えば、もしあなたが海外出張で何ヶ月も自宅にいない生活をしているとすれば、料金比較サイトの試算は全く無意味です。


 海外赴任は極端な例ですが、電気料金が今より高くなってしまうという最悪の事態を防ぐためにも、候補の電力会社を数社に絞った時点で、自分で電卓を叩いて電気料金を計算してください。1ヶ月分でかまわないので、必ず確認することをおすすめします(出来れば、使用量が少ない月での試算を推奨)


料金比較サイトはとても便利です

使い方次第では有意義な料金比較サイト

 何十社という選択肢の中から、最適な候補を示してくれる「料金比較サイト」はとても便利です。また、現実的な問題として自分で1社ずつ情報収集をして乗り換え先を選ぶというのは不可能に近いです。料金比較サイトは使い方次第ではとても便利で、有意義なものですからぜひ活用してください。





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