関西電力の電気料金値下げを詳しく解説します

関電の値下げを詳しく解説します


 2017年8月に続き、2018年春に再び電気料金の「値下げ」を行うと発表した関西電力(後に延期) その値下げについて、マスコミ報道などを元に詳しく・分かりやすく解説します。



値下げの概要


 値下げの概要を簡単に説明します。


なぜ値下げするの?


原発の再稼働による値下げ


 前回2017年8月実施の値下げは高浜原発3・4号機の再稼働(5月〜)による収支改善にともなうものでしたが、今回の値下げも同様に大飯原発3・4号機の再稼働(2018年3月を予定)が理由となりそうです。
 再稼働により月90億円の収益改善が見込まれるとされています。


 大飯原発をめぐっては2017年5月に原子力規制委員会が「新規制基準」に適合するという判断を下していましたが、11月27日に福井県知事が再稼働に同意したため、正式に再稼働することが決定しました。


いくら安くなるの?


 気になる値下げ幅ですが、家庭向けは「3〜5%」となりそうです(日本経済新聞2017年11月28日)


 仮に3%の値下げとすると、2人暮らし世帯の平均使用量(月348kWh)では月256円/年間3072円安くなるという結果になります。


 ちなみに、前回の値下げは実質「2.73%」程度(燃料調整費額の大幅値上分を考慮)でしたが、それより幅が大きくなるのは今回再稼働する原発の規模が大きいためです。


 前回再稼働した高浜3・4号機の合計出力は174万kW(87.0万kW×2)に対し、今回再稼働する大飯3・4号機は236万kW(118.0万kW ×2)です。


いつから安くなるの?


 値下げの詳細な時期は公表されていませんが、新聞報道によれば「春以降」になるとされています。


 前回再稼働した高浜原発では、2017年5月に4号機が、6月に3号機が再稼働した後、8月1日以降の電気料金が値下げというタイムスケジュールでした。


 今回は大飯3号機が1月、4号機が3月に再稼働するので、前回のスケジュール感で進めば5月前後から値下げになると予想できます。


時期 前回 時期 今回
2017/5 高浜4号機が再稼働 2018/3 大飯3号機が再稼働
2017/6 高浜3号機が再稼働 2018/6 大飯4号機が再稼働
2017/8 値下げ

 当初の報道では取り消し線で説明している通りのスケジュールだったのですが、ほんの数日で「撤回」し、延期となりました。


 神戸製鋼の部材を大飯原発で使用していたため、自主的な点検をするということで再稼働を延期したためです。


 昨年の再稼働→値下げと同じようなスケジュールになってしまったため、値下げは夏頃になりそうです。


新電力への乗り換えはどうなるの?


 関電が値下げするなら乗り換えなくてもいいのでは。
 すでに新電力を使っているんだけどどうすればいいの?


 といった不安を感じる人も多いと思うので、迎え撃つ新電力側の動きも紹介します。


引き続き新電力の方がお得です


 上でも説明したように、関電の値下げ幅は「3〜5%」であるため、当サイトで紹介している多くの新電力の方が引き続きお得です。


 ただし、条件によっては関電より高くなってしまうケースも出てくることもあると思います。例えば一人暮らし世帯や、関電と比べて現状でお得幅が小さい会社をお使いの場合が当てはまります。


今から乗り換えるなら○○な会社がおすすめ


 関電の「値下げ」までに半年近くあるので、今乗り換えれば春までに5千円以上の節約になります(2人以上の世帯)


 とはいえ、今後どうなるのか分からないのに乗り換えるのは不安だ、という人もいると思います。そんな時は、解約時の違約金が発生しない新電力を選ぶのがおすすめです。


今から契約するなら解約違約金の掛からない会社がおすすめ


 契約から1年以上使わないと解約時に違約金(数千円程度)が掛かる新電力も多いですが、短期間で解約しても違約金が掛からない会社もあります。例えばLooopでんきなどがそうです。


 値下げ後に関電に戻すことも簡単に出来ますし、他の新電力に切り替えるのもネットで簡単に手続きできます。


 Looopでんきは電気料金の面でも、関西で最安値圏(2人以上の世帯)なのでおすすめです。


追随値下げも活発になるでしょう


 前回2017年8月の関電の値下げの際には、多くの新電力も追随して値下げを行いました。7割近い新電力が追随値下げを行いました。


新電力の追随値下げも活発になる


 例えば関西で契約件数1位をほこる大ガスの電気は現状で関電より「3%安」なので、関電が3〜5%値下げすると関電より高くなってしまいます。それでは誰も契約してくれなくなるので、当然値下げをするはずです。


 新電力が追随値下げをした場合、値下げ前に契約した顧客にも値下げ後のプランが自動で適用されます。




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