仮想通貨のマイニングの電気代を安くするには

仮想通貨のマイニング用の電力をどうするか。


 ビットコインを始めとする仮想通貨のマイニング。GMOやSBI、DMMなどの大手企業もこぞって参入する注目の新ビジネスですが、個人で参戦している人も増えているようです。


 この記事では、マイニングの採算を大きく左右する「電気代」の削減について、電力自由化の専門家の立場からアドバイスしたいと思います。



電力会社を乗り換えよう


 マイニングの電気代を安くする最も簡単な方法は、電力自由化で選べるようになった「新電力」の中から、電気料金が安い会社・プランを選ぶことです。


選び方のポイント


 では、マイニング用のマシンを動かすにはどのような会社を選べばいいのでしょうか。


 日本の電気料金は「3段階制」といって、使用量が増えるごとに単価が高くなる仕組みを取っています。1〜120kWhの部分は19円、121〜300kWhが25円、300kWh超が30円といった具合に、使用量が増えると割高になります。


三段階制電気料金の解説


 マイニングでは大量の電気を使用するため、基本料金や第一・二段階の単価も無視は出来ませんが、特に三段階目の単価に注目してプランを選ぶことが重要です。


 料金比較については一つ一つ調べていくのは面倒なので、当サイトの地域別の料金比較表などを参考にしてください。4人世帯を想定したシミュレーションを見て頂いて、そこで最安の会社がマイニングに最適かと思います。


マイニング専用プランも登場


 マイニング用の電力プランというものも登場しています。


 低料金で当サイトでも人気を集める「Looopでんき」が2017年秋に発表した「マイニングフラット」というプランが、日本初の「マイニング用プラン」となります。



 このプランは基本料金が1kW相当(10A or 1kVA)ごとに6170円(30Aなら18510円)で、毎月1kWあたり250kWhまで定額(30Aなら750kWh)となるプランです。251kWhを超えた部分については22円/kWhの従量料金が発生します。


 6170円で仮に250kWhぴったり使うと1kWhあたり24,68円と、東電の従量電灯Bプランの3段階目単価(30.02円)と比べて大幅に割安。超過分の「22円/kWh」というのは更に爆安です。


 当初は東電管内のみの対応となります。


電気料金が安い地域で採掘する


 更に本格的にマイニングするなら、電気料金が安い地域に拠点を置くのもおすすめです。


国内でも大きい電気料金の地域間格差


 日本国内の電気料金は、地域によって大きな格差があります。
 全く同じ量を使っても、北陸電力と北海道電力では一ヶ月に2千円以上の差になります(300kWhで試算:2人世帯の平均使用量くらい) 


 また、全国展開の新電力でも地域ごとに料金は異なります。なので、電気料金が安い地域で、安い新電力と契約することが電気代の面では最も有利となります。


マイニングするなら北陸地方


マイニングするなら電気料金が安い北陸


 日本で一番電気代が安いのは、北陸電力のエリアです。
 北陸電力の従量電灯B・3段階目の単価は22.98円/kWhと、東電の30.02円/kWhや関電の29.94円と比較して圧倒的に安いです(他に燃料費調整額などの変数がある点は注意)


 また、そんな北陸エリアでもLooopでんきは一般家庭用のプランで21円/kWh(3段階制でなく一律料金:基本料金無し)という、日本で最安級の低料金です。東電エリアでマイニングするよりも、1kWhあたり9.02円も安いです。


本気でやるなら海外も


電気料金が安い海外でマイニングをする


 マイニングで大きなシェアを握るのは中国。また、マイニングに参入する日本の大手IT企業でも、例えばGMOは北欧に拠点を置くといいます。


 日本の電気料金の水準は、低コスト(環境負荷は大きい)な石炭火力発電や原発が中心の中国や、同じく低コストな水力発電中心の北欧(ノルウェーやスウェーデン)と比較すると大幅に高いです。


 本気でやるなら海外も視野に入れる必要がありそうです。




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