坊ちゃん電力の口コミ・評判

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坊ちゃん電力の概要


親会社 サイサン 電力調達 他社提携発電所、卸市場
供給エリア 北海道、北陸、沖縄除く全国 契約条件 地域によっては
30A以上


坊ちゃん電力の特徴

・親会社は、松山市にある太陽光発電システム業者の潟fンカシンキ
・地産地消で地域経済の活性化を推進
・契約事務手数料が掛かる


愛媛の坊っちゃん電力


 愛媛県松山市のソーラーパネルの販売などを手掛ける、潟fンカシンキが設立した新電力です。2019年1月に埼玉県に本社を置くプロパンガス中堅の「サイサン」に売却されました。


 「愛媛で生まれた電気を愛媛で使う」というキャッチコピーを掲げている通り、電気の地産地消を掲げています。自家発電設備を持つ県内企業から電気を購入したり、卸電力市場などから電気を調達して「四国全域(離島は除く)」の家庭や企業に電気を届けます。2年後には四国でのシェア3.3%、10年後には10%という目標を掲げています。




料金プランの解説


坊っちゃんプラン


 四国電力の「従量電灯」プランにあたります。多くの家庭がこちらのプランになります。


シュミレーション条件
お得率と年間節約額
1人
月170kWh
2人
月348kWh
3人
月391kWh
4人
月437kWh
東京電力エリア
粋な坊っちゃん
20A契約不可 -5.5%
-6201円
-7.4%
-9825円
-8.9%
-13633円
関西電力エリア
まいど坊っちゃん
-1.7%
-772円
-3.8%
-3859円
-4.2%
-4849円
-4.5%
-5909円
中国電力エリア
瀬戸の坊っちゃん
+4.9%
+2280円
-6.0%
-6416円
-7.0%
-8547円
-7.8%
-10827円
四国電力エリア
坊っちゃん
+2.6%
+1231円
-6.7%
-7240円
-8.0%
-9841円
-9.0%
-12623円
九州電力エリア
よかばい坊っちゃん
+9.5%
+4367円
-5.9%
-5910円
-6.7%
-7865円
-7.3%
-9879円

 料金水準はおおむね「上の下」くらいで、トップクラスの安さではないものの十分安いと言える水準です。


 ただし、詳細は記事の最後で解説していますが、契約時に2500円の「契約事務手数料」が掛かる点は見逃せません。試算には含めていないこの金額を考慮すると、お得感は低いです。


 料金シュミレーターでも確認してみてください。


 なお、この料金プランには燃料費調整の上限が設定されていません。上記の料金シミュレーションでは燃料費調整の上限を考慮していないため、燃料価格の推移によっては試算値よりも高くなる場合や、燃料費調整に上限を設けている大手電力の従量電灯よりも高くなる場合があります。他の料金比較サイトを利用する場合も注意してください。料金一括シミュレーションでは最新月の燃料費調整単価をもとに試算できます(市場連動型の調整単価は一部未反映)


マドンナプラン(オール電化用)


 新電力としては珍しく、オール電化用プランがあります。
 四国電力の「スマートeプラン[タイプL]」と比べて、昼間の料金は安くなっていますが、夜間(23〜翌9時)の単価が26.8%高く設定されています。電気の使い方にもよりますが、四国電力からの乗り換えは慎重に考えた方がよいでしょう。


解約時の違約金は?


 特に違約金が発生することはありません。


支払い方法は?


 公式サイトでの説明が分かりづらいですが、口座振替とクレジットカード払いに対応しています。


坊っちゃん電力の評価


契約事務手数料という落とし穴


 坊っちゃん電力は契約時に「契約事務手数料」が発生します。金額は2500円なので、実際にお得になる金額はシミュレーション結果よりも2500円少なくなります。


 契約事務手数料を取っている新電力は全国でもほとんど無いので、残念です。


 一般的な話ですが、電気の契約を受け付けて申込みを処理するのに平均して20分程度の作業が必要になるそうです。そうしたコスト(主に人件費)を顧客に「目に見える」形で負担させていると理解しました。


サイサンに売却


 坊っちゃん電力は2016年の電力自由化以来、四国を中心に電力を供給してきましたが、2019年1月になってプロパンガス中堅で「エネワンでんき」を提供しているサイサン(埼玉県)に売却されました。


 坊っちゃん電力を含め中小の新電力は経営が厳しいところが多く、売却が相次いでいます。いまのところサービスなどの変更は公表されていません。




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