マンション・アパートの共用部におすすめの新電力は

共用部の電気代を削減しよう


 一棟マンション・アパートの大家さんや、管理組合の方向けの記事です。電力会社を切り替えるメリット・デメリットや、料金が安いおすすめの電力会社を紹介します。



切り替えのメリット


 まずはマンション・アパート共用部の電力会社を切り替えるメリットを紹介します。


電気の安定性は変わらない


マンション、アパートの共用部の電気代を安くする


 メリット以前の問題ですが、電力会社を新電力に切り替えることで電気の質が変わることはありません。停電が増えるといったことは無いので安心してください。


 電力自由化の制度上、安定性はしっかりと担保されています。
 契約した会社が仮に倒産しても、一時的に送配電会社が供給を保障してくれるので、直ちに停電するということも無いです。


 全国各地の警察署や都道府県庁、空港や皇居なども競争入札により、新電力が電気を供給しています。


 また、工事費用など初期費用も掛かりません(契約事務手数料を取る会社もごく一部ある)


毎月の電気代が10%以上安くなる場合も


 分かりやすい、最も大きなメリットは料金が今より安くなる点です。


 使用状況や地域にもよりますが、平均で5〜10%程度の削減が可能です。
 例えば30A・月348kWhの電気を使う小規模マンションの場合、年間8千円の経費削減が可能です。エレベーターを動かす低圧電力もあわせて切り替えることで、年間2万円近い削減になります(1K中心、15戸のマンションを想定)


環境に配慮した電気も選べる


 電気料金以外の差別化ポイントとして、「環境配慮」を売りにしている新電力があります。


 例えば後半の「おすすめ」で詳しく紹介する「Looopでんき」は、低料金でありながら再生可能エネルギーの電気を26%使用しています。また、料金は安くありませんが再生可能エネルギー100%という会社もあります。


 そうしたプランを契約することで、環境に配慮したマンション・アパート経営を入居者にアピールすることが可能です。退去率の低減にも貢献するかもしれません。


30分ごとの使用量をWEBで確認できる


 新電力の多くは「見える化」といって、WEBの管理画面から30分ごとの電気使用量の推移をグラフで確認できる機能を提供しています。


 本来は電気の使い方を見直す(エアコンの使用パターンを工夫するとか)ための機能ですが、アパートやマンション共用部の場合は防犯や電気窃盗の監視にも役立つ機能です。


Looopでんきの「見える化」

Looopでんきの「見える化」

デメリットは?


 切り替えることで、デメリットもあります。


支払い方法が限定される場合も


 大手電力会社と比べて、支払い方法が限定される場合があります。


 「コンビニ払い」に対応している新電力はほとんどありません。あとはカード払いのみ対応の会社や、口座振替のみの会社もあります。申し込む前に確認しましょう。


おすすめの新電力は? 安い電力会社を紹介


 マンション・アパートの共用部の電気の「使われ方」を考慮して、料金が安くなるおすすめの新電力を紹介します。


Looopでんき


Looopでんき


 Looopでんきは、太陽光発電所の運営や設備の販売を手がける株式会社Looopの新電力サービスです。供給される電気の内、26%は再生可能エネルギーで調達しています。


 アパートや小規模マンションに適した「おうちプラン」の場合、基本料金0円という特徴的な料金体系になっています。


 集合住宅の共用部は普段は廊下の明かりやオートロックなどでしか電気を使いませんが、清掃などの作業が入る時にあわせて大き目のアンペア数で約していることが多いです。
 そうした時に、この「基本料金0円」が効いてきます。詳しくは公式サイトの「料金シミュレーション」で確認してください。


 参考までに、関西で月348kWhの使用量がある場合は年間10708円安、関電より10.8%の削減になります。


Looopでんき公式

HTBエナジー


HIS系のHTBエナジーが一人暮らしにおすすめ


 HTBエナジーは大手旅行代理店、エイチ・アイ・エスが設立した新電力です。


 HTBエナジーの料金プランの特徴は「一律5%オフ」(一部地域を除く)という分かりやすい料金体系です。大手電力会社と比較して5%安くなる料金プランです。


 規模が小さいアパートやマンションは電気の使用量が少なく、場合によっては新電力に乗り換えない方が「安い」こともあります。HTBエナジーは使用量が少なくても安くなる点が他社との違いです。Looopでんきと同様に、「見える化」も利用できます。


 関東で30A、月348kWhの使用量がある場合は年間5547円安くなる計算です。


HTBエナジーの公式サイトを見る

高圧・超高圧電力を使っている場合は


大型マンションの高圧電力・超高圧電力も安くできる


 規模が大きなマンションの場合、「高圧電力」や「超高圧電力」を利用しているケースもあります。その場合も、新電力への切り替えは可能です。


 高圧・超高圧については「定価があって無いようなもの」なので個別に見積もりを取ることをおすすめします。以下の記事で詳しく説明しているのであわせてご覧ください。


エレベーターの電気代も安くなります


 前半でもチラッと紹介しましたが、エレベーターを動かす「低圧電力(動力)」も切り替えが可能です。電灯契約と別々の会社を利用することも出来ます。


 低圧電力については以下の記事で詳しく比較できるので、こちらを参考にしてください。小規模マンションのエレベーターの場合、やはり年間1万円前後の削減になります。




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