電気料金比較表 沖縄電力エリア版
電力自由化スタート当初は参入する企業が一つも無かった沖縄電力エリア。徐々にではありますが、選択肢が増えつつあります。そんな沖縄で選べる新電力を一覧表で比較します。
電気料金比較表
世帯人数ごとの「平均使用量」で試算した、沖縄電力標準メニューと比較した年間でお得になる金額の目安です(並び順は4人世帯で安い順 市場連動型プランは料金変動が著しく大きいため試算は掲載していません)
年間節約額 | 月170kWh |
月348kWh |
月391kWh |
月437kWh |
|
のむシリカ電力 従量電灯公式サイト |
-1163円 | -3535円 | -4361円 | -5244円 | 解約事務手数料3300円 水が箱でもらえる |
エネワンでんき エネワン300公式サイト |
+68726円 | -3194円 | -3703円 | -4246円 | 1年内の解約で3300円 |
楽天でんき プランS公式サイト |
+2947円 | -442円 | -2008円 | -3682円 | 解約違約金無し |
auでんき (D)プラン公式サイト |
-362円 | -1505円 | -1705円 | -1918円 | 解約違約金無し |
沖縄ガス 従量電灯 |
-600円 | -888円 | -1146円 | -1422円 | |
ソフトバンクでんき おうちでんき従量電灯B公式サイト |
-1320円 | -1320円 | -1320円 | -1320円 | 通信契約者向け 解約事務手数料550円 |
Looopでんき スマートタイムONE公式サイト |
試算不能 | 試算不能 | 試算不能 | 試算不能 | 市場連動型につき 試算不能 解約違約金無し |
よかエネ よかエネSOUTH電灯 |
試算不能 | 試算不能 | 試算不能 | 試算不能 | 市場連動型につき 試算不能 解約違約金無し |
UQでんき | -362円 | -1505円 | -1705円 | -1918円 | 新規受付終了 UQ回線契約者向け |
沖縄でおすすめの電力会社は?
料金シミュレーションをもとに、条件別におすすめの割安な新電力を紹介します。
1人暮らしにおすすめの電力会社
沖縄で1人暮らしの場合、ソフトバンクでんきかauでんきをおすすめします(auでんきはau回線の契約が無い方でも利用可能) 沖縄電力との料金比較は以下のとおり。
条件 | 年間節約額 | |
---|---|---|
1人世帯 月170kWh |
2人世帯 月348kWh | |
auでんき | -362円 | -1505円 |
ソフトバンクでんき 通信契約者 |
-1320円 | -1320円 |
ソフトバンクのスマホやネット回線を契約している場合は、ソフトバンクでんきが安いです。通信回線1回線につき110円/月(2年目まで)の割引があります。当サイトの試算では1回線分の割引を含めています。解約時に550円の解約事務手数料が掛かります。
ソフトバンクの通信回線を利用していない方にはauでんきがおすすめです。ポイント還元により、沖縄電力より実質約0.5〜1%安くなります。解約違約金や初期費用などもありません、
2人以上世帯におすすめの電力会社
2人以上世帯では、のむシリカ電力がおすすめです。沖縄電力の標準メニュー(従量電灯)との料金比較は以下のおとり。
世帯人数・使用条件 | 年間節約額 |
---|---|
2人世帯 月170kWh |
-3535円 |
3人世帯 月391kWh |
-4361円 |
4人世帯 月437kWh |
-5244円 |
沖縄電力エリア、2人以上世帯の平均的な使用条件では最安水準の料金プランです。解約時に3300円の解約事務手数料が発生する点はデメリットと言えますが、初回契約時に500mlの水24本がもらえるのでその分でペイできます。契約を継続すると前年の電気料金に応じて水が箱で毎年もらえます。
オール電化住宅には?
オール電化住宅にお住まいの場合は、新電力はおすすめしません。沖縄電力のオール電化用プラン(Eeホームホリデーなど)の利用をおすすめします。
現在、沖縄エリア向けにオール電化用プランを提供している新電力会社は見当たりません。オール電化プランは夜間の料金が大幅に安いため、オール電化住宅で一般の料金プランを利用するとむしろ割高になることが多いので注意が必要です。例えば月480kWhを使うオール電化住宅で楽天でんき(非オール電化プラン)を利用した場合、沖電のEeホームホリデーより月に約3500円も高くなります(モデルケースでの試算)
なぜ選べる会社が少ないのか
なぜ沖縄に電気を供給する新電力が少ないのか、その事情を解説します。
県内で電源の確保が難しい
新電力が家庭に電気を届けるには、電気をどこかから調達する必要があります。例えば自家発電設備を持っている大規模工場から購入する、といったことを本州の新電力各社は行っています。
しかし、沖縄では大規模な工場が少なく、そういった自家発電設備を持つ企業が少ないため、電気の調達が難しいと言われています。参入している新電力はいずれも沖縄電力から多くの電気を調達しています。
本州と送電線が接続していない
北海道や九州、四国はそれぞれ本州との間に送電線網が整備されているので、電力を融通し合うことが可能です。ですが沖縄の場合、それが出来ません。沖縄から鹿児島までの距離は600Km以上あり、送電線網が接続されていません。他の地域から調達するという方法を取ることが出来ません。