電気料金比較表 沖縄電力エリア版
電力自由化スタート当初は参入する企業が一つも無かった沖縄電力エリア。徐々にではありますが、選択肢が増えつつあります。そんな沖縄で選べる新電力を一覧表で比較します(2023年6月の沖縄電力値上げ対応済み)
電気料金比較表
世帯人数ごとの「平均使用量」で試算した、沖縄電力標準メニューと比較した年間でお得になる金額の目安です(並び順は4人世帯で安い順)
年間節約額 | 20A / 月170kWh |
30A / 月348kWh |
40A / 月391kWh |
50A / 月437kWh |
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楽天でんき![]() |
+2947円 | -442円 | -2008円 | -3682円 | 解約違約金無し |
auでんき![]() |
-362円 | -1505円 | -1705円 | -1918円 | 解約違約金無し au通信回線契約者向け |
UQでんき![]() |
-362円 | -1505円 | -1705円 | -1918円 | 解約違約金無し UQ回線契約者向け |
沖縄ガス 従量電灯 |
-600円 | -888円 | -1146円 | -1422円 | |
ソフトバンクでんき おうちでんき従量電灯B ![]() |
-1320円 | -1320円 | -1320円 | -1320円 | 通信契約者向け 解約事務手数料550円 |
沖縄でおすすめの電力会社は?
沖縄電力の値上げに伴う料金改定をふまえて、おすすめの割安な新電力を紹介します。
1・2人暮らしにおすすめの電力会社
沖縄で1・2人暮らしの場合、スマホやネット回線とのセット契約がおすすめです(ドコモでんきは沖縄には非対応)
auやUQのスマホやネットを契約している場合はauでんきが安いです。解約違約金や初期費用が無い点でもおすすめできます。UQやpovoを契約している人も利用できます。
ソフトバンクのスマホやネット回線を契約している場合は、ソフトバンクでんきが安いです。通信回線1回線につき110円/月(2年目まで)の割引があります。当サイトの試算では1回線分の割引を含めています。解約時に550円の解約事務手数料が掛かります。
au、ソフトバンクの通信回線の契約が無い場合は沖縄ガスか沖縄電力の従量電灯をおすすめします。


3人以上世帯におすすめの電力会社
3人以上世帯には楽天でんきがおすすめです。3人以上世帯の平均使用量(月391kWh)では沖縄ガスやauでんきなどよりも安いです。また、解約違約金や初期費用もありません。
楽天でんきは沖縄以外のエリアでは、料金が高騰するリスクがある「市場連動型」を採用していますが、沖縄では市場連動型ではないので安心して利用出来ます。

沖縄電力の値上げについて
沖縄電力では2023年6月から「従量電灯」を中心に値上げを実施します。値上げ幅は約4割です。
沖縄電力の値上げに伴い、新電力各社も2023年夏頃までに料金プランの変更(主に値上げ)を実施する可能性があります。現在新電力を契約している方は、各社の料金プランが出揃うタイミングで料金シミュレーションを再度「必ず」実施してください。今まで安かったプランが、このタイミングで割高になる場合があります。新電力は既に沖縄電力従量電灯よりも電気代が高くなっているところが多いですが、値上げ後も沖縄電力従量電灯より高くなる新電力も出てくるでしょう。
なぜ選べる会社が少ないのか
なぜ沖縄に電気を供給する新電力が少ないのか、その事情を解説します。
県内で電源の確保が難しい
新電力が家庭に電気を届けるには、電気をどこかから調達してくる必要があります。例えば自家発電設備を持っている大規模工場から購入する、といったことを本州の新電力各社は行っています。
しかし、沖縄ではそういった自家発電設備を持つ企業が少ないため、電気の調達が難しいと言われています。参入している新電力はいずれも沖縄電力から多くの電気を調達しています。

本州と送電線が接続していない
北海道や九州、四国はそれぞれ本州との間に送電線網が整備されているので、電力を融通し合うことが可能です。ですが沖縄の場合、それが出来ません。沖縄から鹿児島までの距離は600Km以上あり、送電線網が接続されていません。外から持ってくる、という方法を取ることが出来ません。