神奈川で本当に安い電力会社は?
神奈川県内に電気を供給している、電気代が本当に安い電力会社を世帯人数や使用条件ごとに細かく、分かりやすく紹介します。
目次
神奈川県で電気代が安い電力会社
条件ごとに紹介します。
一人暮らしにはCDエナジー
電気の使用量が少ない一人暮らし世帯ではCDエナジーが安いです。同社は大阪ガスと中部電力が共同出資で設立し、首都圏で展開している新電力会社です。
平均使用量で東電の標準メニュー(従量電灯B)と比較すると以下のような結果になります。
条件 | 削減率・年間削減額 |
---|---|
1人世帯 20A・月170kWh |
-3.3% -1692円 |
いくつかのプランがありますが、一人暮らしの平均使用量では「ベーシックでんき」プランが安いです。初期費用や解約違約金の発生もありません。

2人暮らし世帯には
2人暮らしの世帯では、ENEOSでんきがおすすめです。2人世帯の平均使用量では関東で上位のお得な料金プランです。平均使用量で東電より年間7237円安いです(Vプランの場合)
条件 | 削減率・年間削減額 |
---|---|
2人暮らし 30A・月348kWh |
-6.4% -7237円 |
Vプランの場合、解約違約金・初期費用はありません。解約違約金がある2年契約の場合、更に安くなります。
公式サイトではなく電気チョイスから申し込むと3000円分のキャッシュバックがあります。
3人以上の世帯には
3人以上の世帯では、CDエナジーの「ファミリーでんき」がおすすめです。3人暮らしの平均使用量では東電より年間8936円、4人暮らしの平均使用量では年間12144円安い料金プランです。
条件 | 削減率・年間削減額 |
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3人暮らし 40A・月391kWh |
-6.7% -8936円 |
4人暮らし 50A・月437kWh |
-7.9% -12144円 |
初期費用・解約違約金の発生もありません。CDエナジーは中部電力と大阪ガスが50%ずつ出資して設立し、首都圏の顧客にエネルギー供給を行っている新電力会社です。

オール電化住宅ではCDエナジーとJCOM電力
オール電化住宅では、世帯人数に関係なくCDエナジーのオール電化プランである「スマートでんき」がおすすめです。
料金単価自体は東電の現行のオール電化プラン「スマートライフ」と同じで、1%のポイント還元分お得になる料金体系です。新電力のオール電化プランは東電より高くなってしまうものも少なくない中、1%分ではありますがしっかりお得になる料金体系です。
CDエナジーは大阪ガスと中部電力が共同出資して設立された新電力です。解約違約金・初期費用はありません。

注意点としては、東電の過去のオール電化プラン(現在は新規契約の受付を終了)である「電化上手」と比較すると、CDエナジーは大幅に割高です。電化上手を契約している場合はJCOM電力のオール電化プランがおすすめです。
電化上手と比較して大幅に割高になるオール電化プランが多い中、しっかりと安くなる料金プランです。昼間と朝晩の電力量料金単価が2%安く設定されているので、東電の電化上手と比較して年間1632円程度(10kVA契約・月480kWhのモデルケースの場合)安くなります。
解約違約金・初期費用もありません。

神奈川県の平均電気料金は
電気料金 | 113433円 月9453円 |
46位/52都市中 |
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使用量 | 4166kWh 月347kWh |
48位/52都市中 |
総務省「家計調査」(2017〜19年)の横浜市の平均の年間電気料金と、平均使用量のデータです。
電気代、使用量ともに全国の県庁所在地・政令指定都市の中では少ないです。川崎市や相模原市についても40位以下となっており、神奈川県は電気をあまり多く使わない都道府県と言えます。世帯人数が少ないことや、気候が比較的温暖なことが影響しているとみられます。
神奈川県でも「ご当地電力会社」も続々登場
神奈川県内にも地域密着の「地域新電力」が続々登場しています。
各地域で設立され、主に地域での電力供給を目指している新電力会社です。電気代だけで選ぶのではなく、地域社会での経済循環という観点からも選択肢としておすすめです。