口座振替で払える新電力もある
新電力の中には口座振替(銀行引き落とし)で電気代を支払えるところもあります。口座振替で払える新電力の一覧や、口座振替を選ぶメリット・デメリットを分かりやすく解説します。
目次
口座振替で電気代を払うメリット
まずは口座振替で電気代を支払うメリットを解説します。
クレジットカードが無くても大丈夫
クレジットカードをどうしても使いたくない、あるいは諸々の事情によりクレジットカードを作ることが出来ない人もいます。カードを使わない人が選べる最も合理的な支払い方法が口座振替です。
新電力は大手電力会社とは違い、コンビニ払いに対応していない、あるいは対応していても1回数百円の手数料が掛かってしまうところが「ほとんど」です。
基本的には手数料が掛からない
新電力でも大手電力会社でも、口座振替での支払いに対して手数料が掛かるところはほとんどありません。
新電力ではコンビニ払いで1回数百円の手数料を取るところがほとんど(そもそもコンビニ払いに対応していないところが多い)なので、クレジットカードを使わずに電気代を支払いたい人にとってはもっとも「お得な」支払い方法と言えます。
口座振替のデメリット
一方で他の支払い方法と比較してデメリットもあります。
「非対応」の新電力が少なくない
支払いはクレジットカードのみ、口座振替には非対応という新電力は少なくありません。新電力だけでなく、大手電力会社でも自由化向けの新しい料金プランはカード払いのみというのは珍しくないです。
契約したいと思った電力会社が口座振替に対応していない、というケースは珍しくなく、電力自由化の選択肢を狭める要因となっています。特に電気代が「安い」新電力ではカード払いのみというところが多いです。
申込時の手続きが煩雑
カード払いの場合は、ウェブでの申込みの際にカード番号やカード有効期限をフォームに入力するだけで、支払い方法の手続きが完了する新電力が多いです。
それに対し口座振替では、書類に押印して郵送での手続きが必要となるケースがあり、カード払いと比較して手続きが面倒になる場合があります。
なお、一部新電力では一部金融機関の口座振替手続きをウェブで出来るところもあります。ただし、その場合も入力項目はクレジットカードの場合よりも多いので、やはり面倒と言えます。
口座振替割引やポイント還元が無くて損
大手電力会社の従来プランでは、口座振替に対し月50円程度の「口座振替割引」を提供しています。しかし新電力ではこうした口座振替割引を提供しているところは皆無と言える状況です。※大手電力の口座振替は順次終了
クレジットカード払いの場合、カードの利用額に対してカード会社がポイント還元を行うのが一般的です。電気代の支払いでもポイント還元を受けることが出来、中にはリクルートカードのように1.2%と高い還元率のクレジットカードもあります。
新電力の電気代を口座振替で支払った場合、口座振替割引もクレジットカードのポイント還元も受けることが出来ないため、その分「損」となります。
銀行引き落とし可の主な新電力会社
口座振替(銀行引き落とし)に対応している主な新電力を紹介します。
口座振替不可の新電力を契約する「裏ワザ」
最後に、契約したい新電力が「カード払いのみ」だった場合の解決方法を紹介します。
クレジットカード払いのみ、という新電力では「デビットカード」を利用して電気代を支払える場合が多いです。JCBやVISAのデビットの場合、クレジットカードと同じ決済システムで支払いを行うため、利用出来るケースが多いです。
デビットカードはクレジットカードとほぼ同じように使えるカードですが、カードを利用すると同時に銀行口座からお金が引き落とされる仕組みです。そのため審査などはありません。何らかの事情でクレジットカードを作れない人でも、多くの場合持つことが出来ます。
見た目もクレジットカードと一緒ですが、口座から即時引き落とされるため実質的には口座振替と同じです。詳しくは以下の記事をご覧ください。