電気料金をコンビニ払いするメリット・デメリット

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電気代をコンビニ払いするメリット・デメリット


 コンビニで電気代を支払うにはどのようなメリット・デメリットがあるのか、クレジットカード払いや口座引き落としなど他の支払い方法と比較しながら解説します。



そもそもコンビニ払いとは?


 まずは電気代のコンビニ払いとは何か、簡単に説明します。既にご存知の方は読み飛ばしてください。


やり方は簡単


 電気代の「コンビニ払い」はかんたんです。


 電力会社から毎月届く払込用紙をコンビニのレジに持っていき、店員さんに「電気代の支払いをお願いします」と言って渡します。払込用紙に記載されたバーコードを読み取ると支払い金額がレジに表示されるので、その金額を現金で渡せば完了です。


電気代の払込用紙

電気代の払込用紙

 基本的には現金でないと払えませんが、ファミマの場合は「ファミマTカード」というクレジットカードのみ、電気代など公共料金の支払いに利用できます。


 コンビニ払いとは言いますが、銀行や郵便局(ゆうちょ銀行)など金融機関の窓口で払える場合もあります。


電気代をコンビニ払いするメリット


 では、電気代をコンビニ払いするにはどのような利点があるのか、他の支払い方法と比較しながら解説します。


カードや銀行口座が必要無い


 電気代の支払い方法として代表的なのが、クレジットカード払いと口座振替(口座引き落とし)です。ですがいずれとも、クレジットカードや銀行の口座を持っている必要があります。


 それに対しコンビニ払いの場合は、クレジットカードや銀行口座を持っている必要がありません。現金さえあればコンビニのレジで払えるので、誰でも利用しやすい支払い方法と言えます。


クレジットカード

クレジットカードが無くても大丈夫

 また、これは私の体験談ですが、口座振替で東京電力の電気代を払おうとしたところ、口座を持っている4つのネット銀行すべて「対応不可」で困りました。引き落としに使える金融機関に制限がある場合もあります。とはいえ、電気代のために新しく口座を開くのは面倒です。そんな時にもコンビニ払いが役に立ちます。


特別な手続きが必要無い


 大手電力会社の場合、クレジットカードや口座振替で電気代を支払うには郵送での手続きが必要です。紙にカード番号を書いたり、口座番号と印鑑を押してポストに投函するのは意外と面倒です(新電力だとネットで出来る場合が多い)


 コンビニ払いはそうした手続きが特に必要無いので、始めるのが楽です。


電気代の負担感を大きく感じられる


 毎月自動で支払いが行われるクレジットカード払い・口座振替とは違い、コンビニ払いは毎回現金で支払う必要があります。その分、「電気代を支払っている」という実感を強く持つことが出来るはずです。節電意識の向上に繋がるかもしれません。


 カードだと数千円の出費はあまり痛いと感じないかもしれませんが、コンビニのレジで数千円出すとけっこうドキドキします。


コンビニ払いの方が負担感が大きい

支払ってる実感が強い

コンビニ払いのデメリット


 一方でデメリットもあります。


ポイントや割引が無い 毎月数十円損


 大手電力会社の場合、口座振替で電気代を支払うと毎月50円程度の「口座振替割引」が適用されます。年間600円以上お得です。


 また、クレジットカード払いの場合も、それぞれクレジットカード会社のポイントが付く場合があります。ポイントの付与は基本的に通常の買い物と同様に行われるので、ポイント分お得です(手数料も掛からない)


 コンビニ払いでは基本的に、そうした割引やポイントが付きません。その分「損」と言えます。


コンビニ払いは割引やポイントが無い

コンビニ払いには何も割引が無い

 また、現金を多く用意しなければならないため、場合によってはATM手数料が余分に掛かってしまう場合もあるでしょう。


支払いを忘れるリスクがある


 一度手続きをすれば自動的に電気代を支払える口座振替やクレジットカード払いとは違い、コンビニ払いは毎月自分でコンビニに行って電気代を支払う必要があります。支払いを忘れてしまうリスクがあると言えます。


 電気がいきなり止まってしまうことは滅多にありませんが、督促状が届くとドキドキします。また、場合によっては延滞料金などが掛かることもあります。


無駄遣いに繋がる恐れがある


 コンビニが電気代などの公共料金を支払えるようにした理由の一つに、コンビニへの来店を増やすという目的があります。電気代の支払いのために来てもらったついでに、買い物をしてもらおうという意図があります。


 電気代を払うために立ち寄ったコンビニで、ついつい無駄遣いをしてしまう可能性もゼロではありません。余計な出費につながる恐れがあります。


コンビニ払いは無駄遣いの原因にも


電力会社によっては手数料が掛かる


 大手電力会社の一般的な料金プランの場合、コンビニ払いでお客さん側が負担する手数料はありません。クレジットカードで払った場合と同じ支払額で済みます(電力会社がコンビニに対して1回数十円程度の手数料を裏で負担している)


 ただし、電力自由化で登場した新電力会社の中には、コンビニ払いで数百円程度の手数料を取っているところがあります。新電力会社の場合は注意してください。大手電力でも、プランによっては手数料が掛かる場合や、そもそも対応していない場合があります。


新電力会社は対応していないところが多い


 新電力会社はコンビニ払いで手数料が掛かると紹介しましたが、そもそもコンビニ払いが出来ない新電力会社がとても多いです。どうしてもコンビニ払いをしたい人は、大手電力会社と契約を継続するか、ガス会社の電気はコンビニ払い出来るところがチラホラとあります(手数料無料の場合も)


 また、大手電力会社でも電力自由化向けの新しい料金プランについては、「コンビニ払い不可」としているものが多いです。一般的な従量電灯プランなどは大丈夫ですが、プランを切り替える際には注意が必要です。


結論 出来れば口座振替・カード払いが良い


 クレジットカードや対応している銀行口座を持っていない人を除いて、基本的にはコンビニ払いはデメリットの方が大きいと言えます。




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