決済アプリで電気代が払えるの?
普及が進みつつあるpaypayやLINE Payといったスマホ決済アプリ。こうしたアプリでの支払い方に対応している電力会社の一覧や、決済アプリで支払うメリット・デメリットを紹介します。
PayPayは「請求書払い」で対応
PayPayは「請求書払い」を利用することで、電気代やガス代といった公共料金支払いにも利用することが一部の電力会社で可能です。
北海道電力、東北電力、東京電力、中部電力、北陸電力、関西電力、中国電力、九州電力、沖縄電力といった大手電力各社(四国電力を除く)のほか、青梅ガスやPinTといった一部新電力もPayPayの請求書払いに対応しています。
LINE Payは一部対応
paypayに次いで知名度が高いLINE Payについては、一部の電力会社・新電力が電気代の支払いに導入しています。対応している電力会社の一覧や、メリット・デメリットを解説します。
LINE Payで払える電力会社の一覧
LINE Pay公式サイトの加盟店情報から、電力会社と新電力を探してみました。
現時点では上記の4電力+1つの新電力がLINE Payでの支払いに対応しています。
なお、LINE Payは京都市上下水道局や大阪市水道局など、一部自治体の水道料金の支払いにも対応しています。
支払い方法は?
LINE Payで電気料金を支払う方法は以下のとおりです。
紙で送られてくる「払込書」にバーコードが記載されているので、LINE Payアプリを立ち上げてそのバーコードを読み取るだけです。なお、支払いには上限額があります(多くの場合、1回あたり49999円)
コンビニに行って払うよりも簡単ですが、毎月この動作を行う必要があります。一度の手続きだけで完了するクレジットカード払いや口座振替よりは面倒かもしれません。
なお、手数料は掛かりません。
カード払い・口座振替と比較してお得なのか
では、現金(コンビニや口座振替など)やクレジットカード払いと比べて、LINE Payでの支払いはお得なのでしょうか。
支払い方法 | 割引内容 |
---|---|
口座振替 | 月55円程度割引 |
クレジットカード払い | ポイント還元 0.2〜1.2%程度 |
コンビニ払い | 何も無い |
PayPay請求書払い | ポイント還元対象外 |
LINE Pay払い | 0.5〜2%のポイント還元 |
大手電力会社やガス会社の場合、口座振替を利用することで月55円程度の割引があります。また、クレジットカード払いの場合はカード会社のポイントが付くのが一般的です。
それに対しLINE Pay払いは、毎月の決済利用額に応じて還元率が変わる「マイカラー」という仕組みを取っています。
ランク | 月決済額 | ポイント率 |
---|---|---|
ホワイト | 〜9999円 | 0.5% |
レッド | 1万〜49999円 | 0.8% |
ブルー | 5万〜99999円 | 1% |
グリーン | 10万円〜 | 2% |
よほどのヘビーユーザーでなければ、0.8%におさまるのではないでしょうか。この場合、ポイント還元率が1%の楽天カードなどのクレジットカードで支払った方がお得、ということになります。
更に言えば、月々の電気料金の額が5千円を下回るようであれば、口座振替が最もお得です。一人暮らし世帯であれば口座振替が最もお得になる場合が多いでしょう。
なお、電力会社を安い会社に変えると、一人暮らし世帯でも年間2〜4千円程度、3人世帯では1〜2万円程度、電気代が安くなります。支払い方法を変えるよりも遥かに大きな節約効果があります。