電気代の支払い方法で最もお得なのはコレ!

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電気代の支払い方法を変えるだけでお得になるかも?


 日本の電力会社は実に様々な電気料金の「支払い方法」を用意しています。それぞれのメリット・デメリットを紹介した上で、どれが最もお得なのかを比較します。



電気代の支払い方法の一覧


 まずは日本の電力会社が提供している電気料金の「支払い方法」を一覧で紹介します。それぞれにメリット・デメリットがあります。


口座振替(銀行引き落とし)


電気料金を口座振替で払う


 銀行口座から毎月自動でお金が引き落とされる支払い方法です。


 メリットとしては、



 といったものがあります。
 それに対しデメリットもあります。



 全ての銀行が全ての電力会社の口座振替に対応しているわけではありません。私も持っているネット銀行の4口座すべて使えなかったこともあります。


クレジットカード払い


電気料金はクレジットカード支払いで


 クレジットカードで支払う方法です。口座振替と同様に、最初に手続きすればあとは自動で引き落とされます。
 メリットは以下のとおり。



 初回の手続きは口座振替よりも簡単で、用紙にカード番号などを記入して電力会社に送るか、新電力などではネットの画面に入力するだけでOKです。
 また、カードのポイントも通常の買い物と同様に付与されるので、お得です。
 それに対してデメリットはこんな感じです。



 ただし、最近は審査不要で誰でも(15歳以上の年齢制限はある)つくれる「デビットカード」という種類のカードがあり、クレジットカードと同じように使うことも出来ます。


コンビニ払い


電気代のコンビニ払い


 意外と利用している人が多い支払い方法です。電力会社から届く払込書をコンビニや銀行、郵便局などの窓口に持ち込んで払う方法です。
 メリットは以下のとおり。



 一方でデメリットもあります。



 大手電力会社の一般的なプランの場合は、コンビニ払いでも手数料などは掛かりません(電力会社が50円程度の手数料を裏で負担している) しかし新電力の場合は、コンビニ払いを選ぶと1回200円程度の手数料が発生する場合もありますし、そもそもコンビニ払いに対応していないところが多いです。


スマホアプリ払い


LINE Payでも電気代を払える


 一部の電力会社がスマホ決済アプリ「LINE Pay」での支払いに対応しています。払込書にあるバーコードをスマホで読み込むと支払いが出来るという仕組みです。
 メリットは以下のとおり。



 LINE Payの場合、ポイント還元率は0.8%程度なのでクレジットカードよりも低いですが、キャンペーンの実施状況などによってはクレジットカードを上回る還元率になる場合もあります。
 デメリットもあります。



 口座振替やクレジットカード払いのように、一度手続きをすればあとは自動で、というわけではないので、少々面倒な点もあります。


仮想通貨払い


 ごく一部の新電力が、仮想通貨(ビットコイン)での支払いに対応しています(ニチガスなど)


 仮想通貨払いを選ぶことで割引を受けられる場合もある一方、専用のウォレットを保有している必要があるなど煩わしさもあります。




大手電力会社の場合


 それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、結局どの支払い方法が一番オトクなのか。大手電力会社と契約しているケースの結論はこちらです。


「月5千円」を判断の目安に


 大手電力会社では口座振替を選ぶと口座振替割引として月55円の割引があります。この割引は支払う電気料金の額に関係無く、一律額です。
 それに対し、ポイント還元率が1%のクレジットカード(例えば楽天カード)で電気料金を支払った場合、54円分のポイント還元を受けるには5400円の支払いが必要となります。1.2%還元のリクルートカードであれば4500円です。


電気代の支払いは5千円以上ならカード、それ以下なら口座振替が得


 つまり、毎月の電気代の支払いが5400円を超えるようであればポイント還元率1%のクレジットカード、それ以下の場合は口座振替がお得ということになります。一人暮らし世帯では口座振替の方がお得になることが多いでしょう。


 ただし、安い電力会社に切り替えた方が節約効果は遥かに大きいです。例えば3人世帯なら年間1〜2万円安くなりますし、一人暮らし世帯でも年間数千円の節約になります。


 ただし、口座振替割引は大手電力各社では順次「廃止」されているので、廃止された場合はクレジットカード払いが原則として最もお得です。


新電力の場合は迷わずカード払いを


 口座振替を用意している大手電力会社に対し、新電力は口座振替に対して割引を用意していません。したがって、ポイント還元率が高いクレジットカードで支払った方がお得です(残念ながら口座振替のみ、としている新電力も一部ありますが・・)


 また、そもそもコンビニ払いに対応していない新電力が多いですが、対応しているところでも1回200円程度の手数料が掛かります。コンビニ払いは損です。




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