家庭のCO2排出量を抑えるには電力会社を切り替えるのが一番

CO2削減、まずは電力会社の乗り換えから。


 地球温暖化の原因とされるCO2(二酸化炭素) 最近はやや日本国内の意識が低くなっている感もありますが、国際的には今も「温暖化防止」はホットな話題です。


 実は家庭からのCO2を削減するには、電力会社を見直すのが最も簡単かつ有効です。この記事ではその理由を詳しく説明していきます。


家庭からのCO2排出の「内訳」を知っていますか?


 国立環境研究所に設置されている温室効果ガスインベントリオフィスの調査によると、家庭からのCO2排出量の内45.3%が電気に由来するものだそうです。


家庭の二酸化炭素排出量の内訳

グラフ出典:JCCCA 温室効果ガスインベントリオフィス

 1世帯あたりの年間排出量は4940Kgなので、その45.3%は2237Kgとなります。


 この調査ではマイカーの燃料であるガソリンや軽油も含めて試算しているため、マイカーを持たない世帯においては電気が排出量の63%を占めることになります(ガソリン・軽油を除いて再計算した結果)


 CO2排出量の削減を考えるなら、まず電気を見直すことが重要であるということはお分かり頂けたでしょう。


排出量の少ない電力会社に乗り換えるメリットは?


 電気に由来する二酸化炭素排出量を削減するなら、排出量の少ない電力会社に乗り換えるのが一番です。そのメリットを紹介します。


排出量削減に絶大な効果がある


 電力自由化では電気料金の安い会社にばかり注目が集まっていますが、そんな中でも環境配慮型の電気を供給している会社もいくつかあります。


電力会社を乗り換えるとCO2を大きく削減できる


 供給する電気の100%を再生可能エネルギーでまかない、「CO2排出量ゼロ」を謳ったプランもありますし、大手より低料金を実現しながら「排出量80%削減」を実現しているプランもあります。


 家庭のCO2排出量の45.3%を占める電気が、低排出のものに切り替わる効果はとても大きいです。例えば排出量を電気だけで80%削減できた場合、家庭全体の排出量は36%減少することになります(マイカー無し世帯では50%減)


 節電を含めた省エネも大事ですが、そうした努力の積み重ねよりも遥かに削減効果は大きいです。


今の生活のまま排出量だけを削減できる


 電力会社を乗り換えるだけで排出量を削減できるため、日常生活に何も変化は起きません。


電力会社を乗り換えても支障は無い


 節電などの努力は言うまでもなく大切なことですが、そうした努力をしなくてもCO2排出量を減らせるという点ではとてもお手軽です。


 わが家でも私は省エネ意識が高いのですが、他の家族はそれほどでもありません。そうした家族を知らず知らずのうちに巻き込みながらエコに貢献できる点でも、大きなメリットと言えそうです。


CO2排出量が少ない電力会社はどこ?


 CO2排出量が少ない電力会社については、以下の記事にまとめているのでこちらを参考にしてください。「環境に配慮」と言われると料金負担が大きくなるイメージがありますが、低排出と低料金を両立している会社もあります。


CO2排出量では新電力が有利


 東電や関電など大手の電力会社と比べて、実は多くの新電力はCO2排出量が少ないことが多いです。


 大手は設備が古かったり、あるいは排出量を押し上げる要因になる石炭火力発電や石油火力発電の比率が高かったりします。


新電力は二酸化炭素排出量が少ない


 一方、新電力は特に自社で発電所を持っている会社については、設備が新しく、またCO2排出量が少ないLNG火力発電に頼っているところが多いため、結果として大手よりもCO2排出量が少なくなっている会社が目立ちます。


 もちろん大手より排出量が多い新電力もあるので注意が必要ではありますが、電気料金だけ見比べて選んでも結果としてCO2排出量の削減に貢献できていた、ということは多々あります。




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