エネファームでつくられた電気を買えます。
家庭用燃料電池「エネファーム」で発電された電力を供給する電気料金プランが登場しています。一覧と、メリット・デメリットを詳しく解説します。
目次
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電力自由化のプランを簡単に比較できます 451社掲載
発電も出来るエネファーム
まずはエネファームプランを簡単に解説します。
発電と給湯を同時に行うエネファーム
家庭用燃料電池エネファームは、ガス(都市ガス・プロパンガス)を水素に変えて燃料電池を使って分解し、その際に発生する「熱」を給湯に使用するシステムです。
エネファームでは熱と一緒に、電気も生み出されます。
余剰電力は売電されている
エネファームでつくられた電力は、そのままエネファームを設置している家庭で使われるほか、余剰電力となった分は売電されます。
エネファームは機種にもよりますが、700W程度の発電能力があるため、エアコンを消した状態で在宅していたり、あるいは不在の際には「余剰電力」が発生します。余剰電力は電力会社に売電されます。その売電された電力を購入できる電気料金プランが登場しており、この記事で詳しく紹介するところです。
ちなみに、燃料電池と言えば燃料電池車というものがありますが、燃料電池車はタンクに貯めた水素を燃料電池で分解し、発電した電気をバッテリーに貯め、その電気でモーターを動かして走ります。
エネファームプランのメリット
エネファーム発電で作られた電気を購入するメリットとしては、環境負荷が「やや小さい」点が挙げられます。
エネファームは都市ガスやプロパンガスを「燃料」(燃やすわけではない)として使うため、CO2を出さないわけではありませんが、一般的な火力発電と比べるとCO2排出量が少ないです。
また、一般家庭の「給湯」に利用される副生物(一緒に生み出されるもの)である電力を使用するため、CO2排出量の水準以上にエコな感じがすると思います。
エネファームプランのデメリット
デメリットは以下の2つ。
- 電気料金削減メリットは薄い
- CO2を排出しないわけではない
電力自由化では、主に電気料金が安くなるメリットに魅力を感じて電力会社を切り替える消費者が多いです。ですがエネファームプランは、そうした消費者の期待に応えられるほど「安くはない」料金設定となっています。
また、「燃料」としてガスを使用しているため、CO2排出量はゼロにはなりません。CO2を排出している電力とみなされるため、排出量は多くはありませんがゼロではありません。
エネファーム発電の電気を買える電力会社・プラン
エネファームで発電された電力を供給する電気料金プランを紹介します。
大阪ガス スタイルプランE-SHARE
私が全国451社の料金プランをチェックしている中で、記憶に残る限り「唯一」のエネファームプランです。エネファームでつくられた余剰電力を「100%」供給することを目標としているプランです。関西電力エリアのみ対応。
解約違約金は無し、口座振替とクレジットカード払いに対応しています。