天然ガス発電(LNG)の特徴
環境への優しさ
全国の原子力発電所が相次いで停止する中、今の国内で電力の8割を生み出しているのが火力発電です。そしてそのうち4割を占めるのが、この天然ガス(LNG)火力発電。
「タービンを回すために燃料を燃やす」という火力発電の仕組み上、どうしても発電時のCO2はゼロにはなりません。実際に原発停止で発電量が前年より減った2011年度は、発電時CO2排出量は17%上昇しています。そう考えるとやはり火力発電の一種であるガス火力発電も環境に優しいとはいえなさそうですが…。実はガス火力発電で排出されるCO2は、石炭火力や石油火力の半分程度。また発電時にうみだされた排熱を利用することで、総合エネルギー効率を従来の2倍にまで高めるシステムの普及も進んでいます。他の火力発電に比べると、ガス火力発電は環境に優しい発電方法のようです。
価格
ガス火力発電は「環境への優しさ」「コスト」「安定供給」の総合バランスの良さで今後火力発電をけん引していく存在ともいわれています。他の火力発電と燃料コストを比べてみると、石油より圧倒的に安く、そして石炭ともそれほど違いはありません。また石油の場合は今後燃料費の高騰で大幅にコストが上がることも見込まれますが、世界各地に埋蔵されているガスの場合はそういった不安も少ないようです。
安定して燃料の供給が見込めるガス火力発電由来の電力は、長期にわたって低価格を期待できます。
購入できる電力会社
「ダイヤモンドパワー」「JX日鉱日石エネルギー」「エネット」などの比較的大手の新電力では取り扱っている所が多いようです。
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