auでんきとPontaでんきの比較
「同じ会社」がサービス提供を行っているauでんきとPontaでんきですが、実は料金体系が異なります。どちらを選んだ方が「安い」のか、世帯人数別の平均使用量でのシミュレーションをもとに答えを出します。
目次
auでんきとPontaでんきの比較
auでんきとPontaでんき、何が違うのかあらゆる角度から比較していきます。
電気料金の比較 どちらが安い?
まずは料金プランを、世帯人数ごとの「平均使用量」で地域別に比較します。各地域の大手電力会社の標準メニューとの料金比較です。
- 1・2人暮らし→Pontaでんきが安い
- 3人以上世帯→auでんきが安い
地域によって異なる場合がありますが、一人暮らしや2人暮らしではPontaでんきが、3人以上世帯ではauでんきの方が安くなる傾向があります。
Pontaでんきは毎月150円分のPontaポイントが「定額」で付与されて割引されるのに対し、auでんきは電気料金(燃料費・電源調達等調整額、再エネ賦課金、消費税相当額などを除く)の0.5〜1%分のPontaポイント還元です(電気料金自体は同額水準) 電気をたくさん使うとauでんきのポイント還元の方が大きくなります。
サービスの違い
auでんき | Pontaでんき | |
---|---|---|
初期費用 | 無し | 無し |
解約時の違約金 | 無し | 無し |
見える化 | あり | あり |
付帯サービス | 無し | 無し |
支払い方法 | クレジットカード 口座振替 |
クレジットカード 口座振替 |
同じ会社が提供しているため、サービスに大きな違いはありません。
自宅の電気使用料をグラフで詳しく確認できるスマホアプリもauでんき・Pontaでんき共通です。どちらを契約しても同じアプリで電気使用量の確認を行えます。
あえて違いを挙げると、auでんきは沖縄にも対応していますがPontaでんきは沖縄には対応していません。
環境・エコは?
CO2排出量 | auでんき | Pontaでんき |
---|---|---|
2022年度 | 468g | 468g |
2021年度 | 468g | 468g |
2020年度 | 417g | 417g |
2019年度 | 560g | 560g |
2018年度 | 574g | 574g |
2017年度 | 577g | 577g |
2016年度 | 667g | 667g |
環境省を通じて公表された、「CO2排出係数」のデータです。1kWhの電気を供給するごとに、どれだけのCO2を排出するのかを表す数値です。
同じ会社がサービス提供を行っているため、供給される電気に違いは無く環境負荷にも差は無いと言えます。CO2排出量は新電力会社・大手電力会社の中では「平均的」と言える水準で、環境負荷の大きさは特に大きくも小さくもないというところです。
なおauでんきにはCO2排出量を実質ゼロとするエコプランがあります。電気代は通常のauでんきよりも割高に設定されていますが、環境負荷が小さな電気を使うことが出来るプランです。
特徴をまとめると・・
最後に、2社の特徴をまとめます。
auでんき
KDDI系のauエネルギー&ライフ社がauのスマホ契約者向けに提供している家庭向けサービスです。
各地域の大手電力会社の標準メニューとほぼ同額に設定された電気料金(燃料費・電源調達等調整額、再エネ賦課金、消費税相当額などを除く)に対し、0.5〜1%分のPontaポイントを付与して「割引」になる料金体系です。主に3人以上世帯で、Pontaでんきよりもお得になります。
初期費用や解約違約金はありません。
Pontaでんき
auでんきと同じく、auエネルギー&ライフ社が提供している家庭向けサービスです。スマホの回線契約は特に必要無く、Pontaポイントカード会員向けに提供されています。
auでんきと比較すると、電気の使用量が少ない1・2人暮らしの家庭でauでんきよりも「お得」です。電気料金は各地域の大手電力会社の標準メニューとほぼ同額に設定されており、毎月150円分のPontaポイントが定額で付与されます。
初期費用や解約違約金はありません。