auでんきとCDエナジーダイレクトの比較
auでんきとCDエナジーダイレクト、どちらがお得でどちらのサービスが優れているのか、電力自由化の専門家として多数のメディア取材を受けている私が詳しく解説します。
目次
auでんきとCDエナジーダイレクトの比較
auでんきとCDエナジーダイレクト、何が違うのかあらゆる角度から比較していきます。
料金プランの比較 どちらが安い?
まずは料金プランを、世帯人数ごとの平均使用量で東京電力の「従量電灯B」と比較します。
お得率と年間節約額 | 20A / 月170kWh |
30A / 月348kWh |
40A / 月391kWh |
50A / 月437kWh |
auでんき | -0.9% -485円 |
-4.6% -5204円 |
-4.6% -6082円 |
-4.6% -7010円 |
CDエナジー・auでんきとも燃料費調整に上限が無いため、燃料価格が高騰している2022年現在、東電の従量電灯(燃料費調整に上限がある)よりも電気代が高くなる場合があり契約を推奨できません。


なお、上記の料金シミュレーションでは燃料費調整の上限を考慮していないため、燃料価格の推移によっては試算値よりも高くなる場合や、燃料費調整に上限を設けている大手電力の従量電灯よりも高くなる場合があります。他の料金比較サイトを利用する場合も注意してください。料金一括シミュレーションでは最新月の燃料費調整単価をもとに試算できます。
サービスの違い
続いて、2社のサービス内容を比較します。
auでんき | CDエナジー | |
---|---|---|
初期費用 | 無し | 無し |
解約時の違約金 | 無し | 無し 一部プランは違約金あり |
見える化 | あり | あり |
付帯サービス | 無し | 無し |
支払い方法 | クレジットカード 口座振替 |
クレジットカード 口座振替 |
CDエナジーは吉本興業などの映像サービスとセット契約になっているプランは途中解約で違約金が発生する場合がありますが、基本的なプランでは違約金は掛かりません。
両社とも特に目立った付帯サービスはありませんが、強いて言えば自宅の電気使用量をウェブで確認できる「見える化」に差があります。
auでんきは携帯電話キャリアということもあり、スマホアプリで確認できる点に定評があります。それに対しCDエナジーは、自宅や他の家庭の使用状況と比較できる「省エネ診断レポート」という独自の機能をそなえています。


環境・エコは?
CO2排出量 | auでんき | CDエナジーダイレクト |
---|---|---|
2020年度 | 417g | 432g |
2019年度 | 560g | 432g |
2018年度 | 574g | 430g |
2017年度 | 577g | データ無し |
2016年度 | 667g | データ無し |
環境省を通じて公表された、「CO2排出係数」のデータです。1kWhの電気を供給するごとに、どれだけのCO2を排出するのかを表す数値です。CDエナジーは2018年からサービスを開始したため、それ以前のデータがありません。
傾向としてCO2排出量が「やや多い」と言えるauでんきに対し、CDエナジーは良好な水準で推移しtれいます。この2社の比較では、CDエナジーの方が環境負荷が小さいと評価出来ます。


特徴をまとめると・・
最後に、2社の特徴をまとめます。
auでんき
Pontaポイントで値引き分が還元されるため、毎月の節約が「目に見える」点でおもしろい新電力と言えます。

CDエナジーダイレクト
中部電力と大阪ガスが共同で設立した新電力です。2018年サービス開始と、他社から2年遅れて参入しましたが唐沢寿明さんを起用したテレビCMで認知度を高めています。
