CDエナジーとENEOSでんきの多方面比較
CDエナジーとENEOSでんき。電気代が本当に安いのはどちらなのか。世帯人数別の平均使用条件での料金比較や、2社とも利用した経験をふまえてサービスの違いも詳しく比較します。
目次
CDエナジーとENEOSでんきの比較
CDエナジーとENEOSでんき、何が違うのかあらゆる角度から比較していきます。
料金プランの比較 どちらが安い?
まずは料金プランを、世帯人数ごとの平均使用量で東京電力エナジーパートナーの標準メニュー(スタンダードS)と料金比較します(2025年5月分の燃料費調整額・料金、ポイント還元含む)
お得率と年間節約額 | 20A / 月170kWh |
30A / 月348kWh |
40A / 月391kWh |
50A / 月437kWh |
CDエナジー ベーシックでんきB |
-1888円 | -6667円 | -9366円 | -12221円 |
CDエナジー シングルでんき |
20A契約不可 | -2522円 | -2862円 | -3210円 |
CDエナジー ファミリーでんき |
+54157円 | -6105円 | -9268円 | -12621円 |
CDエナジー CDグリーンでんきB |
-1194円 | -4247円 | -4338円 | -4503円 |
ENEOSでんき Vプラン |
-1286円 | -6170円 | -8136円 | -10238円 |
ENEOSでんき Vプラン/2年契約 |
-1692円 | -7001円 | -9069円 | -11281円 |
2人世帯のみENEOSでんきの2年契約がわずかに最安となっていますが、基本的にはENEOSでんきよりもCDエナジーの方が安いと言えます。
基本的にはCDエナジーのベーシックでんきプラン、4人以上世帯の方にはファミリーでんきプランが安いです。

サービスの比較
CDエナジー | ENEOSでんき | |
---|---|---|
初期費用 | 無し | 無し |
解約時の違約金 | ベーシック、シングル ファミリープランなどは解約違約金無し |
通常プランは無し 2年契約は1100円解約金 |
見える化 | あり | あり |
付帯サービス | 無し | 無し |
支払い方法 | クレジットカード 口座振替 |
クレジットカード 口座振替 |
CDエナジーは吉本興業などの映像サービスなどが付帯するプランでは解約違約金の設定がありますが、ベーシック・シングル・ファミリーなどの基本的な料金メニューでは解約違約金はありません。
ENEOSでんきは以前は電気のトラブルに無料で応急対応を行う駆けつけサービスを提供していましたが、現在は無料付帯が終了しています。付帯サービスの面ではENEOSでんきとCDエナジーに大きな差は無いと言えます。
電気使用量をウェブで確認できる「見える化」は2社とも提供しています。CDエナジーの方が分析機能などが充実しており高機能ですが、使用量データの反映が1日1回です。それに対しENEOSでんきは機能が少ないものの、データ反映が数時間遅れで随時行われます。
顧客対応については2社とも伝統的な大企業という感じで、コールセンターの電話応対は新電力の中ではかなりしっかりしています。

環境・エコの比較
電力会社によって、電気をつくる際のCO2排出量などに大きな差があります。2社の環境負荷を数値で比較します。
CO2排出量 | CDエナジー | ENEOSでんき |
---|---|---|
2022年度 | 319g | 41g |
2021年度 | 361g | 441g |
2020年度 | 432g | 472g |
2019年度 | 432g | 494g |
2018年度 | 430g | 494g |
環境省を通じて公表された、「CO2排出係数」のデータです。1kWhの電気を供給するごとに、どれだけのCO2を排出するのかを表す数値です。
いずれの年度でも、CDエナジーの方がCO2排出量が少なく環境負荷が小さいと言えます。ENEOSでんきは石油会社らしく石油火力発電が中心(43%:22年度実績)、それに対しCDエナジーは親会社が大手ガス会社なので天然ガス火力中心(59%:23年度計画値)となっています。

それぞれの特徴・ちがい
最後に、2社の特徴をまとめます。
CDエナジーの特徴
中部電力と大阪ガスが共同で設立し、首都圏で電気やガスなどの販売を行っている会社です。
ENEOSでんきと比較すると多くの条件下でCDエナジーの方が電気代が安いです。またENEOSでんきと比較してCO2排出量が少ない傾向があります。
電気使用量を確認できる機能が充実しており、節電アドバイスなどを提供しておりそうした面でエンターテイメント性もあると思います。
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ENEOSでんきの特徴
石油元売系新電力です。
CDエナジーと比較すると、基本的に電気代は高いと言えます。電気使用量を確認できる機能のデータ反映が速いので、その点はCDエナジーより優れていると言えます。
給油の割引特典(リッター1円・月150Lまで)はENEOSカードで電気代を支払った場合に適用されます。

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