シン・エナジーとCDエナジーの比較

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シン・エナジーとCDエナジーの比較


 ともに中堅規模の新電力であるシン・エナジーとCDエナジーの料金プラン、サービス内容を1対1で比較し、どちらを契約すべきか結論を出します。



シン・エナジーとCDエナジーの比較


  シン・エナジーとCDエナジー、何が違うのかあらゆる角度から比較していきます。


料金プランの比較 どちらが安い?


 まずは料金プランを、世帯人数ごとの平均使用量で東京電力エナジーパートナーの標準メニュー(スタンダードS)と料金比較します(2024年4月分の燃料費調整額・料金、ポイント還元含む、同額の再エネ賦課金・政府電気代補助金は含まない)


シュミレーション条件
お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
シン・エナジー 電気料金一括シミュレーション参照
CDエナジー
ベーシックでんきB
-1900円 -6908円 -9512円 -12279円
CDエナジー
シングルでんき
20A契約不可 -2763円 -3008円 -3268円
CDエナジー
ファミリーでんき
+54145円 -6346円 -9414円 -12679円

 シン・エナジーは電気代が「電力取引価格」に連動して変動する市場連動型プランという特殊な料金体系を採用しています。電力取引価格はしばしば高騰することがあり、高騰が起きると市場連動型プランの電気代が大幅に高くなることがあります。電気代が安くなる場合もあります、リスクが大きいため当サイトでは利用を推奨していません。シン・エナジーの電気料金については、毎月変動する単価を電気料金一括シミュレーションに反映しているので、最新の料金シミュレーションはこちらで確認できます。


 CDエナジーは市場連動型プランではありません。1人暮らし世帯(20A契約・月170kWh)から4人世帯(50A契約・月437kWh)まで、東京電力や主要な新電力各社(東京ガス、ENEOSでんき、auでんきなど)と比較しても安いです。
 CDエナジーは多くの料金プランを提供しており、電気の使用量によって選ぶべきプランが異なります。


安いプラン 条件
ベーシックでんき 1〜3人世帯で安い
ファミリーでんき 4人以上世帯で安い

シンエナジー公式サイト CDエナジーダイレクトの公式サイト

サービスの違い


 付帯サービスなどの提供条件を比較します。


シン・エナジー CDエナジー
初期費用 無し 無し
解約時の違約金 無し 無し
(ベーシック、ファミリー
シングル等)
見える化 あり あり
付帯サービス 無し 無し
支払い方法 口座振替、クレジットカード 口座振替、クレジットカード

 2社とも、特に目立った付帯サービスは提供していません。


CDエナジーダイレクトの「見える化」

CDエナジーダイレクトの「見える化」

 私は実際に2社とも自宅で契約した経験がありますが、CDエナジーの方がマイページの機能が充実していた点は評価します。使用量実績に基づいた「省エネレポート」では、予め登録した同じような使用環境のほかの家庭と電気使用量を比較することが出来ます。


シンエナジー公式サイト CDエナジーダイレクトの公式サイト

環境・エコは?


 「環境負荷」を比較します。


CO2排出量 シン・エナジー CDエナジー
2020年度 473g 432g
2019年度 518g 432g
2018年度 592g 430g
2017年度 400g データ無し
2016年度 605g データ無し

 環境省を通じて公表された、「CO2排出係数」のデータです。1kWhの電気を供給するごとに、どれだけのCO2を排出するのかを表す数値です。CDエナジーは2018年度から事業を開始したため、それ以前のデータがありません。


 CDエナジーの方が排出量が少ないと評価できます。東電と比較しても、CDエナジーは「低排出」であるのに対し、シン・エナジーは東電よりCO2排出量が多いです。


 2社とも電源構成を公表していません。


シンエナジー公式サイト CDエナジーダイレクトの公式サイト

特徴をまとめると・・


 最後に、2社の特徴をまとめます。


シン・エナジー


 オリックスや三井物産、神戸の地銀である「みなと銀行」などから出資を受けている中堅の新電力です。


マイページの「ぴったりプラン診断」機能

マイページの「ぴったりプラン診断」機能

 電力取引価格に連動して電気代が変動する市場連動型プランとなっており、リスクがあります。割安に使える場合もありますが、基本的には利用を推奨しませんが、毎月の電力取引価格の動向を確認できる方にはタイミングによってはメリットを得られる料金体系です。


シンエナジー公式サイト

CDエナジー


CDエナジーダイレクトの契約書面

契約後に届く書面

 中部電力と大阪ガスが共同出資で設立し、首都圏で営業している新電力会社です。


 関東でも最安水準といえる料金水準です。電気の使用量が少ない場合はベーシックでんき、多い場合(4人以上世帯)ではファミリーでんきが安いです。


 CO2排出量がシン・エナジー、東電と比較して少ない点と、マイページの機能が充実している点もメリットとして指摘できます。ベーシックでんき、ファミリーでんきプランでは解約違約金が無い点でも契約しやすいと思います。


CDエナジーダイレクトの公式サイト



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