CDエナジーとリミックスでんきの比較

CDエナジーとリミックスでんきの比較


 リミックス電気とCDエナジーダイレクト、電気料金が安いのはどちらなのか。世帯人数ごとの平均使用量でのシミュレーション結果をもとに、結論をまとめます。



CDエナジーとリミックスでんきの比較


  CDエナジーとリミックスでんき、何が違うのかあらゆる角度から比較していきます。


料金プランの比較 どちらが安い?


 各地域の大手電力会社の標準的なプランである「従量電灯」と比較して、年間いくらお得になるのか。世帯人数ごとの平均使用量で試算した結果を紹介します。


シュミレーション条件
お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
リミックスでんき
電気代割引プラン
20A契約不可 -5.0%
-5704円
-5.0%
-6665円
-5.0%
-7681円
リミックスでんき
使い得プラン
20A契約不可 -3.4%
-3899円
-7.2%
-9534円
-10.0%
-15323円

 1〜2人暮らしの場合はCDエナジーダイレクトの「ベーシックでんき」プランが、3人以上の世帯ではリミックス電気の「使い得プラン」が安いです。


 CDエナジーは東京ガスのエリアでガスの販売も行っており、電気・ガスをセット契約にすることで電気料金が0.5%割引になります。セット割引を含めると3人世帯でもCDエナジーの方が安いです。


CDエナジーダイレクトの公式サイト リミックスでんき公式サイト

 なお、上記の料金シミュレーションでは燃料費調整の上限を考慮していないため、燃料価格の推移によっては試算値よりも高くなる場合や、燃料費調整に上限を設けている大手電力の従量電灯よりも高くなる場合があります。他の料金比較サイトを利用する場合も注意してください。料金一括シミュレーションでは最新月の燃料費調整単価をもとに試算できます。


サービスの違い


 2社のサービス内容を比較します。


CDエナジー リミックスでんき
初期費用 無い 無い
解約時の違約金 無い 無い
付帯サービス 無い 無い
支払い方法 口座振替、クレジットカード 口座振替、クレジットカード

 リミックスでんきはは1年以内に解約した場合に1万円という解約違約金の定めがあるものの、「現状一度も発生したことはございません」との回答を得ています。


 CDエナジーについては、Amazonプライムのサブスクリプションなどが付いているプランについては、解約違約金が発生するので注意してください。


 2社とも、駆けつけサービスなどは付いておらず最低限のサービス内容です。


CDエナジーダイレクトの公式サイト リミックスでんき公式サイト

環境・エコは?


 環境負荷を比較します。


CO2排出量 CDエナジー リミックスでんき
2020年度 432g 507g
2019年度 432g 507g
2018年度 430g 558g
2017年度 データ無し 542g
2016年度 データ無し 524g

 環境省を通じて公表された、「CO2排出係数」のデータです。1kWhの電気を供給するごとに、どれだけのCO2を排出するのかを表す数値です。


 この2社を比較すると、CDエナジーの方がCO2排出量が少ないと評価できます。なお、CDエナジーは2018年度から事業を開始したためそれ以前のデータがありませんが、新電力全体と比較してもCO2排出量が少ないと言える水準で推移しています。


 CDエナジー、リミックスでんきとも詳細な電源構成を公表していません。


CDエナジーダイレクトの公式サイト リミックスでんき公式サイト

特徴をまとめると・・


 最後に、2社の特徴をまとめます。


CDエナジー


CDエナジーダイレクトの契約書面

契約後に届く書面

 中部電力と大阪ガスが共同で設立、首都圏の消費者に向けて電気とガスを販売している会社です。


 リミックスでんきと比較すると、一人・二人暮らしの場合に電気代が安くなります。CDエナジーではいくつものプランを提供していますが「ベーシックでんき」プランが安いので申込時に間違えないよう注意してください。


 CO2排出量が少ない点もメリットと言えます。過去年度のデータでは東電と比較してもCO2排出量が少ない電力を供給しています。


CDエナジーダイレクトの公式サイト

リミックスでんき


 仮想通貨関連の会社として知られる、東証二部上場のリミックスポイント社が提供しているサービスです。近年は電力事業にも力を入れています。
 上で紹介した以外にも、電気料金に対して毎月仮想通貨を付与するプランも提供しています(5%還元なので「電気代割引プラン」と同額水準)


 CDエナジーダイレクトと比較した場合、3人以上の世帯ではリミックス電気の方が電気代が安くなります。「使い得プラン」が安いです。このプランは基本料金0円という料金体系なので、基本料金が高くなる40A以上で契約している場合にメリットが大きくなります。


リミックスでんき公式サイト



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