ドコモでんきとLooopでんきの比較
ドコモでんきとLooopでんき、どちらの方が電気代が安いのか。またサービス内容にはどのような違いがあるのか、電力自由化の専門家として多数のメディア取材を受けてきた私が分かりやすく解説します。 Looopでんきの値上げ対応済み
目次
ドコモでんきとLooopでんきの比較
ドコモでんきとLooopでんき、何が違うのかあらゆる角度から比較していきます。
料金プランの比較 どちらが安い?
各地域の大手電力会社の標準的なプランである「従量電灯」と比較して、年間いくらお得になるのか。世帯人数ごとの平均使用量で試算した結果を紹介します。
Looopでんきは電力の市場取引価格に連動して料金が変動する仕組みを導入しており、料金が高騰するリスクがあります。当サイトの試算には変動を加味していません(事前の予想が出来ないため)
一般家庭での一般的な使い方では、基本的にはLooopでんきよりドコモでんきBasicの方が安いと言えます。
なお、2社とも燃料費調整に上限が無いため、燃料価格の推移によっては大手電力の従量電灯よりも電気代が高くなる場合があります。上記の試算には燃料費調整の上限を含めていません。


サービスの違い
ドコモでんき | Looopでんき | |
---|---|---|
初期費用 | 無し | 無し |
解約時の違約金 | 無し | 無し |
付帯サービス | 無し | 駆けつけサービス ※東電エリアのみ |
支払い方法 | 回線契約者は通信料と同じ支払い方法 回線契約無い場合はカード払い |
カード払い |
Looopでんきは関東エリアのみ、「駆けつけサービス」が付いています。電気がつかない、コンセントが焦げ臭いといった電気のトラブルに対し、応急対応を無料で行うサービスです。
ドコモでんき、Looopでんきとも解約違約金などはありません。サービス内容に大きな違いは無いと言えます。


環境・エコは?
CO2排出量 | ドコモでんき | Looopでんき |
---|---|---|
2020年度 | データ無し | 349g |
2019年度 | データ無し | 349g |
2018年度 | データ無し | 349g |
2017年度 | データ無し | 349g |
2016年度 | データ無し | 349g |
環境省を通じて公表された、「CO2排出係数」のデータです。1kWhの電気を供給するごとに、どれだけのCO2を排出するのかを表す数値です。
ドコモでんきの電気の供給元であるNTTアノードエナジーは設立から日が浅いため、CO2排出量のデータがありません。また、電源構成なども公表していません。「ドコモでんきGreen」についてはCO2排出量が実質ゼロの電力が供給されます。


特徴をまとめると・・
最後に、2社の特徴をまとめます。
ドコモでんき
電気料金自体は大手電力の標準メニューと同額(ドコモでんきbasicの場合)で、dポイントによる還元で実質的な値引きが行われる料金体系です(上の試算はドコモ回線契約者かつ、非dカードGOLD会員)
Looopでんきとの比較では、1〜3人暮らし世帯、地域によっては4人以上世帯でドコモでんきBasicの方が電気代が安いです。

Looopでんき
中部電力などが出資している新電力会社です。
ドコモでんきとの比較では、地域によっては4人以上世帯で電気代が安くなる料金体系です。
2022年6月に値上げを実施し、以前の料金プランとは異なっています。当サイトの試算はいずれも値上げ後の料金単価を元に試算しています。
2022年10月から電力の市場取引価格に連動して電気代が変動する仕組みを採用しており、電気代が高騰するリスクのある料金体系となっています。

ahamoに切り替えると年間最大52140円お得に
ドコモのスマホプラン「ギガホプレミア」から割安な新プラン「ahamo」に切り替えると、スマホ代が年間で1回線最大52140円安くなります。電気の切替えをするよりも、遥かに大きな節約メリットが期待できます。
データ容量 | ギガホ | Ahamo |
---|---|---|
月1GB以下 | 3150円 | 2178円 |
月3GB以下 | 5665円 | |
月3GB以上 | 7315円 |
ギガホプレミアからahamoへのプラン変更で年間52140円、ギガライトからahamoへの切替えで年間11664円安くなります(各種割引適用前の価格)
ahamoはドコモの割安な新プランです。ドコモショップ店頭でのサポートが受けられない、留守番電話サービスが無いといったデメリットがありますがその分、料金が大幅に安いです。詳しくは以下の記事でメリット・デメリットを解説しています。
