ジェイコム電力と東京電力の比較

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ジェイコム電力と東京電力の比較


ジェイコム電力と東京電力はどちらの方が電気代が安いのか。世帯人数別の平均使用量での試算結果をもとに結論を出します。細かなサービス内容の比較も。



ジェイコム電力と東京電力の比較


  ジェイコム電力と東京電力、何が違うのかあらゆる角度から比較していきます。


料金プランの比較 どちらが安い?


 東京電力エナジーパートナーの標準メニューである「従量電灯B」と比較して、年間いくらお得になるのか。世帯人数ごとの平均使用量で試算した結果を紹介します。


 世帯人数ごとの「平均使用量」で試算した、東京電力エナジーパートナーの標準メニュー(スタンダードS)と比較した年間でお得になる金額の目安です(2024年3月分の燃料費調整額・料金、ポイント還元原則含む、同額の再エネ賦課金・政府電気代補助金は含まない)


シュミレーション条件
お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
ジェイコム電力
従量電灯B
料金シミュ
参照
料金シミュ
参照
料金シミュ
参照
料金シミュ
参照
東京電力
スタンダードS
-328円 -711円 -822円 -941円
東京電力
プレミアムS
+101178円 +20629円 -382円 -5313円
CDエナジー
ベーシックでんきB
公式サイト
-1900円 -6908円 -9512円 -12279円
ミツウロコでんき
従量電灯B公式サイト
+1076円 -6732円 -9157円 -11751円
出光でんき
Sプラン公式サイト
-984円 -5495円 -7244円 -9115円
東京ガス
ガスセット契約公式サイト
-1214円 -5322円 -7092円 -8986円
東京ガス
電気のみ公式サイト
-858円 -4563円 -6219円 -7991円
レモンガスでんき
ガスとセット公式サイト
+14832円 -1982円 -3736円 -5613円
エルピオでんき
ここまで定額S公式サイト
20A契約不可 +2858円 -3575円 -5372円
東京電力
プレミアムS
+101178円 +20629円 -382円 -5313円
CDエナジー
シングルでんき
公式サイト
20A契約不可 -2763円 -3008円 -3268円
エルピオでんき
使った分だけSプラン公式サイト
20A契約不可 +6124円 +1657円 -2873円
Pontaでんき公式サイト -1800円 -1800円 -1800円 -1800円
auでんき公式サイト -309円 -1302円 -1510円 -1731円

 J:COM電力は2度の大幅な値上げを経て、東電の標準メニュー(従量電灯B)より大幅に割高となっています。2023年12月の調整単価を含めた試算では、一般家庭の平均的な使用量(30A/300kWh)で東電標準メニューの約1.5倍とかなり高くなっています。契約している方はくれぐれもご注意ください。他社への切り替えを推奨します。


オール電化住宅での料金比較


 通常プランと同様に、ジェイコム電力のオール電化プランは東電オール電化プランと比べて大幅に割高となっています。契約している方は注意してください。


 ジェイコム電力は新電力としては珍しくオール電化プランの提供を行っています。オール電化住宅のモデルケースで東電と料金を比較します(10kVA契約・月480kWh)


社名・プラン名 月料金
東京電力
スマートライフL
13800円
JCOM電力
お得タイムL
13644円

 年間で2000円程度、節約になる料金設定です。


 時間帯割(深夜・昼間)は東電と同じで、昼間の料金単価が東電より2%割安に設定されているので、その分安くなる料金体系です。


サービスの違い


 2社の細かなサービス内容を比較します。


ジェイコム電力 東京電力
初期費用 無し 無し
解約時の違約金 無し プレミアムプランなどは
一部あり
見える化 あり あり
付帯サービス 無し 自由化向けプランには
駆けつけサービス
支払い方法 クレジットカード、口座振替 クレジットカード、口座振替

 東電の自由化向けプラン(プレミアム、スタンダードなど)には駆けつけサービスが付いています。水回り、カギ、窓ガラス、電気のトラブル発生時に応急対応を無料で行うサービスです。東電の標準メニュー(従量電灯)には付いていないので注意してください。


環境・エコは?


CO2排出量 ジェイコム電力 東京電力EP
2020年度 479g 441g
2019年度 500g 455g
2018年度 547g 462g
2017年度 595g 462g
2016年度 637g 474g

 環境省を通じて公表された、「CO2排出係数」のデータです。1kWhの電気を供給するごとに、どれだけのCO2を排出するのかを表す数値です(ジェイコムは代表してジェイコム東京の値→地域によって若干数値が異なる場合があります)


 この2社を比較すると、東電の方がCO2排出量が少ないと評価出来ます。東電、JCOMとも数値が年々改善傾向にある点は評価できます。




特徴をまとめると・・


 最後に、2社の特徴をまとめます。


ジェイコム電力


 JCOMのケーブルテレビやインターネットの契約者を中心に、100万件が利用している新電力サービスです。電気だけでも契約できます。


 2度の値上げを経て、東電の標準メニューより大幅に割高となっています。契約している方は速やかに他社への切り替えをおすすめします。かなり割高です(2023年夏以降) 「電力取引価格」に応じて調整単価が変動する市場連動型プランに移行したことが原因の一つとなっています。


東京電力


 2023年6月に値上げを実施しましたが、かなり割高なJCOM電力と比較すれば割安です。ただし東電より安い新電力は何社もあるので、それらと比較すれば割高と言えます。




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