Looopでんきとeo電気の比較
Looopでんきとeo電気の料金やサービス内容を、電力自由化の専門家としてこれまでに多数のメディア取材を受けてきた私が分かりやすく解説します。Looopでんきの値上げ対応済み
目次
Looopでんきとeo電気の比較
Looopでんきとeo電気、何が違うのかあらゆる角度から比較していきます。
料金プランの比較 どちらが安い?
関西電力の標準的なプランである「従量電灯A」と比較して、年間いくらお得になるのか。世帯人数ごとの平均使用量で試算した結果を紹介します。
お得率と年間節約額 | 月170kWh |
月348kWh |
月391kWh |
月437kWh |
Looopでんき おうちプラン |
+15.3% +6911円 |
+4.7% +4740円 |
+2.7% +3089円 |
+1.0% +1322円 |
eo電気 スタンダード |
-3.7% -1662円 |
-5.0% -5059円 |
-5.0% -5797円 |
-5.0% -6587円 |
eo電気 シンプル |
+30.8% +13881円 |
+5.8% +5879円 |
+2.4% +2820円 |
-0.3% -453円 |
いずれの条件においても、Looopでんきよりeo電気の「スタンダード」が安いです。eo電気のシンプルプランは一般家庭の平均的な使用量では関電より割高となる場合が多いので注意してください。
なお、Looopでんきは電力の市場取引価格に連動して料金が変動する仕組みを導入しており、料金が高騰するリスクがあります。当サイトの試算には変動を加味していません(事前の予想が出来ないため) eo電気についても燃料費調整に上限が無いため、燃料価格の推移によっては関電よりも電気代が高くなるリスクがあります。上記の試算には燃料費調整を含めていません。

サービスの違い
eo電気 | Looopでんき | |
---|---|---|
初期費用 | 3300円 キャンペーンによっては無料 |
無し |
解約時の違約金 | 3300円 キャンペーンによっては無料 |
無し |
付帯サービス | 駆けつけサービス | |
支払い方法 | クレジットカード、口座振替 | クレジットカード |
eo電気には「駆けつけサービス」が付いています。
鍵、水回り、ガラスのトラブルが発生した際に、30分以内まで無料で応急処置をしてくれるというものです。もしもの時に役立つでしょう(24時間365日受付)
Looopでんきはウェブのマイページで自宅の電気使用量を確認出来る「見える化」を提供しています。関電と比較して毎月いくらお得になったのかを表示する機能もあり、節約を実感しやすいです。

環境・エコは?
CO2排出量 | eo電気 | Looopでんき |
---|---|---|
2020年度 | 525g | 349g |
2019年度 | 566g | 349g |
2018年度 | 586g | 349g |
2017年度 | 577g | 349g |
2016年度 | 667g | 349g |
環境省を通じて公表された、「CO2排出係数」のデータです。1kWhの電気を供給するごとに、どれだけのCO2を排出するのかを表す数値です。
この2社ではLooopでんきの方がCO2排出量が少なく、環境負荷が小さいと言えます。
eo電気は新電力としてはCO2排出量がやや多く、関電と比較しても排出量が多いです。一方、Looopでんきは主要な新電力の中では排出量が最少クラスで環境負荷が小さいと評価出来ます。

特徴をまとめると・・
最後に、2社の特徴をまとめます。
Looopでんき
中部電力が出資している大手新電力です。
現在はeo電気よりも「高い」と言えます。
更に、2022年10月から電力の市場取引価格に連動して電気代が変動する仕組みを採用しており、電気代が高騰するリスクのある料金体系となっています。

eo電気
関電系の通信会社です。関西では高い知名度を誇る企業です。
Looopでんきと比較すると、eo電気の方が電気代が安いと言えます。なお、eo電気のシンプルプランは一般家庭の平均的な使用量では関電より割高になるので注意してください。一般的な家庭にはスタンダードプランをおすすめします。