Looopでんきと出光興産電気の比較
Looopでんきと出光興産の電気。実際に自宅で2社とも利用した経験を持つ私が、電気料金・サービス内容などあらゆる面から詳しく比較します。Looopでんきの値上げ対応済み
目次
私の利用歴
出来るだけ多くの新電力を自分で実際に使うことを目標にしており、頻繁に電力会社を切り替えています。
Looopでんきは2017年5月から約半年、出光興産の電気は2019年11月からそれぞれ自宅で利用しています。実体験を交えながら、この2社を詳しく比較していきます。
Looopでんきと出光興産の比較
Looopでんきと出光興産、何が違うのかあらゆる角度から比較していきます。
料金プランの比較 どちらが安い?
まずは料金プランを、世帯人数ごとの「平均使用量」で地域別に比較します。各地の大手電力会社の「従量電灯」と比較して、年間いくら安くなるのかを世帯人数ごとの平均使用量で試算しました。
Looopでんきが2022年6月に値上げを実施したため、現在は多くの条件で出光でんきの方が安いです。
なお、Looopでんきは電力の市場取引価格に連動して料金が変動する仕組みを導入しており、料金が高騰するリスクがあります。当サイトの試算には変動を加味していません(事前の予想が出来ないため) 出光興産についても燃料費調整に上限が無いため、燃料価格の推移によっては大手電力の従量電灯よりも電気代が高くなるリスクがあります。


サービスの違い
Looopでんき | 出光興産 | |
---|---|---|
初期費用 | 無し | 無し |
解約時の違約金 | 無し | 無し |
見える化 | あり データ更新は1日1回 |
あり データ更新は1日1回 |
付帯サービス | 駆けつけサービス(関東のみ) | 無し |
支払い方法 | クレジットカード | クレジットカード・口座振替 |
駆けつけサービスは、電気のトラブルが発生した際に無料で対処してもらえるサービスです。以前は出光興産も提供していましたが、現在はLooopでんきが東電エリアのみ提供しています。
顧客対応については、Looopでんきも新電力としては充分合格ラインですが、出光興産の方が質は高いと感じます。Looopはメールの返信が翌日になることも多いですが、出光興産は20分後に返ってきたこともあり、質が高いと感じます。


環境・エコは?
出光興産はLNG火力発電が70%、再生可能エネルギー(FIT電気)が20%、Looopでんきは詳細な電源構成を公表していません。
CO2排出量 | Looopでんき | 出光興産 |
---|---|---|
2020年度 | 349g | 467g |
2018年度 | 349g | 476g |
2017年度 | 349g | 476g |
2016年度 | 349g | 459g |
環境省を通じて公表された、「CO2排出係数」のデータです。1kWhの電気を供給するごとに、どれだけのCO2を排出するのかを表す数値です。
CO2排出量はLooopでんきの方が少ないと言えます。
出光興産の水準でも新電力としては平均的なものですが、Looopでんきは新電力としては排出量が少ないと言える水準です。Looopでんきの方が環境負荷が小さいと言えます。


特徴をまとめると・・
最後に、2社の特徴をまとめます。
Looopでんき
中部電力が出資している大手新電力です。
2022年6月に値上げを実施しました。当サイトの試算はいずれも値上げ後の料金単価を元にした試算です。値上げ後の料金では、出光の方が多くの条件で安くなっています。
また、2022年10月から電力の市場取引価格に連動して電気代が変動する仕組みを採用しており、電気代が高騰するリスクのある料金体系となっています。

出光興産
多くの条件でLooopでんきよりも電気代が安い料金設定です。
上で紹介した試算には含めていませんが、給油がリッター2円割引になる特典もあります。この割引を含めると、一人暮らし世帯では新電力最安値クラスで利用できる場合もあります。
