ニチガスとCDエナジーの比較

ニチガスとCDエナジーの比較


 ニチガスとCDエナジーを比較します。電気・ガスの単体契約、あるいはセット契約で安いのはどちらなのか、世帯人数別のシミュレーションで分かりやすく比較します。



ニチガスとCDエナジーの比較


  ニチガスとCDエナジー、何が違うのかあらゆる角度から比較していきます。


電気料金の比較


 東京電力の標準的なプランである「従量電灯B」と比較して、年間いくらお得になるのか。世帯人数ごとの平均使用量で試算した結果を紹介します(いずれもガスとのセット契約時の電気料金)


シュミレーション条件
お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
ニチガス
ガスとセット契約
20A契約不可 -7.3%
-8312円
-8.1%
-10735円
-8.7%
-13274円
CDエナジー
ベーシック
CDエナジー
ファミリーでんき
CDエナジー
シングルでんき

 一人暮らし世帯ではCDエナジーのベーシックプランが安いです。
 ニチガスは使用量が少ないと東電よりも割高になる料金体系なので、30Aの月170kWhで計算してもCDエナジーの方が安いというか月170kWhではニチガスは東電よりも高いので注意が必要です(月200kWh以上使うと東電より安い)


 なお、CDエナジーは電気だけでも契約可能ですが、ニチガスはガスとのセット契約でないと契約できません。


ニチガス公式サイト CDエナジーダイレクトの公式サイト

 なお、上記の料金シミュレーションでは燃料費調整の上限を考慮していないため、燃料価格の推移によっては試算値よりも高くなる場合や、燃料費調整に上限を設けている大手電力の従量電灯よりも高くなる場合があります。他の料金比較サイトを利用する場合も注意してください。料金一括シミュレーションでは最新月の燃料費調整単価をもとに試算できます。


ガス料金の比較


 続いて、ガス料金を比較します。東京ガスの「一般契約」と比較して、年間でいくら節約になるのかを明らかにします。


1人
月17m3
2人
月31m3
3人
月39m3
4人
月40m3
ニチガス -2.7%
-1045円
-3.5%
-2170円
-3.8%
-2797円
-3.8%
-2876円
CDエナジー -3.6%
-1398円
-3.6%
-2203円
-3.6%
-2651円
-3.6%
-2707円

 1〜2人世帯ではCDエナジーの方が安く、3人以上の世帯ではニチガスの方が安いです。


 ニチガス、CDエナジーともにガスだけでも契約可能です。


電気ガスのセット契約で安いのは?


 セット契約ではどちらが安いのか、年間で節約になる金額を合算して計算します(電気が複数プランあるCDエナジーは各条件で最も安くなる電気料金プランを選択)


お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
ガス:17m3
2人
30A / 月348kWh
ガス:31m3
3人
40A / 月391kWh
ガス:39m3
4人
50A / 月437kWh
ガス:40m3
ニチガス - -10482円 -13532円 -16150円
CDエナジー -3347円 -9242円 -12325円 -15556円

 一人暮らし世帯のみCDエナジーの方が安く、2人以上の世帯のセット契約ではニチガスの方がトータルで安い結果となりました。


ニチガス公式サイト CDエナジーダイレクトの公式サイト

サービスの違い


ニチガス CDエナジー
初期費用 無し 無し
解約時の違約金 無し 無し
Amazonプランなどは違約金あり
付帯サービス 駆けつけサービス 無し
支払い方法 クレジットカード、口座振替など クレジットカード、口座振替

 ニチガスには駆けつけサービスが付いています。電気のトラブルが発生した際に、無料で駆けつけ60分以内まで無料で対応してくれるというものです(部品代などは実費で発生する場合も)


CDエナジーダイレクトの「見える化」

CDエナジーダイレクトの「見える化」

 CDエナジーはウェブのマイページで利用できる「見える化」が充実しています。他の新電力と同じように単に電気使用量をグラフ等で確認できるだけでなく、同じような世帯構成の家庭と比較する機能などが充実しており、電気の使い方を見直すのに役立ちます。


ニチガス公式サイト CDエナジーダイレクトの公式サイト

環境・エコは?


CO2排出量 ニチガス CDエナジー
2020年度 495g 432g
2019年度 469g 432g
2018年度 670g 430g
2017年度 632g データ無し

 環境省を通じて公表された、「CO2排出係数」のデータです。1kWhの電気を供給するごとに、どれだけのCO2を排出するのかを表す数値です。CDエナジーは2018年に参入したため、以前のデータがありません。


 2社の比較では、CDエナジーの方がCO2排出量が少なく環境負荷が小さいと評価できます。


 ニチガスは過去年度に悪い成績を残していましたが、19年度以降は新電力としては平均的といえる水準にまで一気に改善しています。一方、CDエナジーは一貫して排出量が少ないといえる水準をキープしています。


特徴をまとめると・・


 最後に、2社の特徴をまとめます。


ニチガス


 2人以上の世帯で電気・ガスをセット契約にする場合は、CDエナジーよりもトータルで「僅差」で安いです。


ニチガス公式サイト

CDエナジー


 一人暮らしの場合はニチガスよりも明らかに割安。2人以上の世帯では、差は大きくはありませんがニチガスと比較してやや割高になる料金設定です。


CDエナジーダイレクトの公式サイト



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