NUROでんきとエルピオでんきの比較


エルピオでんきはサービスを終了しました。この記事は過去情報です。

NUROでんきとエルピオでんきの比較


 ネット回線とのセット割引にメリットがあるNUROでんきと、電気代だけで安くなることを売りにしているエルピオでんき。本当にお得なのはどちらなのか、電気料金やサービス内容を詳しく、分かりやすく比較します。



NUROでんきとエルピオでんきの比較


  NUROでんきとエルピオでんき、何が違うのかあらゆる角度から比較していきます。


料金プランの比較 どちらが安い?


 各地域の大手電力会社の標準的なプランである「従量電灯」と比較して、年間いくらお得になるのか。世帯人数ごとの平均使用量で試算した結果を紹介します。


お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
NUROでんき
通信セットプラン
-1.9%
-998円
-4.4%
-5047円
-5.8%
-7734円
-5.5%
-8470円
エルピオでんき
スタンダードS
20A契約不可 -7.4%
-8371円
-11.2%
-14862円
-11.7%
-17850円

 エルピオでんきは20Aでは契約できません。30Aの場合、一人暮らしの使用量では東京電力と料金がほぼ変わらないためメリットはありません。一方、NUROでんきは一人暮らしの使用量でも東電より安くなる料金体系です。


 2人以上の世帯では、いずれもエルピオでんきの方が安いです。関東エリアの新電力の中でも最安水準といえる料金プランです。


お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
NUROでんき
通信セットプラン
-2.1%
-1108円
-4.5%
-5004円
-4.7%
-6101円
-4.1%
-6145円
エルピオでんき
スタンダードS
20A契約不可 -4.0%
-4528円
-6.3%
-8136円
-7.7%
-11428円

 1〜2人暮らしではNUROでんき、3人以上の世帯ではエルピオでんきが安いです。


お得率と年間節約額
1人
月170kWh
2人
月348kWh
3人
月391kWh
4人
月437kWh
NUROでんき
通信セットプラン
-2.8%
-1260円
-5.0%
-5033円
-4.8%
-5601円
-4.2%
-5601円
エルピオでんき
使った分だけS
+0.4%
+179円
-8.9%
-9040円
-10.6%
-12394円
-12.1%
-15982円

 一人暮らしのみ、NUROでんきが安いです。エルピオでんきは月の使用量が180kWhを下回ると関西電力より「割高」となるため、基本的に一人暮らしの方にはおすすめしません。


 2人以上の世帯では、エルピオでんきの方が安いです。関西エリアの新電力の中でも上位のお得な料金プランといえます。


お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
NUROでんき
通信セットプラン
-2.5%
-1159円
-4.9%
-4923円
-5.3%
-6215円
-4.8%
-6498円
エルピオでんき
使った分だけS
20A契約不可 -5.0%
-4982円
-8.6%
-10171円
-11.4%
-15474円

 一人暮らしの場合、エルピオでんきは30Aでは契約できないため20A以下の場合は自動的にNUROでんきを選択することになりますが、30A・月170kWhという条件で試算すると実はエルピオの方が安いです。30A以上で契約している場合はエルピオがおすすめです。


 2人以上の世帯に関しては、エルピオでんきの方が明らかに安いです。


NURO公式サイト エルピオでんき公式サイト

サービスの違い


NUROでんき エルピオでんき
初期費用 無し 無し
解約時の違約金 無し 無し
付帯サービス 無し 駆けつけサービス
支払い方法 口座振替、クレジットカード 口座振替、クレジットカード

 エルピオでんきは駆けつけサービスを提供しています。「電気のトラブル」に無料で対応するものです。電気がつかない、コンセントが使えない等のトラブルに対し応急処置を無料で行ってくれます。


 サービス内容はエルピオでんきの方が優れていると言えます。


NURO公式サイト エルピオでんき公式サイト

環境・エコは?


CO2排出量 NUROでんき エルピオでんき
2020年度 432g(関東)
495g(関東以外)
433g
2019年度 432g(関東)
403g(関東以外)
612g
2018年度 430g(関東)
403g(関東以外)
506g
2017年度 430g(関東)
389g(関東以外)
604g
2016年度 データ無し(関東)
385g(関東以外)
571g

 環境省を通じて公表された、「CO2排出係数」のデータです。1kWhの電気を供給するごとに、どれだけのCO2を排出するのかを表す数値です。


 新電力としてはCO2排出量が「やや多い」といえるエルピオでんきに対し、NUROでんきはCO2排出量が「少ない」といえる水準です。


NURO公式サイト エルピオでんき公式サイト

特徴をまとめると・・


 最後に、2社の特徴をまとめます。


NUROでんき



 関東では中部電力と大阪ガスが共同出資で設立されたCDエナジーが、関東以外のエリアでは大阪ガスが電気を供給する新電力サービスです。NUROの通信回線とのセット割引で月500円安くなるのが特徴です(当サイトの試算にはセット割引を含めています)


 エルピオでんきとの比較では、主に一人暮らし世帯で電気料金が安く、お得です。2人以上の世帯ではメリットが薄いと言えます。


 新電力としてはCO2排出量が少なく、環境負荷が小さい点もメリットといえます。


NURO公式サイト

エルピオでんき


エルピオでんきの「見える化」

エルピオでんきの「見える化」

 千葉県市川市に本社を置くうプロパンガス会社です。2016年の電力完全小売自由化を機に電力事業に参入し、電気料金の安さを武器に主にネット経由で契約を伸ばしている会社です。


 NUROでんきとの比較では、主に2人以上の世帯で「お得」です。NUROでんき以外の新電力と比較しても、2人以上世帯という条件では競争力がある料金水準です(地域によっては「最安水準」といえる)


 駆けつけサービスが付いている点もメリットといえるでしょう。CO2排出量がやや多い点はデメリットです。


エルピオでんき公式サイト



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