楽天でんきと西部ガス電気の比較

楽天でんきと西部ガス電気の比較


 ネットを中心に注目を集める楽天でんきと、九州で10万件の契約を獲得している西部ガスの電気。この2社を電気料金やサービスなど、あらゆる面から詳しく比較します。



楽天でんきと西部ガス電気の比較


  楽天でんきと西部ガス電気、何が違うのかあらゆる角度から比較していきます。


料金プランの比較 どちらが安い?


 まずは料金プランを、世帯人数ごとの「平均使用量」で比較します。九州電力の「従量電灯B」と比較して年間いくら安くなるのかを紹介します。


シュミレーション条件
お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
楽天でんき
プランS
20A契約不可 +8.9%
+8915円
+4.6%
+5443円
+1.5%
+1978円
西部ガス
ガスとセット契約
-0.9%
-396円
-2.9%
-2915円
-5.1%
-6031円
-5.2%
-7048円
西部ガス
電気のみ
-0.4%
-166円
-1.1%
-1057円
-1.2%
-1357円
-1.2%
-1660円

 楽天でんきが2022年6月から大幅な値上げを行ったため、どの条件でも西部ガス電気の方が安いです。楽天でんきは一般家庭の平均的な使用量で九州電力の標準メニューよりも割高な料金設定となっており、現在契約中の人は注意が必要です。


公式サイト

 なお、上記の料金シミュレーションでは燃料費調整の上限を考慮していないため、燃料価格の推移によっては試算値よりも高くなる場合や、燃料費調整に上限を設けている大手電力の従量電灯よりも高くなる場合があります。他の料金比較サイトを利用する場合も注意してください。料金一括シミュレーションでは最新月の燃料費調整単価をもとに試算できます。


サービスの違い


 続いて、細かなサービス内容の違いを比較します。


楽天でんき 西部ガス電気
初期費用 無し 無し
解約時の違約金 無し 無し
見える化 あり あり

 楽天でんき、西部ガスともに特に目立った付加サービスはありませんが、ウェブサイトで自宅の電気使用量を確認できる「見える化」を提供しています。


 自宅の電力使用量を時間帯ごとのグラフで確認できるので、電気の使い方の見直しに役立ちます。楽天でんきは私も自宅で利用していたことがありますが、数時間遅れでデータがどんどん反映されていたので、使い勝手が良かったです(1日1回まとめてデータ反映という会社が多い)


楽天でんきの「見える化」

楽天でんきの「見える化」

環境・エコは?


CO2排出量 楽天でんき 西部ガス電気
2020年度 534g 530g
2019年度 534g 423g
2018年度 512g 497g
2017年度 589g 540g
2016年度 559g 629g

 環境省を通じて公表された、「CO2排出係数」のデータです。1kWhの電気を供給するごとに、どれだけのCO2を排出するのかを表す数値です。


 近年の傾向としては、西部ガスの方がCO2排出量が少ないと言えます。


 楽天でんき、西部ガスともに電源構成は公表していません。




特徴をまとめると・・


 最後に、2社の特徴をまとめます。


楽天でんき


楽天の本社ビル

楽天の本社ビル

 2022年6月に大幅な値上げを実施したため、一般家庭では西部ガス電気はおろか九州電力の標準メニューよりも割高な料金プランとなっており、現在は契約するメリットが無いサービスと結論づけることができます。


公式サイト

西部ガス電気


 楽天でんきと比較すると明らかに電気代が安いと結論づけることが出来ます。楽天でんきと比較すると安いものの、九州エリアの新電力の中では「割高」といえる料金水準なので、とことん節約したい人には他社をおすすめします。




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