テラセルでんきとLooopでんきの比較
テラセルでんきとLooopでんき、電気代が本当に安いのはどちらなのか。世帯人数別の平均使用量でのシミュレーションをもとに、サービスの違いも含めて徹底比較します!
目次
テラセルでんきとLooopでんきの比較
テラセルでんきとLooopでんき、何が違うのかあらゆる角度から比較していきます。
料金プランの比較 どちらが安い?
各地域の大手電力会社の標準的なプランである「従量電灯」と比較して、年間いくらお得になるのか。世帯人数ごとの平均使用量で試算した結果を紹介します。
Looopでんきは市場連動型プランを採用しており、30分ごとに料金単価が変動します。事前に料金を予想することが全くできないため、試算を掲載できません。また市場連動型プランは電力取引価格の推移によっては電気代が高額になる恐れがあるため、基本的に利用を推奨しません。
テラセルでんきも「マーケットプラン」という同様の料金プランを提供しています。「マーケットあんしんプラン」は電気代を計算する際に参照する電力取引価格に上限を設けており、リスクが抑えられており、市場連動型プランを契約するのであればLooopではなくテラセルを推奨します。Looopならびにテラセル「マーケットプラン」は参照する電力取引価格が最高600円/kWhまで上昇し、一般家庭(月300kWh)の電気代が1ヶ月で20万円前後になるリスクがありますが、テラセルの「マーケットあんしんプラン」であれば上限は36円/kWhなので高騰時でも電気代は2万円程度で済みます。
サービスの違い
テラセルでんき | Looopでんき | |
---|---|---|
初期費用 | 無し | 無し |
解約時の違約金 | 無し | 無し |
付帯サービス | 無し | 駆けつけサービス(関東のみ) |
支払い方法 | クレジットカード、口座振替 | クレジットカード |
Looopでんきでは関東エリアのみ、電気のトラブル発生時に無料で応急対応を行う「かけつけるーぷ」というサービスが付帯しています。使う機会はほとんど無いと思いますが、もしもの時に便利なサービスです。
2社とも解約違約金や初期費用は無く、契約しやすい分かりやすいサービス内容です。
環境・エコは?
CO2排出量 | テラセルでんき | Looopでんき |
---|---|---|
2020年度 | 519g | 349g |
2019年度 | 519g | 349g |
2018年度 | 815g | 349g |
2017年度 | 610g | 349g |
2016年度 | 566g | 349g |
環境省を通じて公表された、「CO2排出係数」のデータです。1kWhの電気を供給するごとに、どれだけのCO2を排出するのかを表す数値です。
2社を比較するとLooopでんきの方がCO2排出量が大幅に少ないと言えます。Looopは大手電力会社の平均的な水準よりも少ない一方、テラセルについては平均的な水準よりもCO2をやや多く排出しています。
環境負荷の大きさで選ぶならLooopに軍配が上がります。
特徴をまとめると・・
最後に、2社の特徴をまとめます。
テラセルでんき
伊藤忠系の新電力です。
非市場連動の料金プランは電力取引価格高騰時の電気代高騰リスクが無いため、安心感があります。また非市場連動型の料金プランの中でもテラセルでんきの電気代は安く、主要な新電力各社と比較しても競争力がある料金水準です。
市場連動型プランに関しても、参照する電力取引価格に上限を設定した「マーケットあんしんプラン」を提供しており、リスクが抑えられています。上限が無い「マーケットプラン」やLooopでんきは最悪の場合、一般家庭の電気代が1ヶ月で20万円を超える事態も起こり得る(電力取引価格が600円/kWhで一ヶ月推移した場合)ので、リスクが大きいです。
Looopでんき
中部電力が出資している大手新電力会社です。
Looopでんきは市場連動型プランを採用しており、30分ごとに料金単価が変動します。事前に料金を予想することが全くできないため、試算を掲載できません。また市場連動型プランは電力取引価格の推移によっては電気代が高額になる恐れがあるため、基本的に利用を推奨しません。