テラセルでんきとLooopでんきの比較
テラセルでんきとLooopでんき、電気代が本当に安いのはどちらなのか。世帯人数別の平均使用量でのシミュレーションをもとに、サービスの違いも含めて徹底比較します!
目次
テラセルでんきとLooopでんきの比較
テラセルでんきとLooopでんき、何が違うのかあらゆる角度から比較していきます。
料金プランの比較 どちらが安い?
各地域の大手電力会社の標準的なプランである「従量電灯」と比較して、年間いくらお得になるのか。世帯人数ごとの平均使用量で試算した結果を紹介します。
Looopでんきが大幅に値上げを行ったため、現在の料金プランで比較すると一般家庭の平均的な使用条件ではテラセル電気の方が電気代が安いという結論になります。
ただし契約容量が60Aを超える場合、また契約容量50A以上で電気の使用量が少ない場合(太陽光発電による発電量が多い場合、別荘など)はLooopでんきの方が安くなる場合もありますが、一般的な使い方ではテラセルの方が安いです。
なお、Looopでんきは電力の市場取引価格に連動して料金が変動する仕組みを導入しており、料金が高騰するリスクがあります。当サイトの試算には変動を加味していません(事前の予想が出来ないため) テラセル電気についても燃料費調整に上限が無いため燃料価格が高騰した場合、電気代が高くなる恐れがあります(試算では考慮していません)
サービスの違い
テラセルでんき | Looopでんき | |
---|---|---|
初期費用 | 無し | 無し |
解約時の違約金 | 無し | 無し |
付帯サービス | 無し | 駆けつけサービス(関東のみ) |
支払い方法 | クレジットカード、口座振替 | クレジットカード |
Looopでんきでは関東エリアのみ、電気のトラブル発生時に無料で応急対応を行う「かけつけるーぷ」というサービスが付帯しています。使う機会はほとんど無いと思いますが、もしもの時に便利なサービスです。
2社とも解約違約金や初期費用は無く、契約しやすい分かりやすいサービス内容です。
環境・エコは?
CO2排出量 | テラセルでんき | Looopでんき |
---|---|---|
2020年度 | 519g | 349g |
2019年度 | 519g | 349g |
2018年度 | 815g | 349g |
2017年度 | 610g | 349g |
2016年度 | 566g | 349g |
環境省を通じて公表された、「CO2排出係数」のデータです。1kWhの電気を供給するごとに、どれだけのCO2を排出するのかを表す数値です。
2社を比較するとLooopでんきの方がCO2排出量が大幅に少ないと言えます。Looopは大手電力会社の平均的な水準よりも少ない一方、テラセルについては平均的な水準よりもCO2をやや多く排出しています。
環境負荷の大きさで選ぶならLooopに軍配が上がります。
特徴をまとめると・・
最後に、2社の特徴をまとめます。
テラセルでんき
伊藤忠系の新電力です。
一般家庭の平均的な電気の使い方では、Looopでんきよりも電気代が安いと言えます。電気の使用量が少ない場合でも大手電力より割安になる料金体系なので、その点でも安心感があると思います。
Looopでんき
中部電力が出資している大手新電力会社です。
テラセル電気と比較すると、一般家庭の平均的な使用条件では電気代が高くなってしまいます。ですが基本料金ゼロ円という料金体系なので、基本料金が高い契約容量60A以上の契約ではテラセルよりも安くなる場合もあります。
電気の使用量が少ない2人以下の世帯や、契約容量が30A以下の場合は大手電力会社の標準メニューよりも電気代が高くなるケースが多いので注意してください。なお、当サイトの料金シミュレーションは2022年6月実施の値上げに対応済みです。
2022年10月から電力の市場取引価格に連動して電気代が変動する仕組みを採用しており、電気代が高騰するリスクのある料金体系となっています。