東京電力とENEOSでんきの比較
東京電力とENEOSでんきはどちらの方が電気料金が安いのか。サービス内容や環境性能の違いも含めて詳しく比較します。
東京電力とENEOSでんきの比較
東京電力とENEOSでんき、何が違うのかあらゆる角度から比較していきます。
料金プランの比較 どちらが安い?
東京電力の標準的なプランである「従量電灯」を基準に、ENEOSでんきは年間でいくら安いのか・高いのか。世帯人数ごとの平均使用量で試算した結果を紹介します。
お得率と年間節約額 | 20A / 月170kWh |
30A / 月348kWh |
40A / 月391kWh |
50A / 月437kWh |
ENEOSでんき Vプラン |
-1286円 | -6170円 | -8136円 | -10238円 |
基本的にENEOSでんきの方が安いです。
ちなみに、ENEOSでんきVプランよりもCDエナジーダイレクトの「ベーシックでんきプラン」の方が安いので、電気代をもっと安くしたい方にはこちらがおすすめです。CDエナジーは大阪ガスと中部電力が共同で設立した会社です。初期費用や解約違約金などもありません。
サービスの違い
続いて、サービス内容を比較します。
東京電力 | ENEOSでんき | |
---|---|---|
初期費用 | 無し | 無し |
解約時の違約金 | 無し | 通常プランは無し 2年契約は千円 |
付帯サービス | 駆けつけサービス | →廃止 |
支払い方法 | カード、口座振替、コンビニ | カード、口座振替 |
ENEOSでんきには電気のトラブルに無料で対応してくれる「駆けつけサービス」が付いています。電気がつかない、コンセントが焦げ臭いといったトラブルに応急対応をしてくれるのに加え、年3回まで電球交換も行ってくれます(電球代は実費で必要) 電球交換にまで対応している駆けつけサービスは珍しいです。 →2023年秋に廃止されました
東京電力の自由化向けプラン(スタンダード、プレミアムなど)には生活かけつけサービスが無料付帯しています。水回りのトラブル、鍵のトラブル、電気のトラブル、窓ガラスのトラブル発生時に無料で応急対応をしてくれるというものです。サービス面では東京電力の方が優れていると言えます。なお生活かけつけサービスは東京電力でも「従量電灯」などには付帯しません。
解約違約金については、ENEOSでんきは2年契約にすると途中解約で違約金が発生します。通常の契約では違約金等は発生しません。

環境・エコは?
CO2排出量 | 東京電力 | ENEOSでんき |
---|---|---|
2020年度 | 441g | 472g |
2019年度 | 455g | 494g |
2018年度 | 462g | 494g |
2017年度 | 462g | 509g |
2016年度 | 474g | 459g |
環境省を通じて公表された、「CO2排出係数」のデータです。1kWhの電気を供給するごとに、どれだけのCO2を排出するのかを表す数値です。
17年度以降はENEOSでんきの方が排出量が多くなっており、東電の方が環境負荷が小さいと言えます。とはいえENEOSでんきの値でも新電力あるいは全国の大手電力会社と比較して平均的と言える水準です。
