空き家の電気代を安くする方法
日本にある空き家の数は、なんと820万戸。その数は今後もますます増加していくと言われています。そんな空き家でも、清掃などのために電気の契約を維持しているケースは多いでしょう。
空き家に「最適」な電気料金プランを選ぶことで、毎月の電気代が半額以下に出来るケースもあります。おすすめの電力会社や、選ぶ際の注意点を紹介します。
まずやるべきこと
契約アンペアの見直し
そこで暮らす予定が当分無いのであれば、まずはアンペア数の見直しを行ってください。誰も暮らしていない家で40Aも50Aも必要ありません。掃除機と明かりを使うだけなら、15Aもあれば充分です。この見直しをするだけで、年間8400円の節約(40A→15A:東電の場合)になります。
なお、関西・中国・四国・沖縄電力のエリアでは、アンペア指定の契約では無いため、この手は使えません。また、アンペアの変更は無料で出来ますが、原則として1年に1度程度しか出来ないので、1年以内に再び暮らし始めることが無い場合のみ有効です。
最近は「基本料金0円」のプランもあるので、そうしたプランを選ぶことでアンペア数を変更することなく、料金を下げることも可能です。
不要ならブレーカーは落とす
常時通電しておく必要が無いのであれば、ブレーカーは落としておきましょう。
1ヶ月の間に電気を全く使わなければ、「最低月額料金」という料金が適用され、とても安くなります。
例えば東電の場合は235.84円ですから、15Aの基本料金より更に200円/月近く安いです。漏電による火災などのトラブルも防げるので一石二鳥です。防犯のために明かりを点けておきたいとか、給湯器の凍結防止などの諸事情を考慮して判断してください。
家全体でブレーカーを落とさずとも、必要な箇所だけ残して分電盤で不必要な箇所だけ落としておくのもおすすめです。不必要な消費電力を削減することが出来ます。
乗り換え先のおすすめは?
では、どこの電力会社を選ぶのがよいのでしょうか?
全国446社の料金プランをチェックしている私が、空き家におすすめの電力会社を紹介します。
今、勧められるものは無い
2022年現在、エネルギー価格高騰による電力取引価格高騰の影響を受け、多くの新電力が深刻なダメージを受けています。
この記事では以前は「基本料金ゼロ円」の料金プランを空き家におすすめの電力会社として紹介していましたが、特に基本料金ゼロ円の料金プランを提供していた新電力が経営に深刻なダメージを受けており、軒並み新規申込み受付を停止あるいは大幅な値上げに至っています。
当面は大手電力会社の標準メニューである従量電灯A/B/Cの利用を推奨します。最新の電気料金プランの比較は以下の料金一括シミュレーションで。