空き家の電気代を安くする方法
日本にある空き家の数は、なんと820万戸。その数は今後もますます増加していくと言われています。そんな空き家でも、清掃などのために電気の契約を維持しているケースは多いでしょう。
空き家に「最適」な電気料金プランを選ぶことで、毎月の電気代が半額以下に出来るケースもあります。おすすめの電力会社や、選ぶ際の注意点を紹介します。
まず検討すべきこと
契約アンペアの見直し
そこで暮らす予定が当分無いのであれば、まずはアンペア数の見直しを行ってください。誰も暮らしていない家で40Aも50Aも必要ありません。掃除機と明かりを使うだけなら、20Aもあれば充分です。この見直しをするだけで、年間10000円の節約(50A→20A:東電の場合)になります。
なお、関西・中国・四国・沖縄電力のエリアでは、アンペア指定の契約では無いため、この手は使えません。また、アンペアの変更は無料で出来ますが、原則として1年に1度程度しか変更出来ないので、注意が必要です。1年以内に再び生活する、あるいは賃貸に出すことが決まったときに困るリスクもあります。
最近は「基本料金0円」のプランもあるので、そうしたプランを選ぶことでアンペア数を変更することなく、料金を下げることも可能です。
不要ならブレーカーは落とす
常時通電しておく必要が無いのであれば、ブレーカーは落としておきましょう。
1ヶ月の間に電気を全く使わなければ、「最低月額料金」という料金が適用され、電気代がとても安くなります。
例えば東電(従量電灯B)の最低月額料金は321.42円ですから、50A契約でブレーカーを上げっぱなしの場合より毎月1000円程度、安くなります。漏電による火災などのトラブルも防げるので一石二鳥です。防犯のために明かりを点けておきたいとか、給湯器の凍結防止などの諸事情を考慮して判断してください。
家全体でブレーカーを落とさずとも、必要な箇所だけ残して分電盤で不必要な箇所だけ落としておくのもおすすめです。不必要な消費電力や盗電を防ぐことが出来ます。
乗り換え先のおすすめは?
では、どこの電力会社を選ぶのがよいのでしょうか?
全国452社の料金プランをチェックしている私が、空き家におすすめの電力会社を紹介します。
エルピオでんき スマートダイレクト
エルピオでんきのスマートダイレクトプランは基本料金・最低月額料金0円の料金プランです。
市場連動型プランと呼ばれる料金体系で、電力取引価格に応じて30分単位で料金単価が変動します。電力取引価格によっては電気代が高額になる恐れもあるため、一般住宅には一切おすすめできない料金プランですが、基本料金0円かつ最低月額料金も0円なので空き家に適した料金プランと言えます。
解約違約金や初期費用もありません。
