休業中の飲食店の電気代を削減する方法

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休業中でも掛かる電気代


 新型コロナ対策で営業を「自粛」して売上が見込めない飲食店でも発生してしまう電気代。これを少しでも削減する方法を紹介します。



電灯契約の電気代を削減するには


 まずは電灯契約の電気代を削減する方法を紹介します。


「基本料金0円」の料金プランがおすすめ


 休業中の飲食店では電気の使用量に応じて発生する従量料金が大きく減少する一方、基本料金は従来と変わらず発生します。請求額に占める基本料金のウェイトが大きくなります。


 そこでおすすめしたいのが、「基本料金0円」の電気料金プランです。基本料金の分が0円になるので、営業を自粛して使用電力量が減っている中では非常にお得です。
 基本料金0円プランの一覧は以下の記事で。


 また、こうしたプランは契約容量が大きい場合、大手電力会社の標準的な料金プラン(従量電灯)よりもお得になります。概ね40A以上であれば使用量に関係なくお得なので、営業を再開した後も引き続きお得に利用出来ます。以下でシミュレーション出来ます。


 注意点としては、深夜電力プランなど時間帯によって料金単価が変わる料金プランから乗り換えた場合、かえって割高となる可能性もあります。現在契約中の料金プランが大手電力の「従量電灯」や、時間帯に関係なく単価変動が無い新電力の料金プランを契約している場合に検討を推奨します。


動力契約の電気代を削減するには


 電灯契約に加え、業務用冷蔵庫や空調、あるいはエレベーター用に「動力」(低圧電力」の契約がある飲食店もあります。動力の電気代を削減する方法を紹介します。


おすすめの料金プランは


 電灯契約ではおすすめした「基本料金0円」の料金プランですが、残念ながら動力プランでこのようなプランはありません。新電力の動力プランでは、大手電力会社の「低圧電力」よりも基本料金が大幅に割安に設定されたものが目立ちますが、一方で従量料金の単価が大手電力よりも割高なものが目立ちます。


 ENEOSでんきの動力プランは基本料金が大手電力の低圧電力よりも割安に、電力量料金は同水準に設定されているので、使用量問わず料金削減が可能な料金体系です。


「節電」する際の注意点


 飲食店経営の方に注意してもらいたい点を紹介します。


冷蔵庫・冷凍庫の電源をそのまま切ってはダメ


 業務用の冷蔵庫や冷凍庫は、電源を切る、あるいはブレーカーを落としてしまうことで当然、消費電力は掛からなくなります。ただしその際に注意すべき点があります。


 お使いの機種によって方法が異なるため、必ず取り扱い説明書の記載の手順に従って、電源を切ることをおすすめします。水抜きなどが必要になる場合があります。


 また、これは私の実体験ですが、長期間使わない事務所の冷蔵庫の電源を何もせずそのまま落として放置したところ、庫内がカビだらけになってしまったことがあります。冷蔵庫は電源を落とすと大量の結露が発生する場合があるので、カビの発生にはくれぐれも注意してください。




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