5人家族で安くなる新電力会社は?
5人家族の平均電気代を紹介した上で、全国441社から厳選して5人世帯の電気代が安くなる新電力会社を紹介します。
目次
5人世帯の平均電気代は?
まずは5人家族の平均電気代を紹介します。
政府統計では月12945円
電気料金については、総務省が実施している「家計調査」という統計で毎月調査が行われています。家計調査によれば、2019年度の5人世帯の平均電気代は月12945円でした。
なお、当サイトではこの金額から逆算して5人世帯の平均的な電気の使用条件を月443kWhとします(契約容量は50A)
多く使うと割高になる日本の電気料金制度
日本の電気料金プランは、使用量が増えるごとに料金単価自体が割高となる仕組みが取られています。5人家族のように、電気を多く使う世帯では電気代がより高額になる特徴があります。
日本の一般的な電気料金プランは、使用量が増えるごとに3段階で料金単価が高くなっていく料金体系となっています。一人暮らしのように使用量が安ければ料金単価も安く抑えられますが、5人家族のように多く使うと高くなってしまいます。
電力自由化によって参入した新電力は、3段階目の料金単価を大手電力より安く設定することで、利益を確保しつつ料金削減メリットを提供しています。5人家族では電力会社を切り替えるメリットがより大きいと言えます。
5人家族の電気代が安い新電力の一覧
5人家族の電気代が安くなる新電力会社を、全国441社から厳選して条件ごとに紹介します。
関東ではCDエナジー
関東エリアの5人暮らし世帯では、CDエナジーのファミリーでんきプランが最安水準です。5人世帯の平均使用量で東京電力の標準メニューと料金を比較します。
エリア | 年間削減額 |
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ファミリーでんき | -12529円 |
ベーシックでんき | -12064円 |
初期費用・解約金が無い料金プランです。CDエナジーには他に「ベーシックでんき」などのプランもありますが、5人世帯では「ファミリーでんき」が最も安いです。
関西では奈良電力
関西の5人暮らし世帯では、奈良電力が最安水準です。5人世帯の平均使用量で関西電力の標準メニューと料金を比較します。
エリア | 年間削減額 |
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関西電力エリア | -12057円 |
初期費用・解約金が無い料金プランです。「奈良」という社名ですが、奈良県以外でも利用できます。
中部では東邦ガス
中部電力のエリアでは、東邦ガスの「ギフトでんきプラン」が最安水準です。5人世帯の平均使用量で中部電力の標準メニューと料金を比較します。
エリア | 年間削減額 |
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中部電力エリア | -9083円 |
電気料金は中部電力と同じで、毎月2〜8%分のAmazonギフト券が還元される料金体系です。解約違約金・初期費用もありません。電気だけで契約できます。

東北・北陸・中国・四国・九州ではENEOSでんき
上記のエリアでは、ENEOSでんきが安いです。5人暮らし世帯の平均使用量で大手電力の標準メニューと料金を比較します。
地域 | 年間削減額 |
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東北電力エリア | -6478円 |
北陸電力エリア | -5523円 |
中国電力エリア | -6453円 |
四国電力エリア | -7445円 |
九州電力エリア | -6254円 |
上記は解約違約金が無い契約での試算です。途中解約で1100円の解約金が発生する2年契約にすることで、更に年間1000円程度安くなります。
公式サイトではなく電気チョイスから申し込むと3000円分のキャッシュバックがあります。
北海道ではエネワンでんき
北海道電力エリアの5人暮らし世帯では、エネワンでんきの「エネワンLプラン」が最安水準です。5人世帯の平均使用量で北海道電力の標準メニューと料金を比較します。
最安水準の電力会社 | 年間削減額 |
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エネワンでんき エネワンLLプラン |
-18097円 |
エネワンでんきは他にもいくつかの料金プランを提供していますが、5人世帯では「エネワンLLプラン」が安いです。

沖縄では沖縄ガス
沖縄では沖縄ガスの電気が5人世帯で最安水準です。5人暮らし世帯の平均使用量(月443kWh)で沖縄電力の標準メニューと料金を比較します。
エリア | 年間削減額 |
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沖縄電力エリア | -7284円 |
12ヶ月以内に解約すると2000円の解約事務手数料が発生する点はデメリットとして指摘できます。
オール電化住宅には
地域ごとに「安くなる」電力会社を紹介しましたが、上で紹介した会社はいずれもオール電化住宅で契約すると、大手電力のオール電化プランよりも割高になるので注意してください。
オール電化住宅では、オール電化用の料金プランを契約しないと電気代が年間で数万円程度割高になることが多いです。オール電化プランの切り替えについては、以下の記事を参考にしてください。大手電力が「最安」の場合もあるので、乗り換えには注意が必要です。