別荘におすすめの電力会社は?
別荘やセカンドハウスといった、普段居住しているのとは別の建物でも、電力会社を自由に選ぶことが出来ます。しかし、選ぶ上でいくつかの注意点があるので、慎重に判断してください。注意事項を説明した上で、おすすめの電力会社を紹介します。
目次
注意点
別荘・セカンドハウスで電力会社を乗り換える場合、一般の住居よりも更に注意が必要です。
使用量によっては乗り換えない方がお得な場合も
電力自由化では、使用量が多い世帯ほど「お得率」が高まるプランが多いです。逆に、一人暮らしなど使用量の少ない家庭では、大手電力会社よりも新電力の方が割高になるケースも珍しくありません。
別荘やセカンドハウスでは、電気の使用量は少なくなりがちです。週末だけの利用だったり、年に数週間しか使わないという人も多いでしょう。使用量が少なくてもお得になる電力会社を選ぶようにしてください。
逆に、使用量が少なく請求額に占める基本料金のウェイトが大きい場合には、「基本料金0円」の電気料金プランに切り替えることで、大幅な節約になる場合もあります。
「最低月額料金」に要注意
電気の契約には、「最低月額料金」というものがあります。
これは電気を全く使わなかった時に適用されるもので、例えば東京電力では235.84円という価格です。ブレーカーを落としっぱなしにしていた月は、この金額が適用される可能性が高いです。
1年の間で数ヶ月しか使わない別荘で、ブレーカーを落としっぱなしにしているケースもあると思います。その場合は「最低月額料金」も考慮に入れて考える必要があります。
新電力の中には最低月額料金が大手電力会社よりも割高に設定されている場合もあるため、注意が必要です。
別荘におすすめの電力会社は?
全国446社の料金プランをチェックしている私が厳選してご紹介します。
2022年現在勧められるものは無い
2022年現在、別荘向けに推奨できる電気料金プランはありません。
以前はこの記事で「基本料金ゼロ円」の料金プランをおすすめとして紹介していましたが、基本料金ゼロ円のプランは軒並み新規申込み受付を停止、そして大幅な値上げに至ったものが目立つ状況であるため現状おすすめできるものはありません。
当面は大手電力会社の標準メニュー「従量電灯A/B/C」の利用を推奨します。
以下の電気料金一括シミュレーションで最新の電気料金プランを比較できます。
低圧電力(動力)も大幅削減が可能です
電灯契約の他に、ポンプなどで利用する低圧電力(動力プラン)を契約している別荘もあるでしょう。低圧電力についても、電灯と同じように電力会社を切り替えることで電気代の削減が可能です。電灯とは別々の電力会社と契約することも可能です。
別荘の場合、使用量が少なく、料金に占める基本料金の割合が大きいケースが多いです。その場合は基本料金に着目して電力会社を選ぶのがおすすめです。
大手電力よりも基本料金が30%前後割安な料金プランがあるので、そのような料金プランに切り替えることで大幅な節約が可能です。低圧電力は以下の比較表で比較できます。