別荘・セカンドハウスにおすすめの電力会社

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別荘におすすめの電力会社は?


 別荘やセカンドハウスといった、普段居住しているのとは別の建物でも、電力会社を自由に選ぶことが出来ます。しかし、選ぶ上でいくつかの注意点があるので、慎重に判断してください。注意事項を説明した上で、おすすめの電力会社を紹介します。



注意点


 別荘・セカンドハウスで電力会社を乗り換える場合、一般の住居よりも更に注意が必要です。


使用量によっては乗り換えない方がお得な場合も


 電力自由化では、使用量が多い世帯ほど「お得率」が高まるプランが多いです。逆に、一人暮らしなど使用量の少ない家庭では、大手電力会社よりも新電力の方が割高になるケースも珍しくありません。


乗り換えない方がお得な場合も


 別荘やセカンドハウスでは、電気の使用量は少なくなりがちです。週末だけの利用だったり、年に数週間しか使わないという人も多いでしょう。使用量が少なくてもお得になる電力会社を選ぶようにしてください。


 逆に、使用量が少なく請求額に占める基本料金のウェイトが大きい場合には、「基本料金0円」の電気料金プランに切り替えることで、大幅な節約になる場合もあります。


「最低月額料金」に要注意


 電気の契約には、「最低月額料金」というものがあります。
 これは電気を全く使わなかった時に適用されるもので、例えば東京電力では328.08円という価格です。ブレーカーを落としっぱなしにしていた月は、この最低月額料金が適用される可能性が高いです。


軽井沢

別荘地として知られる軽井沢

 1年の間で数ヶ月しか使わない別荘で、ブレーカーを落としっぱなしにしているケースもあると思います。その場合は「最低月額料金」も考慮に入れて考える必要があります。


 新電力の中には最低月額料金が大手電力会社よりも割高に設定されている場合もあるため、注意が必要です。


別荘におすすめの電力会社は?


 全国449社の料金プランをチェックしている私が厳選してご紹介します。


中部・北陸・中国・四国・九州電力管内では


 上記のエリアの別荘には、LooopでんきのスマートタイムONEをおすすめします。


 この料金プランは市場連動型プランと呼ばれる料金体系で、電力取引価格に応じて30分単位で料金単価が変動します。電力取引価格によっては電気代が高額になる恐れもあるため、一般住宅には一切おすすめできない料金プランですが、基本料金0円かつ最低月額料金も0円なので別荘に適した料金プランと言えます。


 上記で挙げた「西日本エリア」では、電力取引価格は比較的安定しているため、リスクは高くない点。また別荘は電力使用量が少ないため万が一高騰が起きてもデメリットが大きくならず、平時の安い料金のメリットの方が上回ることが予想されるため推奨します(繰り返しになりますが、一般住宅には推奨しません)


 解約違約金や初期費用もありません。Looopでんきは中部電力も出資している中堅新電力です。



東京電力管内では


 東京電力エリアではCDエナジーが安いです。CDエナジーは中部電力と大阪ガスが共同で設立し、首都圏で営業している新電力会社です。


 別荘ではCDエナジーの「シングルでんきプラン」が安いです。このプランは電気使用量が少ない場合に割安になる料金体系なので、居住している住宅と比較して電気使用量が少ない別荘に適した料金体系です。解約違約金・初期費用はありません。



北海道・東北電力管内では


 北海道と東北電力管内ではPontaでんきをおすすめします。


 Pontaでんきは大手電力従量電灯プランとほぼ同額(端数分の誤差)の電気料金で、毎月150円分のPontaポイントが還元されて割引になる料金プランです。固定で150円分の値引きとなるため、電気代が安い場合に「割引率」が大きくなる料金体系です。市場連動型プランではないので、電力取引価格が高騰しがちな東日本エリアでも安心です。


 KDDI系の会社が提供しています。解約違約金や初期費用もありません。スマホアプリが充実しているので、スマホから別荘の電気使用量を確認しやすい点でもメリットがあります。



関西電力管内では


 関西電力管内の別荘では基本的に大手電力の従量電灯プランをおすすめします。現状、わざわざ契約するほどメリットのある新電力の料金プランが存在しないと言える状況です。


沖縄電力管内では


 沖縄では携帯キャリア系の電気が安いです(ドコモでんきは沖縄非対応、楽天でんきは別荘の平均的な使用量ではメリットが無い)


社名 年間節約額
月170kWh
auでんき -362円
ソフトバンクでんき -1320円

 auでんきは初期費用・解約違約金無し。ソフトバンクでんきは初期費用はありませんが550円の解約事務手数料が掛かります。au・ソフトバンクを利用していない場合は沖縄電力を使い続けるのがおすすめです。



低圧電力(動力)も大幅削減が可能です


 電灯契約の他に、ポンプなどで利用する低圧電力(動力プラン)を契約している別荘もあるでしょう。低圧電力についても、電灯と同じように電力会社を切り替えることで電気代の削減が可能です。電灯とは別々の電力会社と契約することも可能です。


 別荘の場合、使用量が少なく、料金に占める基本料金の割合が大きいケースが多いです。その場合は基本料金に着目して電力会社を選ぶのがおすすめです。


軽井沢の別荘地

軽井沢の別荘地

 大手電力よりも基本料金が30%前後割安な料金プランがあるので、そのような料金プランに切り替えることで大幅な節約が可能です。低圧電力は以下の比較表で比較できます。




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