最大8千円安い!3人家族の電気代が安くなる電力会社一覧
日本の約20%を占める3人世帯。その電気代が大幅に安くなる電力会社を、全国452社のデータベースの中から厳選して地域ごとに紹介します。
- この記事の著者:石井元晴
2014年から当サイトを運営。産経新聞、週刊女性自身、週刊ポスト、女性セブンなど数々のメディアに電力自由化の専門家として取材を受けてきました。400社以上の料金プランに目を通しています。
目次
3人家族におすすめの電力会社
地域によって安い会社が異なります。
関東の3人暮らし世帯で安い電力会社
東京電力エリアではCDエナジーが安いです。CDエナジーは中部電力と大阪ガスが共同で設立し、首都圏で営業している新電力会社です。東京電力エナジーパートナーの標準メニュー(スタンダードS)との料金比較は以下のとおり(2025年1月分の燃料費調整額・料金、ポイント還元原則含む、同額の再エネ賦課金・政府電気代補助金は含まない)
使用条件 | 年間節約額 |
---|---|
CDエナジー ベーシックでんき | |
3人暮らし 40A/月391kWh |
-9366円 |
3人世帯の平均使用条件ではCDエナジーの「ベーシックでんきプラン」が関東で安いです(当サイトで掲載している452社・5562プラン中、市場連動型プランを除く) 東京ガスの「基本プラン」やENEOSでんき「Vプラン」などと比較してもCDエナジーの方が割安です。解約違約金・初期費用はありません。
北海道・東北・中部・中国で安い電力会社
上記エリアではミツウロコでんきの従量電灯B・Aが最安水準です。各地域の大手電力各社の標準メニューと料金を比較します(平均使用量での試算)
エリア | 年間節約額 40A/月391kWh |
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北海道電力エリア | -8844円 |
東北電力エリア | -4342円 |
中部電力エリア | -4288円 |
中国電力エリア | -8297円 |
解約違約金や初期費用もありません。ミツウロコでんきは1926年創業でガソリンスタンドやプロパンガスの販売を手掛けるミツウロコグループの電力部門です。
北陸・四国電力エリアの3人暮らし世帯で安い電力会社
出光でんきが3人暮らし世帯の平均使用条件で最安水準です。
エリア | 年間節約額 40A/月391kWh |
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北陸電力エリア | -4042円 |
四国電力エリア | -5172円 |
解約違約金や初期費用もありません。加えて出光やシェルのガソリンスタンドでの給油がリッター2円引きになる特典もあるのでマイカーをお持ちの方は更にお得です。
関西の3人暮らし世帯で安い電力会社
関西電力エリアでは奈良電力が安いです。解約違約金・初期費用はありません。燃料費調整に上限を設けています。
エリア | 年間節約額 月391kWh |
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関西電力エリア | -9367円 |
関西では燃料費調整額の関係で、大阪ガスなど大多数の新電力が関電標準メニューより割高になっています。奈良電力のように燃料費調整額に「上限」を設けている新電力でないと関電より割高になるのでご注意ください。
九州の3人暮らし世帯で安い電力会社
九州電力エリアではコスモ石油のコスモでんきが安いです。3人暮らしの平均使用量では「ポイントプラス」の方が安いです。解約違約金・初期費用はありません。燃料費調整に上限を設けています。
現在特にキャンペーンはありません。
沖縄の3人暮らし世帯で安い電力会社
沖縄では楽天でんきが安いです。沖縄電力の従量電灯(標準メニュー)と3人世帯の平均使用条件で料金を比較します。
社名 | 年間節約額 月391kWh |
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楽天でんき | -2008円 |
楽天でんきは初期費用・解約違約金もありません。
電気の新規契約3千円分のポイントが付与されるキャンペーンを実施しています。適用には新規契約など諸条件があるので詳細は公式サイトで確認してください。
オール電化住宅は要注意
ここまで地域ごとに「電気代が安くなる」新電力会社を紹介しましたが、オール電化住宅についてはこの限りではありません。
オール電化住宅がオール電化用でない料金プランに切り替えると、多くの場合電気代が大幅に割高となるので注意が必要です。上で紹介した「安い」新電力への切り替えでも、高くなってしまうことが多いです。場合によっては新電力ではなく大手電力会社と契約し続けた方がお得になるケースもあります。
オール電化住宅にお住まいの方は以下の記事を参考にしてください。地域ごとに割安な電力会社を紹介しています。
3人暮らしの電気代を節約する方法
電力会社を切り替える以外にも、電気代を節約する方法があります。
契約容量の見直し
関西・中国・四国・沖縄以外のエリアでは、電気の契約容量(アンペア)が増えるごとに毎月の基本料金が高くなります。したがって、契約容量を下げることで電気代が安くなります。
例えば東京電力の場合、アンペアを1段階(10A)下げるだけで月に295円の節約となります。
これまでに一度もブレーカーが落ちたことが無い場合は、ぜひ検討してみてください。アンペアの変更は契約している電力会社(新電力を含む)に連絡すれば無料で対応してもらうことが出来ますが、1年に1回程度しか出来ません。下げすぎると生活に支障が生じる場合もあるので注意してください。
関西・中国・四国・沖縄についても、kVA単位で契約している場合は契約容量を下げることで基本料金が安くなります。