15Aでも契約できる、安い電力会社は?
契約を受け付けていない新電力も多い15A契約。15Aで電気代が安い新電力を、451社から厳選して紹介します。
目次
15Aでは利用できない新電力が多い
まずは15A契約の悲しい現実を紹介します。
受け付けてもらえない15A契約
電力自由化では多数の「新電力」が電気の販売に参入しましたが、その中でも15Aのユーザーを受け付けている新電力は少ないと言わざるを得ない現実があります。
電気料金比較サイトとしては最も多くの料金プランを掲載している、当サイトの電気料金シミュレーションで東京電力エリアを調べてみると、40A契約では442プラン選べるのに対し、15Aでは133プラン(いずれも記事執筆時点)と3分の1に留まります。
日本の電気料金プランは、電気を多く使うほど料金単価が高くなる「3段階制」が一般的です。大家族のように使用量が多いと利益率が高まり、使用量が少ないと場合によっては大手電力会社の料金水準でも「赤字」になる場合があると言われています。
使用量は概ね契約容量に比例するため、15A契約は電力会社にとって利益率が低いと言えます。それに加え、大手電力と比較して料金削減メリットを提示しにくいため、15Aに対応していない新電力が多いです。
15A契約でも電気代が安くなる新電力の一覧
対応している新電力が少ない15A契約ですが、ちゃんと安くなる新電力もあります。451社から厳選して、地域ごとに紹介します。
Pontaでんき
Pontaでんきは大手電力従量電灯プランとほぼ同額の料金水準の電気料金で、Pontaポイントが毎月定額で150ポイント付与されて値引きされる料金体系です。割引が固定額なので、もともとの電気代が安い場合にこのポイント還元分が効果を発揮します。15A契約では最安水準の料金プランと言えます。
解約違約金や初期費用もありません。PontaでんきはKDDI系の会社が提供しており、その点でも安心感があります。
ただし、九州エリアに関しては燃料費調整額が高騰しているため推奨しません。九州エリアでは、九州電力の従量電灯プランをおすすめします。
関東ではCDエナジー
CDエナジーは中部電力と大阪ガスが共同で設立し、首都圏で営業している新電力会社です。東京ガスやENEOSでんき、auでんきなど主要な新電力と比較しても安いです。
15A契約の場合、「ベーシックでんきプラン」が安いです。解約違約金や初期費用などもありません。
ソフトバンク契約者はソフトバンクでんきも
ソフトバンクのスマホやネット回線を契約している場合は、「ソフトバンクでんき」(おうちでんき)も安いのでおすすめです。
ソフトバンクでんきは通信回線1つにつき月110円(3年目以降は55円に減額)のセット割引が適用されるため、1回線でもソフトバンクを契約していれば割引が適用されて安いです。
1回線分のセット割引でもかなり安いですが、セット割引対象が2回線以上になると「ありえない」安さとなります。契約が1回線の場合はPontaでんきの方が安いです。
ただし、東北・東京・関西・九州電力管内では市場連動型プランと呼ばれる、電気代が高額になる恐れがある特殊な料金体系を採用しています。これらの地域では推奨しません。Pontaでんきを推奨します。
マイカー保有なら出光でんき
マイカーを保有している場合は、出光でんきがおすすめです。
15A契約の場合、電気代は大手電力標準メニューとほぼ変わらないですが、ガソリンスタンド(出光・昭和シェル)での給油がリッター2円引き(月100Lまで)になる特典があるので、この特典を活用することでお得になります。
解約違約金や初期費用もありません。
関連記事
- 電気料金プランの比較表
電力自由化のプランを簡単に比較できます 451社掲載 - 一人暮らしの人におすすめの電力会社
電気代が安い会社を紹介します - 契約容量別の記事
- 15A契約の電気代が安い新電力会社
15A契約の電気代が安くなる電力会社 - 20A契約の電気代が安い新電力会社
20A契約の電気代が安くなる電力会社 - 30A契約の電気代が安い新電力会社
30A契約の電気代が安くなる電力会社 - 40A契約の電気代が安い新電力会社
40A契約の電気代が安くなる電力会社 - 50A契約の電気代が安い新電力会社
50A契約の電気代が安くなる電力会社 - 60A契約の電気代が安い新電力会社
60A契約の電気代が安くなる電力会社 - 10kVA以上の契約で電気代が安い新電力
10kVA以上で契約すると電気代が安くなる電力会社