解約違約金が無い電力会社は?
ネットからの手続きで簡単に切り替えができる電力会社。私のように15社以上を渡り歩く人は稀だと思いますが、解約時に気になるのが解約違約金です。この記事では、解約違約金が無い電力会社を一覧で紹介します。
目次
電力会社によって差がある解約違約金
まずは電力会社の解約違約金についてかんたんに解説します。
2万円の解約違約金を設定する電力会社も
電力会社の中には、独自に解約違約金を設定しているところがあります。中には解約違約金で利益を上げようとしているのではないか、と疑えるような「高額」な解約違約金を設定しているところもあります。
また、解約違約金の発生条件も電力会社によって大きく異なり、一定期間内(例えば1年)に解約すると解約違約金が発生するものや、解約月以外の解約、あるいは条件に関係なくいつでも解約違約金が発生するものなど様々です。
解約条件 | 備考 |
---|---|
一定期間内の解約で発生 | 一定以上の期間利用すれば解約金は発生しない |
解約月以外の解約で発生 | 更新月以外に解約すると解約金が発生 |
いつでも発生 | 利用期間、時期に関係無く解約違約金が発生 |
更に、解約違約金の名称も様々です。解約違約金としているものや、解約事務手数料、解約金、契約廃止手数料などの名称が使われることが多いです。解約金と解約事務手数料がダブルで発生する電力会社もあります。
名称 | 備考 |
---|---|
解約違約金 | 契約期間内の解約で発生する費用 |
解約金 | 同上 |
解約事務手数料 | 解約手続きに対し発生する費用 |
契約廃止手数料 | 同上 |
なお、解約金が発生する場合は最後の電気料金請求時に、電気料金とあわせて請求されることが多いです。
解約違約金の「相場」は?
電力会社の家庭向け料金メニューの解約違約金の相場は2000〜3000円です。解約違約金が3千円台を超える電力会社は多くはありません。400社以上の電力会社を見ている私の感覚では、4千円を超えると「高い」と感じます。
解約条件に関しては供給開始から1年未満の解約で解約違約金が発生する「1年縛り」が平均的です。1年を超えて利用しても解約違約金が発生する電力会社は解約条件が「厳しい」と言えます。
解約違約金が無い電力会社も多い
中には2万円を超える高額な解約違約金を設定している電力会社もある一方、解約違約金などを一切取らない電力会社の方が多いのが現実です。私は400社以上の電力会社をチェックしていますが、解約違約金が無い電力会社・料金メニューの方が多い印象を持っています。
必ずしも全てが当てはまるわけではありませんが、解約条件が厳しかったり、解約違約金が高い電力会社ほど、電気代が安くない(高い)印象があります。わざわざ解約違約金がある電力会社を契約する必要性はありません。
解約違約金が無い主な電力会社の一覧
具体的に、解約違約金が無い主な電力会社・料金メニューを紹介します。同じ電力会社でも、料金メニューによっては解約違約金が発生する場合もあるので注意してください。
電力会社 | 料金メニュー | 供給地域 |
---|---|---|
東京ガス | 基本プラン | 関東 |
大阪ガス | ベースプラン | 関西 |
出光でんき | Sプラン | 沖縄・離島除く全国 |
ミツウロコでんき | 従量電灯 | 沖縄・離島除く全国 |
auでんき | プランM | 離島除く全国 |
CDエナジー | ベーシック、シングル | 関東 |
楽天でんき | プランS | 離島除く全国 |
Looopでんき | スマートタイムONE | 離島除く全国 |
東京電力や関西電力などの大手電力会社の標準メニュー(従量電灯)も解約違約金はありません。