452社を大調査!再エネ賦課金が無い電力会社
当サイトが持つ452社におよぶ電力会社の料金メニューデータベースの中から「再エネ賦課金が無い」電力会社を一覧で紹介。「タダ」には落とし穴も・・?
目次
そもそも再エネ賦課金とは
そもそも再エネ賦課金とは何か、わかりやすく解説します。
再エネ賦課金って、何?

再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)とは、その名の通り再生可能エネルギーを促進するために、国民全体から広く徴収されている費用です。
太陽光発電や風力発電といった再生可能エネルギーは発電するためのコストが高いとされています。そのため、火力発電などと同じように発電して電気を販売しても採算が取りづらいとされています。
再エネ賦課金はそんな再エネの導入を拡大させるため、みんなから集めたお金で再エネの採算性を高めることで、再エネの導入を増やす目的で2012年から始まりました。
再エネ賦課金の後押しもあり、2010年に電源構成のわずか2%(水力除く、新エネ合計)だった再生可能エネルギーは、2023年には15%まで拡大しています。
再エネ賦課金の金額は
再エネ賦課金は電気の使用量に応じて課金されます。毎年5月に改定されており、1kWhあたりの単価が国のルールで決定されています。金額はほぼ一貫して上昇しており、2025年度は3.98円/kWhという価格です。月に300kWhを使う一般家庭では月に約1200円、年間で1万4000円負担しています。
ちなみに2023年度は再エネ賦課金の単価が急激に下落しました。これは前年にロシアがウクライナに侵攻しエネルギー価格が異常に高騰したことで、再生可能エネルギーで発電した電力が高値で売れたことで収支が改善した影響です。
再エネ賦課金は原則、どの電力会社でも同額 しかし・・
再エネ賦課金の単価は国が指定しているため、どの電力会社でも原則として「同額」です。例えば東京電力から東京ガスに乗り換えても、同じ量の電気を使えば同じ金額の再エネ賦課金が明細書に乗ります。
勘違いしている人も少なくないですが、再エネ賦課金は徴収した電力会社の「利益」にならないのはもちろん、「売上」にも計上されない会計ルールが現在は適用されています。お客さんから徴収された再エネ賦課金は、電力会社を通じてそのまま右から左へと流れていきます。
ちなみに、再エネ賦課金の負担額を減免する制度もありますが、その対象は年間100万kWh以上と膨大な量の電力を消費する事業者で、省エネ化に取り組んでいる事業者に限定されます。
そんな再エネ賦課金ですが、中には「コミコミ」で再エネ賦課金の加算を無しとしている電力会社も存在しています。以下、具体的に「再エネ賦課金無し」を謳う電力会社を一覧で紹介します。
再エネ賦課金が無い電力会社・料金メニューの一覧
再エネ賦課金の加算がない電力会社・料金メニューを一覧で紹介します。
| 電力会社・料金プラン | 備考 |
|---|---|
| 四つ葉電力 ほっと5.0安心プラン |
2025年10月現在も現存 |
| タダ電 | 2025年10月現在も現存 月70kWh程度まで再エネ賦課金無し |
| F-Power(ピタでん) 使いたい放題プラン |
提供元倒産 |
| 東北電力フロンティア シンプルでんき with Netflix |
廃止 |
2025年10月現在も新規で申し込めるのは四つ葉電力とタダ電です。
ピタでんの「使いたい放題プラン」は再エネ賦課金の別途課金の無い料金プランでした。再エネ賦課金が年々上昇していく中でもそれに合わせた料金改定も無く、また電気を多く使うファミリー世帯で「かなり安い」料金設定でしたが提供元のF-Powerは倒産しました(新電力最大手だった)
東北電力フロンティアのシンプルでんき with Netflixも再エネ賦課金の加算が無い料金プランで、かつ燃料費調整も無い料金プランでした。ネットフリックスの利用権が付く料金メニューであるにも関わらず、2022年の燃料価格高騰時は他社と比較してかなり割安な料金プランとなっていましたが、2025年3月にプランの提供が終了となりました。
四つ葉電力にはデメリットもある
現存する「再エネ賦課金無し」電力会社として貴重な存在の四つ葉電力ですが、デメリットもあります。
再エネ賦課金と燃料費調整額の加算が無い料金プランですが、電気料金の単価が高く設定されています。そのため2025年10月分の燃料費調整単価を含んだ料金試算(四つ葉電力には燃料費調整は無い)で、東京電力エナジーパートナーの標準メニューと比較して年間で約4万円以上も割高です(30A契約・月300kWh) 詳しくは以下の解説記事を御覧ください。
電気料金プランの比較表
再エネ賦課金とは
四つ葉電力の料金プランの解説
