電気代を合法的に無料にするには
毎月支払う電気代に頭を悩ませている人は少なくありません。では、そんな電気代を「無料」にする方法は無いのか、電力自由化の専門家が詳しく指南します。合法的かつ現実的な方法を紹介します。
目次
電気代0円を実現する方法
では早速、電力自由化の専門家が考えた「電気代を0円にする方法」を紹介します。
まずは節電。だが節電だけでは実現不可能
まず前提となるのが「節電」です。電気をたくさん使いながら無料にするのは難しいです。電気を使う量を減らすことで「電気代無料」を実現しやすくなりますが、もちろん節電だけで電気代を0円にすることは出来ません。
節電した上で、2つの方法をおすすめします。
キャッシュバックを活用する
電力自由化で参入した新電力会社の中には、新規契約に対しAmazonギフト券や電気代の割引などの「入会特典」を用意しているところがあります。
中には電気代がほぼ一か月分「実質無料」になるほどのキャッシュバックや特典を提供している新電力会社もあるので、そうしたキャンペーンを利用することで電気代を実質無料にできます。
ただしそうしたキャンペーンは何度も利用できるものではなく、だいたい1社につき1回だけ適用されます。また、一定期間以上利用しないと適用されない場合もあるので、半永久的にずっと無料で使い続けるのは難しいと言えます。
キャッシュバックキャンペーンについては、以下の記事に最新情報を随時掲載しているので、参考にしてください。
ポイント払いを利用する
新電力会社の中には、「ポイント」で電気代を支払える電力会社があります。
例えば楽天が始めた楽天でんきでは、貯まった楽天スーパーポイントを電気代の支払いに充てることが出来ます。毎月一定額を自動でポイント払いに設定することも可能です。
楽天ポイントがたくさん貯まっている人は、ポイントだけで電気代を支払える場合もあるでしょう。
「基本料金無料」の料金プランも
電気料金が無料というわけではありませんが、毎月掛かる基本料金が「無料」という電気料金プランが多数存在します。
基本料金が高いアンペア数の大きな契約の場合や、空き家や別荘などでは、とてもお得に使える料金プランです。詳しくは以下の記事で解説します。
将来的にはこんな方法も実現するかも
今はまだ実現していませんが、将来的には以下で紹介するような方法で「電気代無料」を実現出来るようになるかもしれません。
情報銀行に使用データを提供すると割引に?
自分の個人情報データを企業などに提供することで、見返りとしてお金やサービスを受けられる「情報銀行」というサービスが2019年に日本で続々と開始する予定です。
一部の電力会社が情報銀行に興味を示しており、実証実験にも参加しています。例えば情報銀行を通じて自宅の電気使用量のデータを提供すると電気代の割引が受けられるといったことが実現するかもしれません。
使用量データだけでは「無料化」は難しいかもしれませんが、例えばスマホの位置情報データなどもっと踏み込んだデータとあわせて提供することで、無料に近づくことが出来る可能性があります。