電気・ガスのセット契約の一覧 メリット・デメリットは?

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ガス・電気のセット割引ってどうなの?


電気とガスのセット割引


 それぞれ自由化され、好きな会社と契約できるようになった電気とガス。全国でも多くの世帯が両方同じ会社と契約する「セット割引」を選んでいます。


 そういったセット割引のメリットやデメリットを解説した上で、セット契約を選べる会社を一覧で紹介します!



ガスとセットにするメリットは?


 まずは電気・ガスをセット契約で「まとめる」メリットを紹介します。


電気・ガスの相性が良い


 セット割引プランで問題になるのが、それぞれのサービスを解約するタイミングの違いです。


 例えば携帯電話と電力のセット割プランを契約した場合を考えてみると、解約・契約変更するタイミングはきっとバラバラですよね。新しいスマホが出た、転勤で引っ越しが必要・・などなど、それぞれ別のタイミングで「見直し」が必要になります。最近は格安SIMへの「転出」もあるでしょう。


 ガスと電気ならその心配が小さいです。引っ越しが必要になった時には、ガスと電力を一緒に解約すればいいのです。様々な「セット割」がありますが、ガスと電力の相性は抜群です。


選択肢を絞りやすい


電気とガスのセット契約は選択肢を絞りやすい


 家庭向けに電気を供給している「新電力」は全国で451社以上。その中から料金やサービスを比較して選ぶのは面倒だ、という人も少なくないでしょう。


 そんな時は、契約しているガス会社に電気の供給を移行すれば、今より光熱費を抑えることができます。選択肢をグッと絞り込むことが出来るという点で便利ですね。


 現在、多くのガス会社(特に都市ガス会社)が自社のガス利用者に向けて、電気も供給しています。中堅以上のガス会社ならまず電気にも参入しているという状況です(一方で大手電力会社のガスへの参入は一部に留まる)


セット契約にするデメリット


 一方でデメリットもあります。


実は節約幅が小さい


 電気は電気、ガスはガスでそれぞれ「安い」会社を別々に選んで契約した方が、セット契約よりも「トータルで」安くなるケースが多いです。


 顕著なのが中部エリアで電気を中部電力から東邦ガスに切り替えて、電気を逆に中部電力から東邦ガスに切り替えた方が標準世帯ではトータルの支払額で中部電力・東邦ガスのセット契約よりもトータルで安くなります。東京電力・東京ガスのエリアなどでも同様です。


 「安くはなる」ものの、とことん安くなるわけではない点には注意が必要です。イメージとしては2人世帯の平均的な使用条件で年間数千円くらい、セット契約の方が割高になるケースが多いです。


ガス・電気セット割の一覧


 メリット・デメリットをご理解いただいた上で、電気・ガスをセット契約できる会社を一覧で紹介します。他の新電力等と比較した「おトク度」もあわせて掲載します。


ガス会社系


 まずはガス会社が提供する「セット契約」から紹介します。主要な会社を抜粋して紹介するので、中堅以下のところは料金シミュレーションなどでご確認ください。


提供エリア 会社名 おトク度
北海道 北海道ガス
関東 東京ガス
関東・中部 ニチガス
関東 中央セントラルガス
中部 東邦ガス
静岡周辺 静岡ガス
近畿 大阪ガス
広島 広島ガス
九州 西部ガス

 ガス会社の電気は、他の新電力と比べるとややお得感が薄いところが多いです(東京ガスは上位のお得率です) また、ガス料金は現在と変わらないため、トータルで見てややインパクトが小さいですね。


電力会社系


 続いて、電力会社系を紹介します。大手電力会社の中でも、以下の4社のみが都市ガスにも参入して「セット契約」を提供しています。


提供エリア 会社名 おトク度
北海道ガス地区 北海道電力
東京ガス地区 東京電力
東邦ガス地区 中部電力
大阪ガス地区 関西電力
西部ガス地区 九州電力

 九州電力はガスをとても安い値段で提供している一方、ガスのみの契約を受け付けていません。それぞれ別の会社と契約することが出来ないため、九電にまとめるのが「最安値級」となる世帯が多いです。


 その他の会社では、上でも紹介したように電気・ガスを別々の会社と契約した方が「圧倒的に」お得になるケースが多いです。


その他


 ガス会社・電力会社以外で電気・ガス両方手がけている会社を紹介します。


提供エリア 会社名 おトク度
東京ガス地区 ENEOS
東京ガス地区 HTBエナジー
ただし一人世帯のみ
二人以上では微妙



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