ソフトバンクでんきのメリット・デメリット

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ソフトバンクでんき(おうちでんき)の概要


運営会社 ソフトバンク 電力調達 SBパワー(子会社)
供給エリア 東北、北陸、九州のぞく 契約条件 特に無し

ソフトバンクでんきの特徴


 ソフトバンクが主にスマホやネット契約者向けに提供しているのがソフトバンクでんきの「おうちでんき」です。ソフトバンクでんきはおうちでんきの他にも自然でんきなどを展開していますが、こちらには通信サービスとのセット割引はありません。


 この記事ではソフトバンクでんき「おうちでんき」のメリット・デメリットを、2024年秋の料金改定をふまえた最新情報をもとに解説します。見落としがちな注意点もあります。


公式サイト

料金プランとサービスの解説


乗り換えでいくらお得になる?


 乗り換えで、電気料金がどれくらい安くなるのか。世帯人数別の平均使用条件で大手電力の標準メニューと電気代を比較します。


シュミレーション条件
お得率と年間節約額
1人
20A / 月170kWh
2人
30A / 月348kWh
3人
40A / 月391kWh
4人
50A / 月437kWh
北海道電力エリア
おうちでんき
-1320円 -1320円 -1320円 -1320円
東京電力エリア
おうちでんき
-1320円 -1320円 -1320円 -1320円
中部電力エリア
おうちでんき
-1792円 -2365円 -2515円 -2675円
中国電力エリア
おうちでんき
-1320円 -1320円 -1320円 -1320円
四国電力エリア
おうちでんき
-1320円 -1320円 -1320円 -1320円
沖縄電力エリア
おうちでんき
-1320円 -1320円 -1320円 -1320円

 当サイトの試算には1回線分のセット割引き月110円を含めています。3年目以降は割引額が半減する点には注意してください。


 一人暮らし世帯でソフトバンクの通信回線を契約している場合は、他の新電力と比較しても競争力がある料金水準です。1人暮らしで通信回線が2回線以上あるとかなりお得です。


 なお、2024年10月以前にソフトバンクでんきを申し込んで利用している場合、一部地域では料金高騰リスクがある市場連動型の料金プランとなっています。2024年11月以降の申込み分については市場連動ではないため、安心して利用できます。市場連動型プランの利用は推奨しません。


公式サイト

セット割引は?


 前述のように、ソフトバンクの通信回線の契約があると毎月の料金が割引になります。対象サービスは以下のとおり。



 1回線につき毎月110円の割引が適用されます。例えばソフトバンクのiPhoneと、自宅でSoftbank光を契約している場合は月220円の割引です。2人以上の世帯ではこの割引を加味しても他の多くの新電力会社の方がお得ですが、一人暮らし世帯では1回線でもお得です。


 ただし、「1回線月110円」の割引は当初2年間のみです。3年目以降は割引額が月55円に半減します。


ソフトバンクショップ


解約時の違約金は?


 解約する際に550円解約事務手数料が発生します。これは契約期間などに関係無く掛かるので注意してください。
 加えて、東京電力エリアでは2年以内に解約すると5000円の解約事務手数料が発生します。


 また、「初月無料」キャンペーンの適用を受けた場合、1年未満で解約すると3000円の違約金が発生します。これは「解約事務手数料」とは別途発生するので注意してください。


支払い方法は?


 口座振替とクレジットカード払いに対応しています。
 通信回線とセット契約にする場合は、通信料金と一緒にまとめて支払うことが可能です。


 PayPayカード ゴールド(年会費11000円)でおうちでんきの電気代を通信料と一緒に支払うと、約3%相当のポイント還元があります(電気だけで契約、支払う場合は約1.5%還元 いずれも消費税額分をポイント対象から除く)


最新のキャンペーン情報


 地域によって異なるキャンペーンを実施しています。


エリア(各電力管内) キャンペーン内容
北海道・中部・中国
四国・沖縄電力管内
電気代初月無料

 個人・新規契約が対象です。1年未満で解約した場合、3000円の違約金が発生する点には注意してください。


 当サイトの試算には割引・キャッシュバック分は含めていません。


公式サイト

ソフトバンクでんきの評価


 


一人暮らし世帯ではお得。


 前半でも触れたように、ソフトバンクでんきは電気料金自体は大手電力会社とほぼ変わりません。月110円(1回線につき、当初2年間)のセット割引が契約するメリットと言えます。


 2人以上の世帯では、電気料金だけで月数百円以上安くなる新電力会社が数多く存在します。したがってセット割引を加味しても、ほかにもっと安くなる選択肢はいくらでもあると言えます。


 一方、一人暮らし世帯では分母となるもともとの電気代が安いため、月110円の割引が効果を発揮します。特に20A以下の契約では最安値水準と言えます。


解約事務手数料に注意


 ソフトバンクでんきを解約する際に、「いつでも」解約事務手数料が550円発生します。他の新電力会社では「1年契約すれば違約金・手数料無し」といった条件のところが多いですが、ソフトバンクでんきは何年契約しても手数料が掛かるので注意が必要です。東京電力エリアでは2年未満で解約すると更に5000円の解約事務手数料が発生します。


 加えて「初月無料」キャンペーンの適用を受けた場合、1年未満で解約すると3000円の解約金もあわせて発生するので注意してください。


公式サイト

環境面・エコ


 ソフトバンク子会社のSBパワーが電気を供給します。SBパワーはおうちでんきの電源構成を公表していないため、内訳は不明です。


 環境省が公表したSBパワーのCO2排出量は1kWhあたり511g(2022年度実績)と、新電力会社の中では平均的と言える水準です。


2024年10月以前からの契約者は料金高騰に注意


 ソフトバンクでんきは2024年10月以前までに申込みを受付けていた料金プランについて、東北・東京・関西・九州電力エリア向けの一部で市場連動型プランを採用しています。


 市場連動型プランでは、「電力取引価格」に連動して電気代の単価が30分単位で絶えず変動します。電力取引価格が高くなると電気代が高くなり、下がると電気代も安くなります。


 電力取引価格はしばしば暴騰することがあり、そのようなタイミングではソフトバンクでんきの電気代が「高額」になる恐れがあります。過去の高騰時を例にすると、大手電力標準メニューの1.5倍あるいは2倍以上の電気代になるケースもあります。


 リスクが大きいため、このような市場連動型プランの利用は推奨しません。対象プランをお使いの方には今すぐ解約することを強く推奨します。他社のプランも含め市場連動型プランの利用は推奨しません。


公式サイト



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