電力の「セット割引」の落とし穴・デメリット

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セット割引の落とし穴とは?


セット割引の落とし穴  電力を単体で契約するのではなく、ガスや携帯電話などと一緒に契約することで割安の料金プランが使える「セット割引」 一見するとお得に見える魅力的なプランですが、契約して数年経たないと気づかない「落とし穴」がある場合があります。場合によってセット割引プランを利用しない方がお得になることもあります!



「光+携帯電話」では既に問題視 厳しい違約金


 2015年2月にNTTの光ファイバーの卸売が解禁され、「ドコモ光」や「ソフトバンク光」といった、「家のネットとケータイ」をセットで契約することで割安になる料金プランが登場しました。光とケータイを別々に契約するよりはお得になる、魅力的なプランではあります。


セット割引で大損する可能性も


 しかし、ここに落とし穴があるのです。
 実はこうしたプラン、2年毎に来る「更新月」に解約を申し出ないと、違約金が発生するのです。2年以上使えばいつでも解約できる、ということではなくて例えば「2018年7月」が更新月だとしたら、「2018年10月」に解約する場合でも、違約金が発生するのです。


 しかも、光とケータイそれぞれで違約金を請求される場合もあり、他社に乗り換えようとすると二重の違約金を請求される場合もあるようです(毎日新聞2015年6月30日『<通信セット販売>顧客を囲い込む「六重殺」のワナとは』より)


 電力のセット割引に関しても、同様の問題があるので注意が必要です。


乗り換えないから大丈夫?


 一度契約したら、乗り換えることなんかないから大丈夫だよ!と思う人もいるかもしれません。


 電力はともかく、光やケータイの料金プランの進歩は非常に速いです。今はLTEが主流ですが、2020年には光回線より速い「5G」が実用化されるといいます。5Gが登場すれば、それにあった料金プランが登場することは間違いないですし、LTEの料金は5G登場に向けて値下がりしていくはずです。また、格安スマホの普及も急速に進んでいます。


 「セット割引」に加入した時点ではその料金プランが「お得」であっても、数年後にはその料金プランが「割高」になっている、という可能性は小さくないのです。


実はセット割引のある新電力は「割高」


 更に大きな落とし穴は、セット割引を用意しているほとんどの新電力は、電気料金だけで割安になる新電力と比べて「トータルで割高」であることが多い点です。


 当サイトの料金比較を見れば一目瞭然ですが、お得上位の新電力はほとんどが「電気のみ」で契約できる会社です。セット割引のある会社は、セット割引を含めて勘定しても太刀打ちできません。


メリットも「あるにはある」が・・


 電力のセット割引・セット契約にはメリットもあるものの、大きなデメリットや落とし穴があります。契約する際は一層注意してください。


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