オール電化の基本料金が高い場合の対処方法

広告

オール電化の基本料金が高い場合の対処方法


 場合によっては基本料金だけで毎月2千円、あるいは3千円以上になる場合もあるオール電化住宅。高い基本料金をすぐに年4千円以上削減できる方法を紹介します。



基本料金が高くなりやすいオール電化住宅


 オール電化住宅には、非オール電化住宅と比較して基本料金がどうしても高くなりやすい理由があります。


 オール電化住宅では電気を使う機器が多くなります。IHコンロやエコキュート、電気温水器などは非オール電化住宅ではあまり使われない電化製品です。


IHコンロ

IHコンロだけで20A=2KVaほどの容量が必要

 特にエコキュートや電気温水器は大量の電気を一度に使用するため、それにそなえて電気の「契約容量」を大きくしておく必要があります。契約容量が足りないとブレーカーが落ちてしまうため、余裕をもたせて契約するのが一般的です。


 電気の基本料金は、基本料金の単価×契約容量(AもしくはKVa)で計算されるため、契約容量が大きくなる分、基本料金が高くなります。


オール電化の基本料金を安くする方法


 基本料金が高くなりやすい原因をふまえて、削減する方法を紹介します。


基本料金が安いプランに切り替える


昭和シェル石油のガソリンスタンド


 出光でんきは大手電力会社のオール電化プランと比較して、基本料金が安く設定された「オール電化プラン」を提供しています。電力量料金(使用量に応じて課金される部分)は大手電力と同額です。


 ただし北海道・北陸・関西・四国電力の4エリアでは、大手電力のオール電化プランで「割引」が適用されるケースがあり、その割引が出光には無いため大手電力の方が安いケースがあります。割引の適用状況に注意してください。北海道・北陸・関西・四国電力ではないエリアでは特に問題は無いです。


 ガソリンスタンドでの給油がリッター2円割引になる特典もあるのでマイカーを持っている場合は更にお得です。解約時の違約金もありません。


 2024年11月30日までにウェブから申込むと、2025年3月分の電気代が最大3000円引きになるキャンペーンを実施しています。当サイトの試算にはこの値引きは含めていません。


 25年3月までに解約すると割引を受けられない点と、当月の電気代が3000円を下回る場合は割引額が3000円に満たない場合がある(繰越はできない)点に注意してください。


公式サイト

契約容量を小さくする


 これまでに一度もブレーカーが落ちたことが無い場合は、検討してください。現在の契約容量でブレーカーが落ちたことがある場合は見送った方がいいです。


 上でも説明したように、電気の基本料金は契約容量(A、もしくはKVa)が小さくなれば安くなります。契約容量を小さくすることで、基本料金が安くなります。10Aもしくは1KVa下げるだけで月に250円前後、年間で3千円安くなります。※古いプランの場合は容量を下げても基本料金が変わらない場合もある


ブレーカーの契約容量が大きくなるオール電化住宅

オール電化は契約容量が大きくなる

 注意点としては、契約容量の変更は多くの場合「無料」で出来るものの、年1回程度しか対応してもらうことが出来ません。大幅に容量を下げてしまうと、1年にわたり不便を強いられることになりかねないので、少しずつ下げるのがおすすめです。真冬にブレーカーが落ちなければ、その契約容量で大丈夫なのでもう1段階(10A or 1KVa)下げても良いと判断できます。


 オール電化でなくともよくある話ですが、新築時には契約容量に余裕を持たせて設定するのが一般的です。ブレーカーが落ちてしまうとクレームに繋がりやすいので、電気工事会社側でギリギリの容量を設定することは無いといってもよいでしょう。削減しても問題無いケースは多々あります。




関連記事

地域別 電気料金比較表

電気料金比較シュミレーション

電力自由化Q&A

項目別おすすめ

人気の電力会社