二人暮らし・オール電化住宅の電気代が安くなる電力会社
オール電化住宅で二人暮しをしている世帯の電気代が安くなる、おすすめの電力会社を紹介します。2人暮らしの特性をふまえて、最適な料金プランを提案します。
目次
オール電化の電気代の平均は月1.3万円
まずはオール電化での二人暮らし世帯の平均の電気料金のデータを紹介します(出典:関西電力)
世帯人数 | 電気代(月) |
---|---|
1人 | 10751円 |
2人 | 12904円 |
3人 | 14454円 |
4人以上 | 14914円 |
オール電化住宅での二人暮らしの平均の電気代は月に約1.3万円です。高く感じるかもしれませんが、オール電化住宅ではガス代が掛からないため光熱費合計としては非オール電化住宅と比べて安くなる場合もあります。
オール電化の電気代が安くなる電力会社
「平均」のデータをふまえて、オール電化住宅の二人暮らし世帯の電気代が安くなるおすすめの電力会社・料金メニューを紹介します。
関東ではCDエナジー
東京電力エリアのオール電化住宅では、CDエナジーのオール電化プラン「スマートでんき」がおすすめです。
基本料金単価、電力量料金単価ともに東電のオール電化プラン(スマートライフS・L)と同額で、ポイント還元の1%分、電気代が安くなります。燃料費調整も東電のスマートライフと同額の設定です。
初期費用や解約違約金もありません。CDエナジーは大阪ガスと中部電力が共同で設立した新電力会社です。

初期費用・解約金なし
東北・中部・中国・九州では出光でんき
全国(沖縄・離島除く)に対応しているオール電化プランです。
各地域の大手電力会社の現行のオール電化プランと電力量料金の単価が同水準に、基本料金が割安に設定されている料金体系です。基本料金が安くなる分、電気代が安くなります。解約時の違約金発生などもありません。
大手電力会社の現行のオール電化プランから切り替えると、平均的なオール電化住宅で年間1000〜1500円程度安くなります。オール電化プランとしては最安水準といえる料金プランです。
また、出光・シェルのガソリンスタンドでの給油が2円/L引き(月100Lまで)になる特典も付いているのでマイカーをお持ちの場合は更におトクになります。
公式サイトからの申し込みで、電気代が最大3000円割引になるキャンペーンを2025年3月31日まで実施しています。2025年7月分の電気代から3000円が値引きされます。割引額は繰越しできません。当サイトの試算には割引額を含めていません。

北海道・北陸・関西・四国では大手電力が無難
こちらの4地域では新電力のオール電化プランが大手電力各社のオール電化プランより高くなるケースが多いです。したがって大手電力各社のオール電化プランの利用を推奨します。
料金単価の比較では大手電力各社のオール電化プランよりも出光でんきなどのオール電化プランの方が安いですが、大手電力各社のオール電化プランには独自の「割引」が適用され電気代の値引きが入ります。こうした値引きが新電力のオール電化プランには基本的に無いため、新電力の方が割高になりがちです。
割引の適用条件によっては、出光でんきのオール電化プランがこれらの地域でもお得に利用出来るケースがあります。気になる方は慎重に検討してください。大手電力各社では以下の割引が適用される場合があります。
- 北海道電力 暖房融雪割引額
- 北陸電力 節電割引額
- 関西電力 電化割引
- 四国電力 IH割、エコキュート割、でんか割

過去のオール電化プランからの切り替えは
現在は新規契約が出来ない大手電力会社の「過去の」オール電化プランからの切り替えについて解説します。
過去のオール電化プランとは?
そもそも過去のオール電化とは何か、具体的なプラン名を指摘します。
- 北海道電力 ドリーム8
- 東北電力 ピークシフト季節別時間帯別電灯
- 東京電力 電化上手
- 中部電力 Eライフプラン
- 北陸電力 エルフナイト
- 関西電力 はぴeタイム
- 中国電力 ファミリータイム
- 四国電力 季節別時間帯別電灯
- 九州電力 季節別電灯
これらのプランは現在は新規契約を終了しており、以前から契約している人だけが継続して利用できるプランです。一度解約すると再契約はできません。
過去のオール電化プランは、現行のオール電化プランと比べて電気料金が割安です(特に深夜帯) 原発が稼働していた時代に、深夜電力が余っていたことを反映して組まれた料金プランで、多くの原発が稼働を停止している現在の情勢と乖離した料金体系が取られています。
これらのプランから上で紹介した深夜電力のオール電化プランに切り替えた場合、電気代が大幅に割高となるケースが少なくないため注意してください。