蓄電池があるとお得に使える電力会社・料金プラン
災害対策などを目的として、日本でも蓄電池を導入する家庭が少しずつ増えてきました。蓄電池を設置している家庭でお得に使える電力会社や電気料金プランを紹介します。
目次
選び方のポイント
蓄電池がある家庭で電気料金プランを選ぶ際の注意点やポイントを紹介します。
電気を購入する時間帯に偏りがある
蓄電池を設置している家庭で注意が必要なのが、電気を「購入」する時間帯が一般家庭とは異なる点です。
蓄電池が無い一般家庭では、人の活動にあわせて朝から夜にかけてが使用量のピークになります。しかし蓄電池や太陽光発電を設置している場合には、人の活動と電気の使用量(電力会社からの購入量)は必ずしも比例しない場合があります。
一日中同じ料金単価のプランを選べば、そのあたりの問題は特に気にする必要はありません。ですが朝〜夜の時間帯の購入量が少ない場合は、時間帯によって料金単価が変わるプランを選んだほうがお得になる場合もあります。まずは自宅の電気の購入状況をチェックしましょう。
多くの新電力では、ウェブから自宅の時間帯別の電気使用量を確認できる「見える化」サービスを無料で提供しているので、これを参考にしてください。
契約容量は小さくない
蓄電池のみを設置している場合や、太陽光発電と組み合わせている場合も、電気の「契約容量」は一般家庭と変わらないことが多いです。契約容量が大きい場合、電気の基本料金が高くなります。
反面、特に太陽光発電と併用している場合は電力会社から購入する電気の量が一般家庭と比べて少ないです。
一般家庭と比べて、電気料金に占める「基本料金」の割合が大きいことにも注目しましょう。
オール電化の場合は要注意
蓄電池を導入している家庭は「オール電化」住宅が少なくないと思います。その場合、現在利用しているのは電気料金プランは大手電力会社のオール電化用プランでしょう。
オール電化用プランを利用している場合、新電力のプランに切り替えると電気代が今よりも大幅に割高になることが多いです。下で紹介するおすすめの料金プランも、オール電化プランからの切り替えだと割高になるケースが多いので注意してください。
蓄電池を設置している家庭におすすめの料金プラン
以上の点をふまえ、蓄電池を設置している家庭におすすめの電気料金プランを紹介します。
親指でんき
親指でんきの「いいねプラン」は基本料金0円という料金体系です。電気料金に占める基本料金の割合が大きくなりがちな太陽光発電設置住宅に最適な料金プランと言えます。戸建住宅の平均的な使用条件(50A契約・月437kWh)で大手電力の標準メニューと料金を比較します。
エリア | 削減率・年間削減額 |
---|---|
北海道電力エリア | -5.2% -9286円 |
東北電力エリア | -1.7% -2572円 |
東京電力エリア | -1.4% -2213円 |
中部電力エリア | +0% +106円 |
北陸電力エリア | +6.4% +8040円 |
関西電力エリア | +1.0% +1322円 |
中国電力エリア | +0.7% +892円 |
四国電力エリア | +0.7% +1042円 |
九州電力エリア | -1.8% -2417円 |
初期費用や解約違約金の発生もありません。
オール電化住宅では
太陽光発電を設置している住宅では、オール電化を導入している場合が多いでしょう。オール電化住宅では「必ず」オール電化プランとされている料金プランを契約してください。
新電力のオール電化プランの中には、大手電力のオール電化プランよりも明らかに割高になる料金設定のプランも少なくないので注意が必要です。割安な料金プランは以下のページで詳しく解説しているので、こちらを参考にしてください。