452社を見た私が解説する新電力の「融雪用電力」
雪国の家計に大きな負担となる融雪用電力。この電気代を削減すべく、融雪用電力を安い電力会社に切り替えたいと考える方も多いです。新電力の融雪用電力を、452社の料金メニューを見た私が解説します。
目次
結論:新電力に融雪用電力は見当たらない
新電力の融雪用電力プラン事情を解説します。
新電力で融雪用電力を見たことが無い

私は2015年末から452社を超える電力会社の料金メニューに目を通していますが、大手電力会社以外で融雪用電力を公式サイト上の料金メニュー紹介ページに載せている会社を見たことがないです。したがって、新電力には融雪用電力プランが無いと認識しています。
融雪用電力を提供していそうな北海道ガスやいちたかガスワン(北海道)にも融雪用電力プランはありません。ちなみに北海道ガスはガスの方で融雪設備用の料金メニューを提供していますが、電気では提供していません。
新電力に融雪用電力が無い理由は
なぜ新電力には融雪用電力メニューが無いのか。
融雪用電力は雪国の生活を支えるため、割安な料金設定で大手電力各社が提供してきました。冬の間、安定して一定の電気を使ってもらえる(使用量の大きな増減が少ない)ことも相まって、通常よりも割安な料金水準で提供されています。
ですが電力小売自由化により「公共サービス」として提供していく義務が薄れていることや、あるいは原発が稼働を縮小したことで特に深夜に安価な電力を調達しづらくなったことで、融雪用電力を安価な料金で提供することが難しくなっています。大手電力各社でも融雪用電力の新規受付を停止したり、割引を縮小するなどして料金を値上げする傾向が強まっています。
融雪用電力の電気代を節約するには?
では、融雪用電力の電気代を節約するにはどうすべきか。解説します。
融雪用電力以外の部分で電力会社を乗り換え
残念ながら融雪用電力の契約で電気代を削減することは難しいので、融雪用設備用ではない部分で割安な電気料金メニューに切替えることで、電気代を節約することをおすすめします。
地域によっては戸建て住宅の平均的な使用量で年間数万円も大手電力の標準メニューより割安になる料金メニューも登場しています。
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融雪設備の利用を抑制する
電気料金プランの契約状況や、設備の機能によって難しい場合もありますが融雪用設備の利用を抑制することで電気代の削減が可能です。
具体的には降雪が無い時はスイッチを切るなどの対応を行うことです。また、雪を溶かすには多くのエネルギーを必要とするのでロードヒーティングの境界線付近に雪を積みっぱなしにしないことも有効です。
電気式にこだわるのであれば、設備を更新する際にヒートポンプ式の導入を検討してください。ヒートポンプはエアコンと同じ仕組みで、ヒーター式よりも大幅に省エネです。初期費用は高くなるものの、電気式の削減でトータルコストとしては安く済むこともあります。
電気料金プランの比較表
