低圧電力(動力プラン)の深夜電力プラン

低圧電力(動力プラン)の夜間電力プランを解説します


 夜間の利用がメインの低圧電力契約(動力プラン)では、深夜電力プランを契約した方が電気料金が安くなると考えられます。では、電力自由化で参入した新電力に動力プランの深夜割引はあるのか300社以上を調査した上で詳しく解説します。



低圧電力(動力プラン)の夜間電力の現状


 全国の300以上の新電力会社の料金プランを日々調査している私が、動力プランの夜間電力プランについて解説します。


大手電力には設定無し


 まず、東京電力を始めとする大手電力10社については動力プラン(低圧電力)について深夜の料金単価を割り引く料金プランを導入している例はありません。


 夏季と「その他」の年間で2つの料金単価が適用される料金プランのみで、時間帯によって料金単価が変動する低圧電力プランは無いと言える状況にあります(北海道は年間通じて同一の料金単価)


新電力会社にも該当無し


 私は全国300社以上の新電力会社の料金プランをチェックしていますが、その中で時間帯によって料金単価が変わる低圧電力(動力プラン)を提供しているところは見たことが無いです。


 いずれも大手電力会社に倣って夏季・その他季節と年間で料金単価が変わる料金プランのみで、深夜割引のようなサービスを導入しているところは心当たりがありません。


 大手電力会社、そして電力自由化で参入した新電力会社についても動力プランに深夜料金を設けていないことから、動力プランについて深夜料金プランを選ぶことは出来ないと言えます。


夜間電力プランが無い理由は?


 なぜ動力プランに深夜料金プランが無いのか、その理由として低圧電力の料金設定が考えられます。


 大手電力各社の「低圧電力」の電力量料金がもともと安価に設定されています。
 例えば東京電力エナジーパートナーの「低圧電力」と「従量電灯」を比較すると以下のとおり低圧電力の料金単価が安く設定されていることが分かります。


低圧電力(動力) 従量電灯
1〜120kWh 17.37円/kWh(夏)
15.80円/kWh(他)
19.88円/kWh
121〜300 26.48円/kWh
301〜 30.57円/kWh

 もともとの料金単価が安いため、新電力会社の料金プランも大手電力会社と同じ料金単価を採用しているところも少なくありません(一方、基本料金を大幅に安くしている新電力が多い)


 また、新電力会社の中にはそもそも低圧電力(動力プラン)を提供していないところも多く、市場として盛り上がりに欠ける点も要因として考えられます。


夜間電力でなくとも電気代を削減することは可能


 動力プランに深夜割引はありませんが、電気料金プランの切り替えで電気代を削減出来る場合もあります。


基本料金が40%以上安くなるプランも


 電力自由化で参入した新電力会社の中には、大手電力会社の「低圧電力」よりも基本料金を40%前後割り引いた料金プランを提供しているところもあります。


 そのような料金プランを選ぶことで、低圧電力の電気代を削減することが可能です。例えば小規模マンションのエレベーター用の電力の場合、電気代が10%以上安くなります(3kW、月85kWh 東電エリア) 使用条件によっては電気代全体で数十パーセントの削減になる場合もあります。


 電気料金プランの比較は以下の記事で。




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