- 文:管理人石井 2022年1月24日更新
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三相200Vの基本料金を下げるには
エアコンやエレベーター、ポンプや冷蔵庫など様々な用途で使われる三相200Vの電気ですが、この基本料金が高いという声は少なくありません。三相200Vの基本料金を大幅に安くする方法を紹介します。
目次
三相200Vの基本料金の計算方法
まずは三相200Vの電力の基本料金の計算方法を見てみましょう。
三相200V用に契約する「低圧電力」(動力プラン)の基本料金は、契約容量と基本料金単価によって計算されます(更に「力率」を掛けて割増・割引を行う電力会社も多い)
例えば契約容量が10kwの場合、北海道電力「低圧電力」の料金単価は1263.6円なので、10×1263.6=12636円となります。
三相200Vの基本料金を下げるには、契約容量と基本料金単価を下げる必要があります。
三相200Vの基本料金を劇的に下げる方法
計算方法をふまえて、基本料金を下げる方法を解説します。
電力会社を切り替える
2016年から三相200Vで使用する低圧電力についても、電力会社を自由に変更することが可能となりました。様々な電力会社が新規参入して色々な料金プランを投入しています。
中には大手電力会社の「低圧電力」プランと比べて、基本料金の単価を半額近い価格に設定している新電力会社もあり、そうした料金プランを選ぶことで基本料金の削減が可能です。
手続きはネットで5分もあれば完了します。手数料などは掛かりませんし、工事なども基本的には必要ありません。これまでと同じ経路で電気が届くため、停電などのリスクも変わらないので、特にデメリットやリスクは無いと言えます。
電子ブレーカーの導入
「契約容量」を下げるアプローチです。場合によっては契約容量を半分に下げることが出来るため、基本料金を安くすることができます。
設置にあたっては月々支払うリース料や、取付工事が必要となります。それらを加味すると必ず節約メリットがあると言えるわけではない点には注意が必要です。おおむね、契約容量が10kW以上の場合にメリットがあると言われています。我が家でも機械式駐車場に導入して契約容量が半分以下になりました。
基本料金が安い電力会社の一覧
基本料金が安い新電力会社を紹介します。
サステナブルエナジー
サステナブルエナジーの「低圧電力」は、大手電力会社の低圧電力と比べて基本料金が安く設定されています。削減幅は地域により異なりますが、6.9〜24.4%安い料金設定です。
他社では基本料金が安くなる代わりに、電力量料金単価が大手電力より割高に設定されている例が多いですが、サステナブルエナジーは電力量料金の部分は大手電力と同水準なので使用量に関係なく「安くなる」料金プランと言えます。
従量電灯も安くなります
多くの場合、三相200Vの他に従量電灯の契約もあると思います。従量電灯の契約についても、やはり電気料金プランを見直すことで、節約が可能です。例えば50A契約で月437kWhの電気を使用している場合、北海道電力からLooopでんきに切り替えることで年間21841円の節約になります。
三相200Vの契約とは別の電力会社と契約することも可能ですし、それぞれ安くなる会社と契約すると節約効果がより大きくなることが多いです。
条件によって安くなる電力会社が変わるので、当サイトの電気料金比較シミュレーションで確認してください。