- 文:管理人石井
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動力の電気代を安くする方法を紹介します
毎月掛かる動力(低圧動力)の電気代。私も電力自由化の専門家としてメディア取材を受ける傍ら、本業で不動産仲介業を営んでおり、エレベーターや機械式駐車場で動力の電気代を支払っています。この動力の電気代を安くする方法を、私の実体験を交えながら解説します。
目次
動力の電気代を削減する鍵は「基本料金」
動力の電気代を安くする鍵は「基本料金」にあります。
請求額に占める基本料金のウェイトが大きい
動力は電灯契約と比較して、電気料金全体に占める「基本料金」のウェイトが大きいケースが多いです。
例えば我が家の小規模マンションのエレベーターのケースでは、請求額の内7割が基本料金です。この部分を削減することで電気代全体を削減することが出来ます。
動力の電気代を削減する3つの方法
以上をふまえて、動力の電気代を安くする方法を指南します。
電力会社を乗り換える
2016年の電力自由化により、動力の契約も新規参入の新電力会社に契約変更が可能となりました。電灯契約とは別々の電力会社と契約することも可能です。
契約を変更しても停電が増えることはありませんし、災害時の復旧も変わりません。また、多くの新電力では契約する際の費用なども一切発生しません(一部、契約事務手数料が発生する会社もある)
中には基本料金が大手電力会社と比較して40%以上安い料金プランもあり、基本料金を大幅に削減することが可能です。以下の記事で地域ごとに料金プランを紹介しています。
電子ブレーカーを導入する
導入には費用や工事が必要となる点、また必ずしも導入して節約になるわけではない点には注意が必要ですが、基本料金を大幅に節約出来る方法です。我が家でも機械式駐車場に導入し、10kW程度の契約を5kWまで削減することが出来ました(30台規模)
通常のブレーカーとは異なり、電流をコンピューター制御してJIS規格で定められた許容範囲までの電流を流す仕組みです。瞬間的に大きな電流が流れても遮断しないため、契約容量を大きく削減することができ、基本料金が安くなります。
概ね10kW以上で契約している場合に導入メリットがあるとされています。導入にあたっては電子ブレーカーのリース料などが必要になるので、それらを総合的に判断して検討してください。契約容量が大きく下がりますが、我が家の機械式駐車場では特にトラブルなどは起きていません。
電子ブレーカーの大手企業を紹介します。
節電で電力使用量を減らす
基本料金に加えて電気を使用するごとに掛かる従量料金を削減することも必要です。
とはいえ特にマンションのエレベーターや機械式駐車場のように、「節電」をすることが難しいケースも少なくないでしょう。電気の使用量を減らすのは簡単なことではありません。
新電力の中には基本料金だけでなく、従量料金の単価が安い料金プランを提示しているところもあるので、使用量が多い場合は従量料金が安い料金プランに乗り換えるのがおすすめです。